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孤独な炎に祝福を  作者: 基龍 連
第一部 孤独のひとり未満
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第三章 紫の亡霊

今回は、新クラス突入‼3年6組、さてどんな子がいるのか…意外と大変そう?

インスタグラム「基龍 連」でイラスト公開中‼見てみてね‼

https://www.instagram.com/kr76043/


***MIND 連***


 俺たちは、新しいクラスの前で少しドキドキしながら、先生の合図を待っていた。

教室の中では、転校生が来たという先生の話でクラスのテンションが上がっていることが肌にも伝わってきた。

「イケメン?」「美女、来ないかなぁ~」などなどいろいろな声が俺たちにプレッシャーをかけた。

「どうぞ、黒澤さん、白咲さん。」

 先生から合図をされたのでゴグリと息をのみながらも、教室のドアを開けた。

「いい子そう。」「わぁかっこいいかも…」いろいろな声があったが、すべてシャットアウトした。

「先生からご紹介がありました。黒澤連です。」

「同じく白咲です。」

「じゃあ、簡単な自己紹介でもしてくれるかな。」

 先生から言われたので自己紹介をしようと思うが、正直言っていらないと思う。

「黒澤連 十四歳。得意なのは運動と勉強です。」

「えっ連、モテたいの?」

 わけのわからない愛奈の質問に一瞬で緊張がほぐれたが、訂正したいので俺は言い返した。

「普通にできることを言っただけだ。勉強ができない愛奈とは違うからな。」

「別にできるし!努力してどうにかなったもん‼」

「歌は努力でどうにもならないぞ。」

「歌は仕方ないでしょ‼音痴なんだから‼」

 歌と方向音痴の愛奈は、一人で外に出してはいけないと思う。こんなにも方向音痴なのに、よく一人でこの前、俺のところに来れたと思う。ギネス世界新記録を塗り替えるくらいの偉業だったと思う。

「まぁまぁ新生カップルの痴話げんかはそこらへんにして座れよ。」

 教室の右一番後ろにいる髪色が紫の男子生徒に言われ、口喧嘩は幕を閉じたが、新生カップルは聞き捨てならない。

「柴野流星くん。転校生に自己紹介なしでその態度は余りにも失礼だと思うけど?」

「ハイハイ、先生。でもさぁ、俺は見極めたいんだよ。なんも知らない転校生が、炎なんて使えんのかってな。」

 いい情報を得たと思う。あいつの名前は柴野流星。そして、ここでは一般的に炎の授業があるという事だ。

「なぁそこの黒白コンビ。お前らの神は誰だった?」

 白黒コンビというのは、俺と愛奈のことだろう。苗字が黒と白だもんな。

「俺は、邪神。悪魔だ。」

「私は、天照大神。なんかものすごく、珍しいって聞いたけど…」

「すごいのは、お前の相方だけだったようだな…せいぜい頑張るんだな。黒澤連。」

 やけに突っかかってくる奴だ。愛奈の天照大神に興味を示しているようだが、そんなに力の差は出るんだろうか。確かに、白咲の天照大神は校長も驚いていたほどだから、だいぶすごいのだろう。ここからの学校生活はこのクラスだと思うとこの先が思いやられる。まぁ俺にはもう一人いるから、負担は二分割されるんだけどな。

「蕾。」


***MIND 蕾***


「連、なんか言った?」

 白咲は「どした?」という顔で俺に聞いてきた。まぁそんなことは、さておき面倒なので話しは蕾に任せることにした。蕾の方が口喧嘩は向いているし、戦闘能力も俺より高い。

「なにも言ってないよ?」

 連が交代と言ったので出てきたが…正直言って、連が使ってる言葉は正直マジで使いにくい。柴野流星がめどくさいからって俺に任せるって性格悪すぎだろ。

まぁ俺も面倒だと思ってるから、席に座ろうと思う。空いている席どっちでもいいって言われてたから、空いていたらどこでもいいんだろ。休みの奴が座ってそうな机は見ればわかるからな…そこらへんは大丈夫だろ。

「おいおい無視かよ。」

「お前と話している時間はもうない。俺たちが炎、使えんのか知りてぇんだろ?だったら黙って座ってろ。」

「いい口持ってんじゃねぇか。」

 あllllllダルい!なんでこんなにめんどくさいやつを俺に任せんだよ‼

「先生、授業を始めて頂いて構わないですよ。こんな奴のために時間使うなんて、もったいないことしてる場合じゃないですよ。」

「ではお言葉に甘えて…私の名前は緑上です。好きなのことは、料理をすることです。何かあれば、いつでも相談に乗らせて頂きます。」

 どうやら、俺たちは、先生には恵まれているようだな。柴野流星の発言を極限までとめなかったことを見る限り、生徒の発言を尊重する先生か、ただ単にこのクラスでの柴野の影響力が大きいのか…どっちかってとこか。

その後、緑上は普通の国語科の先生だという事が分かった。話の途中に「炎の基礎」や「炎の制御」などの言葉が出てきたが、まぁ敵が炎を使ってくる可能性もあるから習う必要はあるだろう。

まぁ正直言って、この学校の教職員がどこまで炎が使えるのか、このクラスで炎が一番扱える奴は誰かが知りたいが、今じゃなくても聞けることだからな。後でいいだろう。

「それでは、今日やる国語の授業は終わりましたので、転校生のお二人にも炎の基礎の基礎をまとめて話しましょうかね。」

 そう言って緑上は炎を扱うときのことについて話し始めたので、スマホで俺は、録音を始めた。もう一度聞きたいときに聞けるという利点と連が今しっかりと寝ずに聞いているのかが不安だからだ。

押し付けたくせに授業くらいは聞いておけとは、いつも思うことだ。今更どうも思わない。

「これが、炎の基礎です。」

「ここでは炎を出すと初めてでは、被害が出かねますので後で黒澤さんと白咲さんは炎々体育館へ来てください。」

 まぁ二年の遅れがあるわけだからな…追いついてもらわないと困るってわけか。

「わかりました。放課後、愛奈と一緒に体育館に行けばいいですね。」

「先生、俺も行くよ。このクラスの中じゃ俺が一番、炎を扱えるからな。」

 ここの一番は柴野流星かよ。もっとできる奴いねぇのかよ。

「ありがた迷惑と言いたいところだけど、まぁいい。来るならしっかりやってくれよ。」

「黒白コンビにしっかり教えてやるよ。」

 色々と突っかかてくるのは変わらないが、そろそろめんどくさくなってきたのは俺だけか?

どうせ初回は失敗する。失敗させた方が、連は学ぶ…

次回は初めて、炎を使う「実技‼」柴野がどうやって炎を使うのか、連たちは炎を使えるのか…

蕾も気になっています‼次回もお楽しみに~

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