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私達の答えは変わらないわ

1つ前の話のタイトルを「俺は人ではなく、鬼神ライカだ」と入れたかったのですが、盛大なネタバレになるから泣く泣く辞めました。

 


「ライカが鬼神という神になったから、私達も従魔じゃなくて眷属だね」

「……そうだな」

「どう違うの?」

「支配者と被支配者の明確な身分は確定したけど、家族や親戚的な絆が出来たの」

「「……」」

「そうだな」

「ライカ、改めて聞くわ。 貴方、何者?」


 ……もう、隠す必要は無いな。


「ルシアと同じ国で生きた前世の記憶を持ち、異世界で転生したにも関わらず勇者召喚に巻き込まれて、この世界に転移した冒険者だよ」

「……なる程ね」

「それで……」

「ルシアとだけ通じる会話をしてた訳だ」

「ごめんね、ソフィアにアリシア」

「「……」」

「……痛っ!」

「これで許してあげます」

「私も」

「……痛い!」


 ソフィアからはデコピンを、アリシアからは頬を抓られた。


「痛いよ~」


 ルシアは、涙目になった。


「後、ライカ」

「何だ、ソフィア」

「私達は、ライカの召喚獣として転生したの」

「だから……」


 ソフィア達が光り、その光が収まると黄金の炎を纏う鳳凰ほうおうと、白銀の大熊と、深青のドラゴンになった。


「これが、私達の『今』の本来の姿よ」

「……綺麗だ」

「ありがとう」

「でしょう!」

「照れるな」


 そして、再び人の姿になる3人。


「そして、この姿はテンプレの人化だよ」

「分かったよ、ルシア」


 この後、お互いに質問の答え合いが終わるとアリシアが聞いた。


「最後に、この敷き詰められた綺麗な桃色の花びらは?」

「……そうだな。 俺とルシアの前世で生きた世界で、俺達の民族の『心』を象徴する花だ」

「……何か、儚いね」

「アリシアが、その気持ちになるなんて意外だな」

「もう! 純粋に思った事なのに!」

「済まない」

「ごめん」

「……許す」

「でも、嬉しいな」

「そうだね」

「私も、綺麗な花だと思ったのよ!」

「勿論、それも嬉しいよ」


 俺は、姿勢を正して言った。


「3人共。 行こうか」

「ええ」

「うん」

「はい」


 俺が姿勢を正して言った事で、意味を理解して真剣な顔で応えた。


 そして……

 俺はバラングラ王国で侯爵となり、ソフィアとルシアとアリシアとは婚約者となり、4人で他国へ留学した事に。

 そして、向かう途中で事故に遭い死亡した事になる。


 3人共、地位も身分も高いから体裁を整える必要が有ったから、こんな事になった。


 家族にだけは、話せる部分だけを話して理解を得た結果が、偽装死だ。


 そして、家族との別れが済んだソフィア達を連れて森に入る。

 それと、馬車を牽いていたAランクモンスターのクリムは森に返して、シリウスはパルマの従魔になった。


「……本当に良いのか?」

「私達の答えは変わらないわ」

「そうだよ」

「同じく」

「……分かった」


 俺は、創造神サナアドラ様から教えて貰った次元転移を展開する。


「……そうか」

「どうしたの?」

「創造神サナアドラ様が言っていた」

「何を?」

「努力次第で、転移先の到着する時間を変更出来るって言っていたんだ」

「つまり?」

「転移させられた時間から1年後まで逆行出来る」

「良かった……わね?」

「まあな。 3年後よりかは良かったけど……」

「乙女の時間を1年も削られるのは辛いわよね」

「そうなんだよ」


 何処かの魔法少女みたいに、次のシリーズは作品の時間軸で、約6年から約10年後からってなった時は、製作スタッフに殺意が芽生えたな。


「まあ、転勤や短期留学したと思ったら?」

「……そうだな。 発動させるぞ?」

「ええ」

「うん」

「はい」


 俺は、次元転移先を第2の故郷である転生先の「あの森」にして、時間は転移してから1年後にした。


「……準備は出来た」

「行きましょう」

「行こうよ」

「行こう」


 ……3人の同意を得た。


「……ユリナの所に帰ろう。 次元転移ディメンションムーブ


 一瞬視界が歪むが直ぐに収まると、神としての知覚を使い、回りの情報を得る。


「……次元転移ディメンションムーブは成功だな」

「良かったわね、ライカ」

「ああ。 とりあえず城塞都市リグランデに戻ろう」


 まあ、パーティメンバーは6人までって規則は無いしな。


 ……蛇足だが、俺が放った攻撃魔法で変わった地形のままで、森が再生していた。



「変わってないな」

「そうなの?」

「ああ」


 城塞都市リグランデに戻った俺達は、都市が変わってない事に安堵した。


「先ずは、この都市にユリナ達が居るか……だ」

「きっと居ますよ」

「そうだといいな」

「大丈夫だよ」

「そうか?」

「そうよ。 居るよ」

「ありがとう、3人共」


 俺は冒険者ギルドで情報を集める事にしたが、念の為に仮面で顔を隠す事にした。


「あのスタンピードから今日までで、どうなったか知りたい」

「……はい。 あのスタンピードから……」


 俺の質問に対して少々怪しんだが教えてくれた。

 どうやら、スタンピードの規模から見て、軽傷者数名だけで済んだのは奇跡で、都市では盛大な祭り状態になった。

 そんな祝いの空気の中、城塞都市リグランデの領主にして公爵リグランデの娘サリタシアが、不慮の事故で1人の従者と共に亡くなったらしい。


 陰謀の匂いがするが、約1年前の事だから俺にはどうしようもないな。


 次に、この城塞都市リグランデには、この都市を拠点にしているパーティメンバーが居るが、女性4人だけでありながら全員がBランクという。

 それで、このパーティメンバーには気を付ける様に言われた。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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