↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

130/133

誰だ!

重なったけど間に合ったよ。

 


 あれから探索する事、約40分後にブルーケルベロスの魔力をユリナ達が感知した。


「……かなり強いね」

「それで、ユリナはどうする?」

「勿論、私達で討伐する!」

「分かった」

「でも、流石に周りを見る余裕は無いと思うから、露払いをお願いするわ」

「任せろ!」

「ソフィア達も、それで良いか?」

「ええ」

「それで行こう!」

「万が一の時は、私の結界に任せて」

「ああ、アリシア。 信頼している」


 この後、それぞれの役割を決めると、俺達はブルーケルベロスが居る方向へ移動を開始した。


「……見えた!」


 俺達は、ブルーケルベロスとの距離が縮まれば縮まる程、慎重に移動して、遂にブルーケルベロスを視認出来る距離まで近付いた。


「実際に見て、どう思う?」

「かなり大きいわね。 それと……多分だけど、周りの森の状態を見て、水属性や氷属性を持つ攻撃は無いと思う。

 だから、攻撃は通常ノーマルのケルベロスよりも高温の炎を使ってくると思うわ」


 ……正解!


「ユリナが、そう判断したのなら、それを踏まえて討伐しよう」

「うん」


 約3分後に、準備を終えたユリナが言った。


「行こう!」

雷撃槍ライトニングランス40連!」


 ブルーケルベロスの周りや、潜んでいたブラックウルフ20匹は声を出す事も出来ず、俺の雷撃槍ライトニングランスを頭と心臓に喰らい絶命した。


「ありがとう、ライカ」

「後ろで見ているからな」

「うん!」

闇槍ダークランス

氷槍アイスランス

「私だって! ……光槍シャインランス

「……!? Gi……Gu……Ga……」


 いきなり周りの取り巻き兼下僕しもべが倒れた一瞬の混乱を突いて、リン・ランが攻撃魔法を放ち、数秒後にユリナも攻撃魔法を放つ。


「闇の身体強化!」

「風の身体強化!」

「光の身体強化!」


 ……3人は属性の身体強化をした。


 これで、リンはいつも以上に冷静になり、例え腕を噛み千切られようとも動揺する事もなく、その隙に攻撃をする事が出来る。

 それに、物理系攻撃以外に強い耐性を持つし、元々がリンは敏捷性が高いから、物理系や魔法系の両方とも攻撃が当たる事は無い。


 ランもリンには敏捷性では劣るが、その速さを継続させる体力を持っているから、相手よりも速ければ、時間が経過しても向こうからの攻撃が当たる事は無い。


 ユリナは物理系や魔法系の両方で強い耐性を持ち、更に身体能力が飛躍的に向上するから、向こうからの攻撃は当たらないし、当たっても高い耐性の為に、ダメージと外傷を受ける事は無い。


「私達も行くわよ」

「待ってました!」

「勿論よ!」


 ソフィア達も、参戦する為に前線に向かった。

 まあ、向かったと言ってもユリナ達のフォローをソフィアが、ルシアはアタッカーの1人としてユリナ達と一緒に攻撃をし、アリシアは回復魔法でユリナ達の傷を癒し、万が一に備えて結界を張れるように準備をしている。


「……ユリナ!」

「大丈夫!」

「助かったわ、アリシア」

「後、少しよ」


 ブルーケルベロスは、自分の身体で死角を作り自分の毒蛇の尻尾でユリナを攻擊しようとしたが、アリシアが結界を貼って防いだ。


 ……ふぅ。 今のは際どかった。


 まあ、ルシアの浸透系の打撃で、動きに敏捷性は無くっているから、毒蛇の攻撃が起死回生の一撃だったのだろう。

 しかし、それをアリシアが防いだ辺りから動きが急激に衰えているから、ブルーケルベロスの命運は尽きたと言えるな。


「討伐は時間の問題だな」


 ……約8分後に、ブルーケルベロスは討伐された。


「……やったー!」

「やりました、ライカ様!」

「我が主、やったのじゃ!」

「おめでとう、ユリナ。 それにリンとランもよく頑張ったな」

「えへへへ」

「はい、ライカ様!」

「のじゃ~」


 俺は、ソフィア達に身体の向きを変えて言った。


「勿論、ソフィア達も頑張ったな」

「と、当然よ!」

「ブイ!」

「まあね!」


 珍しく照れるソフィアに、両手でVサインをするルシアに、胸を張るアリシアだった。


「それじゃ……!」

 〘よくも邪魔をしたな〙


 俺が「それじゃあ、ブルーケルベロスを回収して戻ろう」と言い掛けたのだが、いきなりドス黒い声が聞こえた。


「誰だ!」

 〘ボクは、戦神の一柱アグラサス。 まあ、同じ神達からは邪神と言われているけどね〙


 そう言いながら、ブルーケルベロスが最初に居た場所の後方から黒鱗竜ブラックドラゴンが現れた。


「戦神と名乗りながら、イメージから離れたモンスターな外見だな」

 〘まあね。 コレは、ボクの力の一部を与えているだけだしね〙


 ……力を与えた後、支配し占領して五感を共有しているって所か。


「とりあえず……」


 俺は、ブルーケルベロスを「倉庫」に仕舞う。


 〘先ずはソレ?〙

「折角、ユリナ達が討伐したんだ。

 お前に、利用されて潰されたら嫌だからな」

 〘……ちぇっ〙

「アリシア!」

「分かっている。 全力の結界を張る」

「頼む」

「ライカ! 死なないで!」

「大丈夫だ」

 〘今生の別れは済んだ?〙

「……いや」 

 〘待ってあげるよ〙

「……必要は無い」

 〘ごはっ〙


 俺は物理的に衝撃が伴う威圧を飛ばして、邪神が入っている黒鱗竜ブラックドラゴンを、この場から離す。


「待っててくれ。 直ぐに戻る!」

「ライカ、勝って!」

「……ああ!」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。