表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/123

意味が判るか?

ダー○ネス、見る分には可愛いよね?

 


 あの後、俺達が泊まる部屋をメイドが案内してくれて、部屋に着いたら宿屋の名前を教えて伝言をお願いした。


「畏まりました」


 その日の夕食で招待されたのだが、あの時に救けた2人の少女も居た。


「改めてご挨拶をさせて頂きます。

 初めまして。 交易都市アルゴリアの領主アルゴリア侯爵が三女のラーリア=セベル=アルゴリアです」

「私も、改めてご挨拶をさせて頂きます。

 初めまして。 交易都市アルゴリアの領主アルゴリア侯爵が四女のリーリア=セベル=アルゴリアです」

「「私達は双子です」」


 見事にハモった!


「冒険者パーティ『星屑スターダスト』のリーダーでライカだ」

「同じく、仲間のユリナよ」

「同じく、仲間のリンです」

「仲間のランなのじゃ!」

「ソフィアよ」

「ルシアだよ」

「アリシアです」


 こうして、夕食前の自己紹介が終わり、他愛のない会話をしながら美味しい料理に舌鼓する。


 それから2日後、都市のお偉いさん達が並ぶ中で、論功行賞の式が領主館の1階玄関ホールで執り行われた。

 ……と、言っても学期始めの全校集会でする表彰式と同じで、あっさりと終わった。


 領主館を後にした俺達は、冒険者ギルドに向かった。


 到着すると中に入り、受付嬢に近辺のダンジョンについて聞いた。


「……以上になります」

「分かった」


 そう言って、銀貨1枚を受付嬢に渡す。


「行こうか」


 受付嬢が居るカウンターから回れ右をすると、多数の冒険者やろう共が立っていた。


「ソフィアさんを解放しろ!」

「ルシアちゃんを解放しろ!」

「アリシアたんを解放しろ!」

「「「「「「「……は?」」」」」」」


 何を言っているんだ?


「ソフィアさん達の功績をリーダー権限で奪うなんて、それでも男か!」

「「「「「「「「「「「「「そうだそうだ!!!」」」」」」」」」」」」」

「リーダーが代表になるのは普通だと思うが?」


 論功行賞の式に、他にも何組かの冒険者パーティが参加していたから、それで知ったのだろう。


「何故、お前らに言われてソフィア達を解放しなければならないんだ?」

「それはソフィアさん達の為だからだ!」

「……と、言っているが?」

「私達は、私達の意思でライカと居るの」

「その通りだよ」

「私も同じよ」

「……だ、そうだ」

「そ、そんなの、弱みを握られて言わされているだけに決まっている!」

「あのね……」

「もういい。 俺に不満がある奴、全員練武場に来い!

 それと、受付嬢のチーフを連れて来い。

 彼女に審判役をして貰う」

「……いいだろう」


 俺達は冒険者ギルドに併設している練武場に移動した。


 そして、お互いに勝敗が決まった時の条件を魔法誓約書に記入する。

 この魔法誓約書とは、記載された内容を記入者に絶対遵守させる誓約書だ。

 その強制力は奴隷の隷属と同等であり、違反すれば最終的には違反者が死亡する。

 この魔法誓約書は、有料だが誰でも使えるが、一般人はあまり使う事は無い。


 そして、契約が正式に成立すると、自動で燃え出して灰となり、後からの変更を受け付けなくなる。


「……と、なります。 修整はありますか?」

「無いな」

「無い」


 そして、魔法誓約書は灰となり散り、違反者を取り締まる事になる。


「では、模擬戦の準備をしてください」


 受付嬢のチーフに言われて、向こうは準備を始めたが、俺は何もしていない。


 ……正確には必要としない。


 相手の攻撃が、物理であれ、魔法であれ、当たるどころか、かする事さえ無いからな。


「……このガキが!」


 向こうが俺の様子を見て、準備をしない「意味」を察したみたいだ。


「……準備はよろしいですね?」

「「「「「おう!」」」」」 

「ああ」


 因みに、向こうは代表者が5人だ。


「それでは……始め!」

「「「「「……死ねえ!」」」」」


 さて、どう料理しようか?

 無表情で腹パン一発も良いし、少し攻めさせてからの逆転も良いし……決めた!


 俺は、向こうから攻められる中、ある事をしながら躱す事にした。


 数分後に……


「……ふ」

「何を笑ってやがる!」

「全く気付いていないのが、笑えてな」

「何を……」

「お互いに、身体を見てみろ」

「「「「「……あ!」」」」」


 向こうの身体には、露出している首や胸や腕には赤い線が走っていた。


「意味が判るか?」

「「「「「……!」」」」」


 この赤い線は俺が付けた跡で、何時でも倒せる証拠であり、何時でも殺せる証明でもある。


「「「「「……う、うわぁあああー!」」」」」


 向こう側は恐慌状態なのか、考え無しで突っ込んで来たから、意識は残るが立ち上がれない程度のダメージになる様に腹パンを入れる。


「……がはっ」

「……ぐばっ」

「……ぎぃ」

「……げぶっ」

「……ごはっ」


 俺は、チーフに顔を向ける。


「勝者ライカ!」

「ライカー!」


 チーフが俺の勝利宣言をすると、ユリナ達が俺に向かって駆け寄って、ユリナが俺を抱きしめる。


「ライカが勝って良かった」

「当然の結果だ」


 リン達やソフィア達は、何も言ってこないし、表情にも変化は無かったが、それは感情が動く程の事では無い些事だったと思っているみたいだ。


 ユリナの気が済んで、俺から離れた後、俺は向こうの連中に言う。


「約束は守って貰うぞ」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