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RoughJewel ──ラフジュエル──  作者: norn
〜第五章〜 ルデン√

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105/147

【ルデン5ー8‘ BADEND√】宝石の妃


ルデンルート 【BADEND】


条件:ルデンの好感度が50以下であること。


 

【BE√】

 ───────────────────



 互いに向けて手を伸ばすが、ルデンの手を取る前に、私は宝石の窪みへと取り込まれた。

 宝石に取り込まれると、身体の自由が効かなくなった。

 ルデンに助けを求めたいのに、伸ばした腕が石のように固まっていく。


「ベリルッッ!!!!」


 ルデンが悲痛な声で私の名を叫び、手を伸ばしている。


「ル…………デ……ン──────」


 私は最後の〝自由〟で、愛しい彼の名を口にした。

 宝石に空いた窪みが閉じて固まり、私の身体は完全に宝石の中に閉じ込められた────。


 宝石の放つ光が弱まると、神殿の揺れも収まったようだった。


「────! ─────!!!」


 ルデンが、宝石の表面を懸命に叩き、何かを叫んでいる。

 宝石の中は無音で、外の映像だけが視界に入る。

 身体の自由はなく、声も出せない───。

 ただ、意識だけがここにある感覚。





 ────それからの私は、時間の感覚も失っていった。

 あれから、一体どのくらいの年月が経ったのだろう?



「───。 ─────」


 ───今日も、ルデンは宝石(わたし)に触れ、何かを語りかけている。


 ルデンは今も、私を宝石から出すために尽力してくれている。

 毎日、彼は宝石(わたし)のそばにいてくれる。

 ───彼の時間は、あの日から……宝石(わたし)に縛られてしまった。



 彼はいつも、宝石(わたし)に触れ、涙を流す───。

 悔しそうに───。

 苦しそうに───。

 寂しそうに───。

 己を責め続けながら───宝石(わたし)に〝愛を囁いている〟。


 私が宝石から解放される、その永遠(とき)まで────。





【BADEND / 宝石の妃】






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