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前世勇者の俺が転生した結果!?  作者: Re:Ei


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第二十一話  メメントモリ

学園長は僕に歩み寄り

学園長「さて、神谷」

学園長「聞きたい事は山程あるが....」

学園長「試験中だからな」

学園長「今はやめておく事にするよ」

零「......そうですか」

ふと観客席見ると

全員が歓声を上げてる中

一人だけニヤリと笑う美月の姿をみつけた

流石にやり過ぎたか?

そんな事を考えながら

僕は観客席に戻るのだった

僕が観客席に戻ると

美月「ねぇ?神谷君?」

美月に声をかけられた

僕はどうしようかと悩んだが

無視をするわけにもいかず

零「.....どうした」

美月はニヤリと笑って

美月「さっきの...」

しかし美月がいい終わる前に

ブオンッ!

巨大モニターが切り替わる

そこに映し出されていたのは

美月「私、か」

美月だった

そして美月の対戦相手に選ばれたのは....

(Eクラス 美月)

VS

(Fクラス 御影)


美月「あれ?噂の御影君と当たったんだ」

美月「もしかして学園長わざと....」

美月「私のする事は変わらない、か」

美月は僕に向き直り

美月「じゃ、行ってくるねー」

そう言って闘技場に向かった

お互い闘技場に着くと

御影は昨日兄さんにやられた傷がまだ癒えていないのかその体にはまだ傷が残っていた

しかしそれでも闘志は確かにあった

そんな御影を見て美月は静かに笑い

美月「へぇ」

美月「君、面白いね」

美月「司希にあんなにボコボコにされたのにまだやる気なんだ」

御影「.....うるせえ」

御影「誰であろうが勝てなきゃ退学なんだ」

御影「やるしかねーだろ」

美月「そっか!」

美月は残酷にもどうでもいいようにそう呟き

美月「ま、残り短い時間だけでもいい夢を見てもいいんじゃないかな?」

御影「......」

学園長「これより第四試合を始める」

学園長「では...」

学園長「はじめ!」

学園長がそう言うと戦闘は始まり

まず最初に動いたのは御影だった

御影「舐めんじゃねぇぇぇ!!」

御影はそう言って拳を振り抜くと

美月がいた場所の地面が砕けた

美月が少し体勢を崩した所に一瞬で詰め寄り

御影「しね!!!」

御影は美月の体に圧力をかけ

美月は地面に膝をついた

どうやら能力の使い方を理解したのか

僕と戦った時より遥かに強くなっていた

御影「は!あれだけ言ってた割にこんなもんかよ!」

御影は指先で銃のような形を作り

御影「この能力は広範囲であれば威力は弱くなり狭くなればなるほど強くなる」

御影「俺はそれに気づいた」

御影「だからな....」

御影「こんな銃弾ぐらいの小ささの圧力砲なら、人を軽く殺せるレベルのものを放てるんだ」

御影は膝をつき動けない美月に指先を向け

御影「退学するのは俺じゃない」

御影「お前だ」

御影はそう言って

バンッ!

と、それを放った

美月はその圧力砲をもろに喰らい

肩からは血を流していた

しかしプレデターレベルの能力者であるからか体は頑丈で

御影の言った通り死ぬ事はなかった

美月はゆっくりと口を開いた

美月「私は....」

御影「あ?聞こえねんだよ!」

美月「私はあんたみたいなのが死ぬ程だいっきらい」

美月「大した能力も戦闘能力もないくせに驕り高ぶるあんたみたいなのが心底嫌い」

御影「私はあんたみたいなのがいるだけでイライラするの」

美月「今ならあの力を使えるかな」

美月はそう言うと...

美月は右手を御影に突き出し

そして....

その掌からは黒い炎のようなものが放たれ

御影は美月から距離を取った

御影「チッ!」

しかし....

僕は御影以上に動揺していた

なんで....

なんでこの前と能力が違うんだ...

そして僕は今の能力を一度だけ見た事があった

あれは....

黒埼蓮の能力...

昨日は兄さん

そして今日は黒埼さん

一体どうなってんだ....?

しかし僕が考え事をしていようが

試合は進んでおり....

美月「いいよ、もう終わらせてあげる」

美月がまた右手を御影に向け放とうとした

しかし...

