前へ目次 次へ PR 28/118 「春の3C」 「ズィーク、わかってますね」 「もちろんです、マスター」 「……何をしておる?」 「あ、春の3Cに出す料理を作ろうかなと」 「すりぃしぃ」 「創作料理大会です」 と告げれば彼女は首を傾げる。 「学園行事だ暗黒神」 「また珍妙なものよな」 そう言うと台所の椅子に腰掛けた。見物するらしい。 「今年は製菓部門でいきましょう」 「はい!」 鍋に小豆、砂糖、塩。 「鬱金《うこん》も入れましょう!」 「「待て」」 それはない、と彼女と2人で止めた。