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……マジかよ!?

アレ、彼女のアドリブらしいですね。

 


 翌日、俺達は朝食後に少し休憩してから冒険者ギルドに行ったのだが、俺は冒険者の野郎共に囲まれていた。


「どうやって、オレ達の女神に取り入った?」

「まさか、脅迫とかじゃないだろうな?」

「とりあえず、シメとくか?」

「殺した方が、女神がよごれないだろ?」


 ……ユリナ達の人気が思っていた以上に高い件。


 因みに、この囲みより外側で傍観ぼうかんしている連中は、俺達とは面識が有る。

 つまり、俺とユリナ達が元々同じパーティである事を知っている訳だ。

 だから、視線を向けると俺から顔を背けた。


 そして、ユリナ達はソフィア達に止められて救けに来ない状態だ。

 そのソフィア達もニヤニヤと笑っている。


「俺とユリナ達は、元々同じパーティだ!」

「信じられるか!」

「受付嬢!」


 見ていた受付嬢を巻き込む。


「本当です!」

「じゃあ。 何故だ?」

「そうだ! ちょっと前まで、オレ達はお前を見てないぞ!」

「それは、俺個人が受けた依頼だったからだ!

 その証拠に、代わりにアリスをパーティに入れただろうが!」

「「「「「「「「「……うっ」」」」」」」」」


 虫除けを立派に果たしたんだな、アリス。


「それでも納得出来ないのなら、掛かって来い!」


 13分後、冒険者ギルドに併設された訓練場には、俺だけ立っていて、周りには腹パンを喰らって立ち上がれない冒険者の野郎共が居た。


「お疲れ様」

「ソフィア~」

「別に良いじゃない」

「「そうだよ」」


 ルシアとアリシアが同意する。


「これで、ライカがヒモ呼びされる事は無いわ」

「……分かったよ」


 こういう事は、流石は元王女なソフィアだった。


 それで、俺達が冒険者ギルドに来た理由は、このリグランデから出る事を報告する為だ。

 1・2か月程度なら兎も角、1年以上滞在したから義理で報告する事にした。


 パカラパカラパカラパカラ……


 リグランデから出発した俺達は、とりあえず王都に繋がる街道を移動している。


 そして、俺に何かを期待する眼を向けるリンとランが居た。


「……仕方ないな。 長距離風撃弾エアバレット・ライフル!」

「ライカ様!」

「リン! 前方左の森でフォレストガゼルを仕留めたから、取って来い!」

「はい!」


 リンが移動する馬車から飛び降りて前方左の森に向かって駆けた。


「我が主!」

「分かっている。 長距離風撃弾エアバレット・ライフル

 ラン! 前方右の森でフォレストボアを仕留めたから、取って来い!」

「のじゃ!」


 ランが移動する馬車から飛び降りて前方右の森に向かって駆けた。


「……」

「ルシアさん?」


 何故か、ルシアが期待した眼を俺に向ける。


「ライカ」

「……えぇ~い、分かった! 長距離風弾丸エアバレット・ライフル

 遠方の左の森の中層手前で、タイラントボアを仕留めたから、取って来い!」

「行ってくるよ!」


 元日本人で、最高位貴族の元公爵令嬢が移動中の馬車から飛び降りて遠方の左の森に向かって駆けた。


「……ライカ」


 アリシア、お前もかっ!


「……やってやる! 長距離風弾丸エアバレット・ライフル

 遠方の右の森の中層手前で、エビルサーペントを仕留めたから、取って来い!」

「行ってくりゅう~!」

「ちょっ……」


 アリシア?

 何故、そのネタを知っている!?


 ……ルシアか!


 今夜の晩御飯は、ルシアだけ「苦味シリーズ」で決定だな。

 因みに、この「苦味シリーズ」とは、この世界での「ゴーヤ」等の苦い野菜や「センブリ茶」を使った料理の事だ。


「「……ライカ」」


 馬車の中から、2人の冷たい声が聞こえた。


「「程々にね」」

「……はい」


 こうしてルシアとダクネ……アリシアを加えた4人の無聊ぶりょうを慰めながら馬車の移動は続いた。


 明日到着予定の町「エリンマグ」の手前最後の野営地に到着した俺達は、野営の準備を始めた。


 そして、深夜にテンプレが発生した。


「女は生かして捕らえろ! ガキは殺せ!」

雷撃弾ライトニングバレット百連!」

「「「「「「「「「「「ぎぃ……」」」」」」」」」」」


 分かっていたから準備をして待機していた。

 獣人族のリンやランに、召喚獣のソフィア達に、鬼神の俺が感知しない訳は無いだろ。


 ……ユリナも、結構早い段階で察知したぞ。


 15人の中から、偉そうな奴とか指示を出していた奴らは生かして、他は片道切符を渡した。


 そして、アジトを吐かせると後始末をユリナ達に任せて、俺はアジトに向かった。


「……マジかよ!?」


 いつもの様に、門番や留守番をしていた連中をシューティングゲームで撃ち殺し、金銀財宝おたからを回収して、囚われた人が居ないか確かめたら22人居た。


 それで、22人の中で盗賊共の獣欲の餌食になっていたのは外見年齢が20代前半の5人だけで、それ以下の外見年齢の女性は無事だった。


「私達の為に……」

「……そうか」


 無事だった彼女達に聞いたら、この5人が自ら犠牲になったらしい。


 とりあえず、全員に洗浄クリーンを掛けて綺麗にして、アジトに放置されていた女性服等に洗浄クリーンを掛けてから彼女達に渡した。


「あ、ありがとうございます」


 獣欲の犠牲になった5人の中で、一番気丈に振る舞っていたリグサがお礼を言ってきた。



「……大丈夫よ」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


無聊とは、簡単に言えば「退屈で暇!」という意味です。


だから、今回の場合の「無聊を慰める」とは、「退屈で暇だと言う彼女達の暇潰しに付き合った」となります。

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