前へ目次 次へ PR 46/118 「食器」 あれは彼女と付き合い始めて間もなく。 「おぉ、妾のために食器を揃えておるとは」 「いえ、それズィークのです」 とりあえず違うことを説明したのだが 「元彼のものではあるまいな?」 と彼女に数日睨まれたため雑貨屋に彼女の食器を買いに来た。が 「端女よ、これがよいぞ」 「え、まじですか」 金とか豹柄とか果ては紫色でなければ嫌だ、妾は高貴なのだと言い散らかす彼女に。 「料理が美味しく見えませんよ」 と言うと、すごすご戻した。