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食べれば分かるよ

書いている時に「ト○コ」を思い出したので……

 


「……この辺りでいいか」


 ドォン!


 黒鱗竜アグラサスを吹き飛ばし、風魔法で俺も追従し、3kmぐらいの所で開けた場所が有ったから、黒鱗竜アグラサスを叩き付けた。


 〘なかなか派手な招待だね〙


 皮肉を込めて「招待」と表現したのだろうが、無視して言った。


「敬意を払う必要が無いからな」

 〘これでも神だよ、ボク〙

「邪神だろ?」

 〘そうだったね〙

「それじゃあ、始めようか」

 〘そうだね。 それと、寂しくない様に君を殺した後は、彼女達も君の後を追わせてあげるよ。 こう見えても、ボクは優しいんだ〙 

「その必要は無い」

 〘何故だい?〙

「此処で、お前は消滅するからだ」

 〘戦神にして邪神であるボクを?〙


 ……ユーリ姉ちゃん、後で説明な。


『……うん』

 〘転生神ユリディア!?〙

「……やっぱり、聞こえるのか」

 〘貴様、何者だ!〙

「消滅するヤツに教える必要は無い」

 〘……それなら、後悔しながら死ね!〙


 この言葉が、戦闘開始の合図となった。


 〘……ぐはっ!〙

「まだまだ!」


 この世界の上位に君臨するドラゴン種で、更にドラゴン種でも上位の黒鱗竜ブラックドラゴンが器で、中身が邪神で戦神アグラサスを相手に戦闘している為に、大地にはクレーターが幾つも出来、開けた場所だったが、その範囲は5倍になった。


「疾っ!」

 〘……ごばっ!〙


 黒鱗竜アグラサスは、噛みつき・爪撃・尾撃・羽ばたきを繰り返し、その合間に炎槍フレイムランスを放ってきたが、それらを掻いくぐり魔力で強化と硬化した拳で攻撃した。


 〘ふ、巫山戯るなー!〙

「ドラゴンブレスか」


 業を煮やした邪神にして戦神のアグラサスは、ドラゴン種の切り札「ドラゴンブレス」を使う姿勢モーションに入った。

 しかも、神霊力の集中を感じる。

 俺は「倉庫」から刀を取り出して、居合の姿勢で構える。


 〘そんな棒切れで防げる訳が無い! 死ねぇ!〙


 ……ゴゥ!


「……破!」

 〘……え?〙


 ……ザン!


 吐かれた黒炎のドラゴンブレスを、海○斬みたいに斬り裂き、そのまま黒鱗竜ブラックドラゴンの首を切断し、その後方にある雲と山が消えて、斬り裂かれたドラゴンブレスは、俺の後方の森林を1kmぐらい焼失していた。

 そして、黒鱗竜ブラックドラゴンの中に居る邪神の欠片と本体アグラサスを繋ぐラインも切った。


 俺は、黒鱗竜ブラックドラゴンの中に存在していた戦神の神霊力を吸収する。


「……くっ」


 流石に欠片とは言え、戦神の力は強烈だな。


 ……ドゥン!


 幾ら邪神が支配していたとは言え、本体は命が有る黒鱗竜ブラックドラゴンな為に、首を切断され絶命した。


「……回収と」


 俺は、直ぐに首と胴体を「倉庫」に仕舞う。

 ドラゴン種は、殆ど捨てる所が無いからだ。


「……さて」


 ユーリ姉ちゃん?


『聞きたい事は分かるから説明するね』


 ユーリ姉ちゃんの説明では、幾ら上位神でも、邪神に堕ちたとは言え、相手が戦神ほどになると存在を感知するのは難しいらしい。

 そして、今回みたいな事件が起きて、初めて存在を感知出来るみたいだ。


「事情は分かったよ」

『ごめんね』

「いいよ」

『ありがとう』

「また、教会とかに顔出すよ」

『待っているよ!』

「ああ」

『またね』

「またね、ユーリ姉ちゃん」


 ……さて、ユリナ達の所に戻ろうか。


 帰りは、ドラゴンブレスで延焼していた森林を鎮火しながら地上を走っていたのだが、途中に美食の食材として重宝されている「幻角兎ファントムホーンラビット」が3匹も居たから割りと本気を出して瞬殺した。

 本体の肉も美味いが、角が美食の調味料として重宝されているからだ。


「ユリナ達、喜ぶだろうなぁ」


 俺は、ユリナ達の笑顔を思い浮かべながら帰路を急いだ。


「お帰り、ライカ」

「ただいま、ユリナ」


 この後、リン達とソフィア達から「お帰り」を言われた後、俺も「ただいま」を言い、途中で手に入れた幻角兎ファントムホーンラビットを見せた。


「……ら、ライカ?」

「本物だ」

「や、や……」

「やったのじゃーーー!」

「「「……?」」」


 ソフィア達は、異世界から来た為に知らないみたいで、ランの喜びように困惑していた。


「食べれば分かるよ」


 そんな訳で、敢えて「角無し」と「角有り」の鍋を用意して昼食を兼ねて実食。


「「「……!」」」

「美味しい!」

「美味しいです、ライカ様!」

「美味いのじゃーーー!」


 角無しの鍋も含めて2つの鍋が空になるのに10分も掛からなかった。


「ライカ、また狩ってきてね」


 ソフィアが周りを気にしながら、珍しく俺にお強請ねだりをした。


「分かった」


 ソフィアにお強請りされるまでもなく、俺も見付けたら、また狩っておこうと思っていた。


「さあ、戻りましょう!」


 冒険者として、またお腹的にも満足したユリナ達は笑顔で号令を掛けた。


「到着だ」


 あれから1時間半ほど移動してキカングラに到着した俺達は、冒険者ギルドに向かった。


「……本当ですか!」


 冒険者ギルドに到着すると、たまたま空いている受付嬢の所に行き、ブルーケルベロスの討伐報告をした。


「それでは、解体場に行きましょう」

「ああ」


 しかし、解体場に入らないサイズの為に、訓練場に移動してブルーケルベロスを出した。


「「「「「「「「「「「「……おお!!!」」」」」」」」」」」」


 当たり前の様に付いて来た冒険者達から、驚愕の声を上げた。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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