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ソフィア! ルシア! アリシア!

忘れられない作品ですから!

 


「2人共、もうちょっとよ!」

「大丈夫!」

「行きましょう!」

「……Gururu……」


 あの声が恐らくは邪神だろう。


 そして……


「「「きゃあああーーー……」」」


 ソフィア達は全力を振り絞って戦ったが、邪神の力が加わった元魔王は強く、3人共吹き飛ばされた。


「……くっ」

「まだだよ!」

「私達は、まだ負けていないわ!」


 出来るのなら、俺が関わらない方が良いが、相手に邪神の力が加わった以上は、そういう訳にはいかないな。


「俺が戦う」


 俺は、ソフィア達の前に立つ。


「気を付けて」

「……強いよ」

「……ライカ」

「大丈夫だ。 こんな雑魚、負ける訳が無い」

「……Gururu……」

「来いよ、雑魚犬」

「GaAAAーーー!」

「……破!」

「……Ga」


 俺は光速拳の様なエフェクトで元魔王を手刀で切り刻み、10m程下がると放った。


「燃え尽きろ、紅蓮不死鳥クリムゾンフェニックス

「……」


 断末魔の声さえ出ずに、元魔王は灰となり散った。


「終わりだ」

「「「……ライカ!」」」

「ソフィア。 ルシア。 アリシア」

「「「……」」」


 ソフィア達から、返事が無かったから振り向けば、3人の胸には穴が開いていた。


 ……そして、3人は倒れた。


「……ソフィア! ルシア! アリシア!」


 俺は直ぐに完全治癒パーフェクトヒールを掛けるが、彼女達の傷口が閉じる事は無かった。


「無駄だ。 神が放った攻撃に、人族如きの魔法で治癒する事は無い」

「……邪神ガリクリブか」

「……貴様、何者だ!」


 俺は、邪神の声を無視してソフィア達の遺体を「倉庫」に仕舞う。


「私を無視するな!」


 邪神が吠えながら何かを放った。


「……」

「何ぃ!?」


 俺は、その何かが当たる直前で無力化した。


「羽虫が。 存在する事自体が我慢ならない」

「人族如きが……」

「消えろ、漆黒煌雷覇王竜ダークネスルドラ

「……ぎ、ぎゃあああーーー!」


 虚空から現れた黒い雷に撃たれた邪神ガリクリブは絶叫を上げた後、灰となり散った。


「……羽虫の力など、要らん」


 そして、誰も聞いていないが言った。


「俺は人ではなく、鬼神ライカだ」


 俺のお気に入りの漫画とスキルから影響を受けて、亜神を超えて鬼神となっていた。


「……玉座の間か」


 いつの間にか、俺は玉座の間に居た。


「私との約束を果たしてくれましたね」

「……サナ様」 


 創造神サナアドラ様が、魔王が居た玉座の間に降臨した。


 ……創造神サナアドラ様なら!


「残念ながら、私でも生き返させる事は出来ませんが、未来へと繋ぐ転生なら出来ます」

「お願いします、創造神サナアドラ様!」

「分かりました。 彼女達の意思・・を尊重しましょう」


 創造神サナアドラ様が、そう言うと「倉庫」に安置した筈の3人が薄い光に包まれて現れた。

 そして、そのまま3つの光の球になった。


「私が念話で送る言葉を紡ぎなさい」

「分かりました」

「……」

「我はい願う。新生への恐怖の鎖を絶ち切り、悲嘆の殻を破り、再生の痛みを受け入れ、戦慄を振り払い、差し伸べられた手を取る勇気をなんじに願う。信念を胸に我は汝に誓う。差し出された手を離さないと! ……転生召喚サモン・リンカーネイション!」


 俺が念話からの言葉を紡ぐと、光の球は赤色と緑色と青色になり、そのまま大きくなり人型になる。

 そして……


「「「……ライカ!」」」

「ソフィア! ルシア! アリシア!」


 再び逢えた3人を涙を流しながら呼んだ。


 ……どれ程に時間が経過したのか、暫くすると創造神サナアドラ様が静かに聞いた。


「本当に良かったのですか?」

「はい。 どの様な形であれ、私達はライカから離れたくありませんでしたから」

「私も同じだよ」

「私も」

「……分かりました。 今後はライカから離れる事はありません」

「ありがとうございます、創造神サナアドラ様」

「「ありがとうございます、創造神サナアドラ様」」

「ライカ」

「はい、創造神サナアドラ様」

「……」

「……ありがとうございます」


 俺は、創造神サナアドラ様から次元転移の方法を念話で教えて貰った。


「私の用は終わりました。 ライカ、今までご苦労さまです。

 向こうに戻ったら、妹に遊びに来なさいと伝えて」

「分かりました、創造神サナアドラ様」

「……では、さようなら」

「さようなら、創造神サナアドラ様」


 そして、創造神サナアドラ様は消えた。

 粋な贈り物を残して。


「……綺麗な花」

「……桜吹雪だ」

「……何か、切ない気持ちになるね」

「……!」


 俺は、この時に気付いた。

 ソフィア達の外見が人族で無い事を!


「創造神サナアドラ様は、人族への転生だと言っていないでしょう」

「確かにそうだが……」


 ソフィアは、以前の面影を残しているが、瞳の色が黄金で髪色が紅だ。

 ルシアも以前の面影が残っているが、碧眼緑髪だ。

 アリシアも同じく面影を残しているが、青眼藍色の髪だ。


「ライカ、聞いて」

「ああ」


 ソフィアが、真剣な顔で言った。


「私達は、創造神サナアドラ様の御力で、私達の意思でライカの召喚獣になったの」

「……召喚獣!?」

「そうだよ。 それしか、死んでしまった私達がライカと一緒にいる事が出来ないから」

「……人でなくなった私達が嫌か?」

「……全然。 それで言ったら、俺も亜神を超えて、鬼神になったしな」

「……あ!」

「どうした、ルシア」

「あのね……」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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