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モスキート少女と狼少年  作者: 杏里
3/12

殺人

家に帰るなり、私はシャワーを浴びた。

紅い液体が流れていく。

人を殺しても、なんとも思わなかった。

それどころか、愉しいとまで感じた。

いよいよ狂ってる。

シャワールームを出て、着替える。

そこで、ふと疑問が浮かぶ。

「ラルフ、何故返り血を浴びてないの?」

私と出会ったあの時は、あんなに紅く染まっていたのに。

「殺しかたは一つじゃないからね。刺殺、撲殺、絞殺、溺殺…今日は銃殺したんだぁ」

なんだか妙に納得してしまった。

「ふーりは、血濡れが似合ってる」

悠斗は私に、そう微笑みかける。

正直、血濡れになるのは嫌いじゃない。

むしろ好きだったり。

「どんな殺しが好きなの……?」

「爆殺!!」

ラルフ、即答。

「銃殺」

悠斗は銃の名手らしい。

答えに迷いがない。

私は、血を浴びることのできる刺殺。

あの人体を貫く感触が堪らない。

なんて、狂ってるな。私。

「その殺しのどこが?」

「グロテスクに肉片が飛び散るあの感じが堪らない……!」

ラルフは相当狂っているな。

「俺は、理由なんてない。ただ、銃が好きだ」

ラルフに比べるとまとも。

だけど所詮は人殺しだ。

私はもう、戻れない。

殺人嗜好者(サイコキラー)となってしまった以上は。

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