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「なんだ⁉てめぇ‼お前の客なんぞに興味はねぇ‼」
「店のルールも知らずに人の客に手ぇ出すな‼」
「店のルールを分かってねぇのはお前だろ‼
めんどくせぇから確認してやるから待ってろ!」
と、お客様がいらっしゃるホールへ飛び出した私は、
「おい‼この店はいつから永久指名なんだ⁉フリーのお客様と飯も行けねぇのか⁉」
巻き舌で大声で叫んでしまった。
あとから、彼女も付いてきて、また胸倉をつかまれた。
店長や黒服が止めに入り、宥められ、二人ともその日は早々に帰らされた。
お店が終わるころにママから電話。
「貴方は間違ってないわ。堂々とお店のNO.1としてこれからも頑張ってほしいけど、ホールでやっちゃったことはダメね。ほんとじゃじゃ馬ねあなたは、ウフフ」
「すいません。」
「もともと色々他の子とも揉め事多いから。ただ首にはしないわよ。貴方のよきライバルになれたらいいわね。貴方は1週間お店を休みなさい。
1週間もすればお客様も忘れてくれるでしょう。」
「同伴してくださったお客様はどうでしょうか。」
「心配いらないわ。運よくあなた達が暴れる前にお帰りになったから。」
「ありがとうございます。」
1週間後、出勤すると女の子たちから色々と話を聞かせてくれた。
大立ち回りはビックリした。
もともと怜奈が入るまでトップでいたのに、あっという間に抜かれたから、
気に入らなかったんだわ。
裏でものすごい悪口言ってたからねぇ。
などなど色んな話が聞けた。
仕事で負けたからって訳のわからない言いがかりで、文句を言われても・・・
悔しいなら、もっとお客様に好かれるようにすればいい。こういうのが大嫌い。




