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可能な限り自重をお願いします

リスペクト作品から2作品を参考にしました。

 


 翌日から3日間が経過したが、俺達は何もせず部屋に籠もっている訳もなく、訓練場で騎士達相手に鍛練をしている。

 勿論、徹底的に「舐めプ」をする事で、技術的な部分を磨いている。


 ソフィアやルシアも、女性騎士や女性魔術士にしごかれている。


「参りました」

「勝者ライカ! 敗者バラクダ騎士団長」

「敗者は余分だ!」

「「「「「「「「「「「「あははは!」」」」」」」」」」」」


 そんな感じでいると、遂に来た。


「ライカ殿の出陣が決まった」

「何処だ?」

「ギードリュー公爵側に付いたグリンガラ伯爵だ」

「ライカ殿には、グリンガラ伯爵が治める町の領主館を制圧して欲しい」

「分かった」


 俺達は準備が終わっていたから直ぐに出発したが、俺達の馬車の後ろには、制圧した後の町を管理する為の文官が3名と護衛の騎士達が5名追従している。

 本来なら、王族でない者に騎士は護衛をしないのだが、今はクーデターという例外な為に騎士達は護衛をしている。


 蛇足だが、文官3人が多少は馬車の改造チートに気付いて俺達の馬車に乗りたがったが、当然拒否した。


 町等に寄らずに直行した為に、3日目の午後2時頃に到着して、そのまま領主館に向かった。


 既に連絡が行っているのか、グリンガラ伯爵は籠城戦も辞さないみたいで、門は固く閉じられている。


「門を破壊しても良いか?」

「可能な限り自重をお願いします」

「分かった……よ!」


 俺は風魔法を使わずに手刀の鎌鼬だけで門のかんぬきを切断した。


「……信じられん!」

「ソフィアとルシア。 行こうか」

「ええ」

「うん」


 俺達は、文官3名を無視して領主館へと足を踏み入れた。


 そして、魔法と殺陣が入り混じる場所となったが、あっさりと制圧して、俺達は無傷で、向こう側も軽傷者数名だ。

 後始末を文官達に任せて、俺達は王都に戻った。 


「はい。 文官からの手紙」


 手紙を宰相に渡す。 


「……無事に制圧出来たみたいですね」

「ああ」



 ???side


「準備は出来たか?」

「……はい」

「それならば、直ぐに出発しろ」

「……分かりました」


 ……ククククク。


 血を流し、臓物をぶち撒けろ! 憤怒と悲哀を充満させろ!

 それこそが、我が神の望みだ!



 ライカside


 普通の漫画やラノベなら、この後に数回の様子見や小手調べが有るもんだが、1週間後に向こう側の全戦力が、王都前に広がる大草原の、王都の反対側に陣を張った。


「向こうの大将は底無しのバカか、もしくは深淵な戦略家だな」

「そうですね」

「そうだね」


 そんな事を言っていると、物見塔に居る俺達に近付く気配がした。


「ライカ殿!」

「マリベルさん」

「これより作戦会議だ」

「マリベルさん自身が来なくても……」

「私自身が、向こうの陣営を見ておきたかった」

「そうか」

「……よし。 行こうか」

「ああ」

「ええ」

「うん」


 俺達は物見塔から降りて、王宮の会議室に入ると全員が揃っていた。


「これより会議を始める」


 ある程度の案を用意していたのか、1つの王国の命運を決める会議は1時間ぐらいで終わろうとしていた。


「ライカ殿には、遊撃になって貰い、目に付く強者を少なくとも無力化して欲しい」

「分かった」

「ソフィア様とルシア様は、後方で作成した高台で魔法攻撃をしてください」

「分かったわ」

「分かったよ」

「そうだな。2人は総合では、Cランク冒険者ぐらいだからな」


 ソフィアとルシアは、一瞬悔しそうな顔をしたが、直ぐに何時もの笑顔になり言った。


「頑張って、ライカ」

「待っているよ、ライカ」

「ああ!」


 因みに、バラクダ達はチェスのポーンみたいに前進征圧で行くらしい。

 その後ろをデュカの王国魔術士団が補助するみたいだ。

 そして、近衛騎士団と団長のシュガルと、近衛魔術士団と団長のマリベルは国王の護衛だ。


「さて、行くか」


 俺は、遊撃に任命されたからバラクダ達と一緒に正面から行かず、両軍の衝突を確認してから公爵軍の配置を見る。


 先ずは、前線に近い場所で軍の指揮をしている騎士に対して狙撃用の風魔法攻撃『遠距離風撃弾ライフル・エアバレット』で仕留めるか。


遠距離風撃弾ライフル・エアバレット


 これで、前線の指揮官を8人無力化したな。


「次は、後方の武官を狙うか」


 俺は、ボーリングみたいに公爵軍をねながら後方に向かった。


「何者だ、貴様は!」

「国王側の冒険者」

「ならば、是非もない! 死ね!」

「邪魔」

「……ぶぎゃ!」


 公爵軍の武官らしき騎士が立ち塞がったが、一蹴した。


「待ち……ぐぎゃあー!」

「……ん?」


 ……誰かに声を掛けられたが、既に撥ねた後だから分からん。

 そのまま進むと、豪勢な天幕に辿り着いた。


「この状況で、こんな天幕を張れるのは1人しかいないな」

「その通りだ」


 天幕から出たのは、国王に似たオッサンと、如何にも力こそ正義みたいな暑苦しいマッチョな野郎と、黒フードに黒魔術士スタイルで、鼻の途中までは影で目が見えない野郎が現れた。


 それと、魔力探知で感じるが、まだ天幕に1人居るな。


「初めまして。 冒険者のライカだ」

「礼節には礼節で返そう。

「ギードリュー=ジュザ=ハッティン公爵にして、現国王の王弟である」

「そして、クーデターの首謀者だ」

「……そうであるな」


 ……何か、イメージが違うな。


 理由は分からないが、クーデターを興す様な男には見えないんだよなぁ。


「試しに……聖浄絶対陣ホーリー・クライシス


 この魔法は第8位階魔法で、対人用だ。

 この魔法に指定された人物に結界を張り、本人にとっては不要な存在が内部に居た場合、その不要な存在を消滅させた後に、洗浄クリーンを掛ける魔法だ。


「私を支配していた何かが消えた?」

「質問だ。 何故、クーデターを興した?」

「……わ、私は、私はーーー!」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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