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……天罰を下す!

マトモな敵……かな?

 


「殺気を放ったな?」

「あ! いや……ぐはっ……」

「な!? このガキ……がぁ……」

「げぶぅ……」

「ぎぃ……」

「こぼっ……」


 3日間何も食えなくなるぐらいの威力で、腹パンへの一撃で終わらせた。


「行こうか」

「うん」

「はい、ライカ様」

「行くのじゃ!」

「行きましょうか」

「了解だよ」

「そうだね」


 ユリナ達が笑顔で頷いた。




 ???side


「そんな事があったのか」

「ああ」

「それは、看過かんか出来ないな」

「そうだな」

「寝床は分かっているのか?」

「今、付けさせている」

「分かり次第、叩く。 いいな?」

「「「「「「「「賛成だ」」」」」」」」




 ライカside


「付けられているな」

「そんな!?」

「のじゃ!?」


 ……リンやランが気付かない尾行は称賛ものだが、鬼神おれの前では無駄だ。


 この交易都市で最大の構成数なら、パーティの数が3つや4つという事は無いだろう。

 だから、この尾行もクラン「銀牙シルバーファング」のどれかのパーティの誰かだろうな。


「心配するな。 俺が皆を護るからな」

「ライカ、大丈夫なの?」


 このユリナの質問は、ユリナ達を守れるのかって質問じゃなくて、ユリナは「やり過ぎないでね」と言っている訳だ。


「大丈夫だ」

「分かったわ」


 その日の夜、ユリナ達には寝て貰って、冒険者用の服を着た俺は、部屋の椅子に座り待っていた。


「……来た」


 宿屋の周りに22人の誰かが囲っている。


 そして、その中から9人が俺達の部屋の扉の前で止まった。


「どう動くかな?」


 窃盗か、脅迫か金で手に入れた合鍵で開けるのか、それとも暴力で扉を破壊して入るかの、どっちかだろうな。


 バキッ!


 正解は扉の破壊だった。


「ガキは殺せ! 女は拘束しろ!」

「誰がやらせるかよ」


 俺は入ってくる夜盗に無詠唱で雷撃弾ライトニングバレットを両肩と両膝に放つ。


「「「「「「「ぎっ……」」」」」」」


 夜盗7人は耐え切れず倒れた。


「後、2人」


 一瞬で状況が変わった事で、残った夜盗がこの後の対処を思考する事によって起きる硬直を狙って、俺は残った2人に接近しながら雷撃弾ライトニングバレットを放つ。


「「がっ……」」


 因みに、ユリナ達はアリシアの結界の中でスヤスヤと寝ている。


 俺は、9人の夜盗を拘束すると部屋から出して、下に降りて待機兼見張りをしていた13人の内、正面玄関前に居た10人を一般的な肉体言語こぶしで倒していった。


 勿論、圧倒的な格差を演出しながらな。


 そして、それを見ていた裏側担当の3人は宿屋から離れていく。


「さて。 アジトは何処かな?」


 既に、俺の魔力探知は都市全域に張っているから、特定した魔力を追尾する事は簡単だ。


 外担当の10人の両肩と両膝を雷撃弾ライトニングバレットで撃ち抜いてから拘束すると、残った3人の後を追う。


「ザックだ! 開けてくれ!」

「どうだった?」

「全滅だ!」

「何!」

「本当か?」

「本当だ! 圧倒的だった!」

「……分かった。 入れ」


 俺は、適当な建物の屋根から奴らを見ていた。


「此処が、奴らのアジトか」


 俺は、3人がアジトに入ったのを確認すると屋根から飛び降り、無音で着地し、アジトの扉の前に立つと前蹴りで扉を破壊する。


「何事だ!」


 奥から、そんな声が聞こえたから言った。


「夜襲のお礼参りだ! 覚悟しろ!」


 この後の展開は、時代劇の残り10分に似ていて、総動員で俺に向かって来たが、殺陣たてでもしているかの様に立ち廻り、向こうの連中を動けない程度のダメージを与えていった。


「此処までの事をしたんだ。 覚悟は出来ているんだろうな?」


 どうやら、向こうのボス的な奴が現れたみたいだ。


「……は? お前らこそ、覚悟は出来ているのか?

 彼女達を俺から奪うなんて万死に……いや、天罰に値する!」

「……下らねえ事を言うぐらいなら、詫びの言葉でも考えていろ!」

「……天罰を下す!」


 俺が、そう言った瞬間に、ボス的野郎の両手の指が全て切断された。


「……ぎ、ぎゃあああ! オレの指がぁー!」


 次に雷撃弾ライトニングバレットを両腕両足に合計12発撃ち込む。


「……ぎっ」


 ボス的野郎は、痛みに耐え切れず倒れた。


「……がっ」


 俺は、ボス的野郎の頭を踏みながら冷酷に言った。


「今後、俺達に近付くな」

「……は、はい!」

「気付いたら、お前らの方が俺達から離れろ」

「……は、はい」

「今日みたいな事は、2度とやるな」

「……は、はいぃ」


 因みに、頭を踏んでいる足に少しずつ力を入れていたりする。


「い、命だけは……」

「もしも、今言った事を破れば、お前が知る拷問が子供の遊びだと認識する程の残酷な拷問に掛けて、殺してくれと懇願させてやる」

「わ、分かりました~!」


 そして、ボス的野郎の頭を踏んでいる足を動かそうとしたら、濃密な殺気を感じ、大きくバックステップで後ろに下がる。


「ぎ……」


 俺が先程まで居た場所……正解にはボス的野郎が、高所から落としたトマトやスイカみたいになった。


「使えなくなった道具を、私自身が潰す事になったが、かなり不快だ」

「そうかい」

「高貴なる夜の支配者たる私に、不快を感じさせた貴様の罪は重い。

 ……覚悟するのだな」


 闇ではなく「夜」か。

 つまり……


吸血鬼バンパイアか」

「そうだ。 私は高貴なる夜の支配者たる吸血鬼バンパイアだ!

 この事を知った以上は、貴様……楽に死ねるとは思わん事だな」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

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