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RoughJewel ──ラフジュエル──  作者: norn
第三章 〜休暇〜 【各エピソードシナリオ】

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観光


※次回エピソードで選択肢の分岐があります。

会話の内容が変化するため、目次から好きな選択肢のシナリオに飛んでください。

なお、選択肢が分岐する場合、後書きの方に選択肢を記入します。



 



 ───────────────────



 その後すぐに宿へ荷物を預けに行き、さっそくシーラの街を皆で見て回った。

 王都に比べるとひと回り小さい街だが、それでも全てを見て回るには時間が全然足りなくて。

 ざっと街を一周した頃には、時刻は夕方に差し掛かっていた。


「中途半端な時間になっちゃったけど、どーする?」


「少し早いけど、夕食にしようか? あまり遅くなると街中でシェナの姿が変わってしまうことになるしね」


「そうね、私もお腹すいた」


「悪い、助かる」


「どの店に入りましょうか?」


「みんな、何か食べたい物はあるかい?」


「食えるもんならなんでも」


「あははっ、シェナいつもそればっかじゃん!」


ベリル(こいつ)の好きな店でいいんじゃないか」


「うん、そうだね、ラルドの意見に賛成だ。ベリルはどこがいい?」


「えっ……うーん……」


「うんうん♪ 今食べたい物とか、気になったお店とか!」


「私はみんなと一緒ならどこでもいいのだけれど……そうね〜……」


「「「……!」」」


 お店を真剣に考えているのに、突然セシアンにガバッと抱きしめられる。


「そんな可愛いこと言われたらオレ何でも言う事聞いちゃう!」


「おい、どさくさに紛れてコイツ抱きしめんな離れろ」


「チッ、面倒くさい。じっとしていろ」


「ぐぇっ、ラルド首根っこ掴まないで吐きそう……」


「あははっ」


 何が何だか分からない私をよそに、その様子を見てルデンが楽しそうに笑っている。

 気を取り直して考えた末、私は今の気分を提案してみた。


「ええと……じゃあせっかくシーラに来たのだし、魚介を使った料理が食べてみたいわ!」


「良いですね。では……あの店なんていかがですか? 雰囲気も良さそうですし」


「あ、本当ね! いいかしら?」


「もちろん!」


「ありがとう!」



 ───────────────────



 夕暮れ前、料理を堪能した私たちは、お腹と心が満たされながら店を出る。


「ふぅ〜、美味かったぁ〜!」


「ええ! あの魚介のパスタ、すごく美味しかったわ!」


「うん、リゾットもとても美味しかった」


「当たりの店でしたね」


「あ〜、食った食った。腹苦しい」


「あれだけ食べたらそうなるだろう」


(みんなといると時間があっという間に過ぎていくわね……)


「そろそろ宿に戻ろうか」


「そうだな。悠長にしてたら街中でシェナ(こいつ)が縮む」


 宿に戻ると、ちょうどシェナが子供の姿に変化する。

 皆で行動を共にするうちに、シェナの変化のタイミングもだいぶ掴めてきたと思う。



 滞在2日目は美術館に行ったり、観劇に行ったり……。

 3日目はシーラの魔法・魔術店巡り、4日目は露店で食べ歩きツアー。

 といったように、私たちは順調にシーラ観光を満喫していた。

 そして5日目。

 外で朝食を済ませた私たちは一度宿に戻って、ルデンの部屋に集まり今日の予定を話し合っていた。

 なんだかんだ他愛のない話をしているうちに、時刻は昼過ぎを回っていた。


「あぁ!!!」


 突然大声を上げたセシアンのせいで、ビクッと肩を揺らしてしまう。

 ラルドも迷惑そうに眉間に皺を寄せた。


「っ、なんだ急に……」


 すると、セシアンは瞳をうるうると潤ませながら皆に訴えかけた。


「オレら……海行ってなくない……? せっかくシーラにいんのに!?」


「海なんて散々見ただろう」


「見るのと行くのとじゃ全っっっ然違うでしょーが! 行きたくない!? 海!」


「けど泳ぐ道具とか持って来てねぇだろ」


「ホントは海に入れたら一番いいんだけど、今回は断念するとして……浜辺でバーベキューとかどうよ! 市場回った時結構使えそうな食材あったんだよね〜!」


「あ、だからセシアン、昨日あんなに熱心に市場の露店を見ていたのね」


「あはは、そーそー。あれ見た時からみんなに提案しようと思っててさ。思い出してよかった〜」


「バーベキューか……いいね!」


 意外にも、ルデンは乗り気のようだ。

 私とシェナも異論はないのでコクリと頷く。

 ラルドは何とか逃れようとしていたけれど、最後はセシアンのしつこ……熱烈な勧誘に負け渋々頷いていた。


「では今日の予定は決まりましたね。ギルドの方で道具の貸し出しをしていたはずですから、あとで確認に行きましょう」


「そうだね! あと食材買い出し班2人くらい!」


「あ、私買い出し班に回ってもいいかしら?」


(市場の食材、もう一度見て回りたかったのよね)


「お、いいよいいよー! んじゃ、あと一人は────」







【選択肢】


ルデン

レド

セシアン

ラルド

シェナ





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