美月「あれ?」

その黒い炎は一瞬にして美月の掌から消えた

美月は自分の掌を見つめ

美月「んーおかしいなぁ?」

美月「怒る事が発動条件じゃないのかな?」

美月は露骨にため息をつき

美月「せっかくこの力を使いたくてあんな雑魚にやられてあげたって言うのに....」

美月「ま、しょうがないか」

美月は御影に向き直り

美月「いいよ、来なよ」

御影は眉間に皺を寄せ

御影「舐めやがって!!」

御影はそう言って拳を振るった

しかし先程攻撃が通ったのが嘘のように美月は御影の攻撃をことごとく避け反撃を放っていた

御影も退学がかかっているためそう易々と倒れる事はなかった

そんな時....

ある観客が口を開いた

「なぁ....」

「あの美月ってやつ憤怒の能力者なんじゃないか?」

そんな一言

「憤怒ってあの七つの大罪の?」

「あぁ、あの一人一人が国一つすらも滅ぼしかねない力を持っているといわれてるあの七つの大罪だ」

「あの美月ってやつ怒りが足りないとか言ってたし、もしかして....」

観客の一人がそう言うと全体に広がり観客の話題はそれで持ちきりだった

周りからは「きっとそうだ」と言う声がちらほらと聞こえてきた

すると.....

美月「あれ?」

美月は自分の掌を見つめ

美月「なんか力が....」

美月「時間差でくるような能力だったのかな?」

美月「ま、いっか」

美月「あるものは使わないとね」

そう言うと

美月は次の瞬間高く飛び上がり

美月「おぉ!こんな高火力の能力を使うのは初めてだな」

そう言って掌を天に向けると

そこには黒い炎が現れた

そしてその炎はどんどん膨れ上がり

やがて巨大な火球を作り上げていた

美月「やっぱこれがこの能力の利点だよねー」

美月「じゃ、」

美月「今話題の御影君」

美月「もうさよならだね」

次の瞬間

ドオオオオオン!!

そんな轟音をたて、その火球は御影に直撃した

あまりの威力に爆風で観客席にいた生徒も巻き込まれ何人かが吹き飛ばされた

やがて煙も晴れてきた

しかし...

そこに御影の姿はなかった

美月は空中から地面に降り立ち

黒くなった粉を掬い上げてパラパラと落とした

美月「ありゃりゃ、消し炭になっちゃった」

美月「力加減ミスったかなー」

美月のそんな言葉に観客の一人が声を上げた

「っ!こんなの試験じゃねえ!殺人行為だ!」

そんな言葉にそーだそーだと賛成の言葉で溢れかえった

しかし学園長は冷静で

学園長「私が禁止しているのは試験以外の殺人であって、試験での殺人はOKとしている」

学園長「これはルールの範囲内だが?」

学園長「そして君達にはこの内容に同意した上でこの学園にいる」

学園長「違うかい?」

「っ!!」

学園長「まぁ、安心しろ」

学園長「美月だから起こった事だ」

学園長「たかだか一つのランク差で死ぬ事はまずない」

学園長「これでいいか?」

会場からは「まぁ....」や「はい...」など明らかに納得していない納得の声が響いた

学園長「あぁ、それでいい」

学園長「第四試合」

学園長「御影を退学とする」

学園長のそんな宣言で第四試合は幕を下ろした

美月は観客席に帰ってき

美月「やっほー?見てた?」

零「....見てないわけがないだろ」

零「お前のせいで観客にも被害が出てるんだが?」

美月「その割には神谷君は平気なんだね??」

零「......」

僕は失言をしたと思い、黙る事にした

すると巨大モニターが映り変わり

そこに映し出されていたのは...

(Dクラス 白石凪)

VS

(Eクラス 月城悠)

悠「ここで俺かー」

隣で一緒に見ていた悠が腰を上げそんな事を呟いた

零「悠、大丈夫か?」

悠「んー?まぁ大丈夫でしょ」

悠「退学するわけじゃないんだし」

悠「じゃ、行ってくるよ」

悠はそう言って闘技場に足を運んだ

学園長「ではこれより第五試合を始める」

学園長「はじめ!」

学園長のそんな言葉で試合は始まった

しかし僕は....

零「.......は?」

そんな言葉しか口から出てこなかった

だって.....

だってだってだってだって!

白石凪の腕が悠の心臓部をいとも容易く貫いていたのだから


第二十一話 終了

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