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学べ

更新遅れてるのは繁忙期だからです。

すみません。

「さ、これから彼らは彼らの世界に入ってしまうし、勉強を始めよう、ついでだオウカちゃんもどうだい?」


「よろしくお願いします」


 オウカは黙って二人の会話を聞いていたが正直リュウキと同じだった。

 自分でもあそこまで兄との差があるとは思いもよらなかったからだ。


「うんうん、オーケーオーケー、それじゃまず烈刃流、瞬刃流それから無音流について話そうかな」


 デイダラが話始めると二人が集中するのを感じて嬉しくなる。


「デイダラさん」


 リュウキはデイダラの話が始まってすぐに口を挟む。


「ん?どうしたんリュウ君」


「さっきデイダラさんは兄さんとテンゼンさんはテンゼンさんの方が実力は少し上だと言いました」


「ああ、いったね」


「なら何故兄さん達はあんなにもすぐに決着がついたんですか?それも兄さんの勝利で」


「たしかに真っ当な疑問だ、何故テンゼンにジンが勝ったのかそれはね」


 デイダラはためを作って勿体ぶると結論を言う。


「相性さ」


 なんとも身も蓋もない答えにリュウキとオウカはポカンとする。


「相性ですか?」


 なんとかリュウキがそう返すとデイダラは頷いてから説明する。


「そう、相性だね。君たちジャンケンは知ってるかな?」


「はい」


 リュウキとオウカは同時に頷く。


「烈刃流がグーだとするなら瞬刃流はパーなのさ」


「つまり勝てないと言うことですか?」


 デイダラの説明にオウカはそう返す。


「ん〜難しいんだけど刀を持った状態かつ、正面からなら瞬刃流は烈刃にも無音にも負けないだろうね」


「そこまでですか?」


「瞬刃流は自分の体を刀として突き詰めた流派だ、刀を持たれちゃ勝ち目はない」


「それでは瞬刃流が最強なのでは?」


「たしかに刀を持ち続ける瞬刃流は最強だ、だが持ち続けることができればね」


 なにか含みのある言い方をしたデイダラにリュウキはヤキモキする、だがグッと我慢して先の説明をまった。


「瞬刃流が己が身体を刀として使う流派なら烈刃流は己が刀を身体として扱う流派なのさ」


 デイダラの説明にクエスチョンマークを浮かべるオウカとは違いリュウキは理解した。


「つまり烈刃流は刀を自分の体の一部として使うと言うことですか?」


「その通り、理解が早いねリュウ君、烈刃流は自分の身体をどう使うかを突き詰めた流派ということだ」


「なるほど、でも瞬刃流には勝てないということですか?」


「そうでさっきの話だね、刀を持っていれば刀をなくしてしまえばいいつまり瞬刃流と戦う時烈刃流が狙うのは刀のみ、刀さえ手から離れれば烈刃は負けない。だからさっきの試合テンゼンはずっとジン君の刀を狙っていた」


「なんというか不利ではありませんか?」


「たしかに不利に見えるが烈刃はそういう技が多い、勘違いしている人も多いから言うけど烈刃は力の流派ではない豪の剣と言われているが実際は技の剣なのさ」


 リュウキは烈火と烈刃を同じような部類であると思っていたため少しの衝撃を覚える。


「烈火は烈刃の真似から入ってはいるが全く別の流派と思ってもらっていい、烈刃を極めれば身体を極めたも同義。だからこういうことができる」


 そう言うとデイダラは背中に掛かった刀を抜くと掬の頭部分を摘んで近くにあった岩に振り下ろすと岩が音もなく真っ二つになる。


「ま、こんな感じだねん」


 ウインクしながら刀を鞘に戻してデイダラが得意げな顔をする。


「デイダラさん」


「ん?」


「その岩は父さんがこだわって置いた岩ですよ」


 リュウキの言葉にみるみる顔を青ざめるデイダラ。


「リュウ君オウカちゃん、俺っち急用を思い出したから今日の授業はここまででいいかい?」


「ほう?急用か、それならわしにもできた所だ」


 デイダラは壊れたロボットのようにギギギと首を後ろに向けると鬼のような形相のジゲンが立っていた。


「だ、だんな!ちょっとだけ言い訳の時間をくれないか?」


「いいだろう、だが何を言っても結末は変わらんぞ?」


 デイダラの悲鳴がこだまする修練場でテンゼンとジンだけが自分たちの世界で刀を交えていた。

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