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第二十六話 一撃で己を証明しろ

学園長「今日の実技試験は....」

学園長「この三人の中から誰か一人を指名し一撃でも与えられたら勝利とする」

学園長「簡単だろ?」

生徒はざわついた

一撃ならワンチャン?や、いやプレデターだぞ...

など様々な声が上がった

そんな時...

悠「すいません学園長一ついいですか?」

悠が声を上げた

学園長「なんだ、言ってみろ」

悠「前回の試験みたく死人が出たらどうするんですか?」

悠「これはあくまで授業」

悠「なのにプレデターとDランクがやり合って死人でも出たら.....」

学園長「あぁ、プレデターには加減は考えろと言っている」

学園長「まぁ....」

学園長はニヤリと笑い

学園長「プレデターの手加減レベルでお前達は死ぬかもしれないがな」

そんな言葉を吐いた

その瞬間

「ふざけないでくださいっ!」

「俺この授業抜けます!」

そんな生徒達の声が響いた

学園長「....まあ授業で命を賭けろと言われてもそうなる、か」

学園長「では、こうしよう」

学園長「プレデターに一撃を与えられた者には...」

学園長「次の入れ替わり試験を免除する権利をやろう」

学園長がそう言った瞬間...

先程までの空気が嘘かのようにDクラスは盛り上がりを見せた

学園長「ハハッ、やる気は十分みたいだな」

学園長「じゃあ、早速始めるとしようか」


学園長「では最初の挑戦者、前にきてくれ」

その言葉と共に

数名の生徒が顔を見合わせた

やがて....

男子生徒「俺が行く」

一人の男子生徒が前に出た

学園長「ほう」

学園長「では、誰を選ぶ?」

男子生徒は三人に視線を向け数秒考え

やがて一人に指を指し

男子生徒「迅さんで」

迅「お、僕?」

迅「いいよー」

迅は軽い足取りで闘技場に入った

学園長「では、始めるとしようか」

学園長「実技授業、はじめ!」

次の瞬間

男子生徒「おりゃああああ!!」

男子生徒は一直線に迅へと突っ込んだ

体の周りには風がまとわりついており

どうやら加速系の能力者らしい

迅「おっ速いね!」

迅「でもさ...」

迅「そんなんで一撃入ると思われてるぐらい舐められてるの?プレデターってさ」

そう言って迅はその攻撃を軽くかわした

男子生徒は勢いをころせずそのまま地面に転がる

迅「あはは!大丈夫?」

男子生徒「くっ!」

男子生徒はすぐに立ち上がり

何度も拳を振るった

しかし...

迅「んーー動きが単調すぎるな」

迅はその攻撃をことごとく避けていた

迅「じゃ、埒も開かないし...」

迅「終わらせよっか!」

次の瞬間

男子生徒「がっ!!」

迅の拳が男子生徒の顔面にめり込み

男子生徒の体は大きく吹っ飛び

闘技場の壁に激突しそのまま動かなかった

迅「あ!ごめんね?」

迅「加減はしたつもりなんだけどな」

それをみた生徒達は言葉を失っていた

一撃を入れるどころか

触れる事すらできなかったのだから

学園長「次」

その言葉で別の生徒が前に出る

零「あっ...」

僕はその生徒に見覚えがあった

たしか入れ替わり試験でEクラスをボコボコにしてた

名前は確か.....霧島だったか?

こいつの能力ならもしかしたら....

学園長「誰にする?」

霧島「.....伊織さんでお願いします」

学園長「なるほどな...」

学園長「では、始めるとしようか」

学園長「実技授業、はじめ!」

次の瞬間

霧島は光の速さで伊織さんに突っ込む

はずだった....

霧島は能力を発動し足を踏み出した1歩目で地面に膝をつけた

霧島「な...んで...」

霧島がそんな言葉を吐いた次の瞬間

霧島「っっ!!」

伊織さんは音もなく背後に立っていた

霧島「くっ!」

霧島は反射的に背後に振り返り雷を放った

しかし....

ドオオオオオン!!

伊織「どこを、狙っているの?」

その雷は全く別の場所に落ちていた

霧島「ありえない....」

次の瞬間

シャキンッ!

気づけば霧島の首元にはナイフがあてがわれており

伊織「終わり」

霧島は一歩も動けずにいた

その額からは冷や汗が流れ落ち足も震えていた

伊織さんは霧島のそんな様子をみて

伊織「次、行こうよ」

ナイフをゆっくりと離し

そのまま下がるのだった

学園長「次」

それから20人程度の生徒が試験に挑んだ

しかし....

誰一人としてプレデターに一撃どころから、触れる事すらできていなかった

学園長「......次」

湊「じゃ、次俺が行こうかな」

湊はそう言って闘技場に入って行った

学園長「誰を指名する?」

湊「もう、決まってるよ」

湊はゆっくりと指を指し

湊「お前にする」

そう言って指を指したのは

伊織「....私?」

湊「うん」

湊「いやーなんなんだろうね」

湊「君のそのコツコツと相手を崩していく戦い方さ」

湊「見ててイライラしてくるんだよね!」

湊は満面の笑みでそう言った

しかし伊織はそんな湊の煽りにも表情を崩す事なく

伊織「いいよ」

伊織「じゃあ、入りなよ」

そうして伊織と湊の対決が決まるのだった


第二十六話 終了

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