【ルデン5ー8‘ BADEND√】宝石の妃
ルデンルート 【BADEND】
条件:ルデンの好感度が50以下であること。
【BE√】
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互いに向けて手を伸ばすが、ルデンの手を取る前に、私は宝石の窪みへと取り込まれた。
宝石に取り込まれると、身体の自由が効かなくなった。
ルデンに助けを求めたいのに、伸ばした腕が石のように固まっていく。
「ベリルッッ!!!!」
ルデンが悲痛な声で私の名を叫び、手を伸ばしている。
「ル…………デ……ン──────」
私は最後の〝自由〟で、愛しい彼の名を口にした。
宝石に空いた窪みが閉じて固まり、私の身体は完全に宝石の中に閉じ込められた────。
宝石の放つ光が弱まると、神殿の揺れも収まったようだった。
「────! ─────!!!」
ルデンが、宝石の表面を懸命に叩き、何かを叫んでいる。
宝石の中は無音で、外の映像だけが視界に入る。
身体の自由はなく、声も出せない───。
ただ、意識だけがここにある感覚。
────それからの私は、時間の感覚も失っていった。
あれから、一体どのくらいの年月が経ったのだろう?
「───。 ─────」
───今日も、ルデンは宝石に触れ、何かを語りかけている。
ルデンは今も、私を宝石から出すために尽力してくれている。
毎日、彼は宝石のそばにいてくれる。
───彼の時間は、あの日から……宝石に縛られてしまった。
彼はいつも、宝石に触れ、涙を流す───。
悔しそうに───。
苦しそうに───。
寂しそうに───。
己を責め続けながら───宝石に〝愛を囁いている〟。
私が宝石から解放される、その永遠まで────。
【BADEND / 宝石の妃】
〆




