前へ目次 次へ PR 45/118 「けして開けてはなりませぬ」 家には、決して開けてはいけない3つの間がある。彼女にはあらかじめ言っておいたのだが、好奇心の強い彼女のこと。その開けてはいけないと言っておいたうちの1つに入ってしまったらしい。 「端女! なんだあの部屋は!」 「……入ったんですね?」 「入らずにおられるか! 金銀財宝の山ではないか!」 「欲しいならあげますよ。興味ないので」 「あれは貴様のものなのか?」 「えぇ、私のお給料置き場です」 そう、あの部屋だけは……ね?