つまり、コイツは……
済みません!
大変遅くなりました。
……なぁ~んて思っていたが、3日後には王城を後にして、宿屋に戻り宿泊の延長料金を払い、俺達はダークネスレッドアイズスネークの代金を受け取る為、商業ギルドに向かった。
「ライカ様、お待ちしておりました」
「悪いな。 ちょっとしたアクシデントがあってな」
「はい。 王城からの使者が来られてお伺いしておりますので、ご安心ください」
「それは良かった」
「では、お支払いをいたします」
……結構な高額になっていた。
「白金貨4枚に、大金貨8枚と金貨6枚に、大銀貨9枚になります」
……なんか、どっかの名探偵を連想させる数字だが偶然だろう。
そして、商業ギルドを出た所で思わず言った。
「真実はいつも1つ!」
「バーロー。 そんな事を言っても誰も分からないわよ、ライカ」
ルシアが、意味が分かった上でツッコミを入れたてきた。
「そうよ、ライカ」
「「「「……?」」」」
「気にするな。 単なる思い付きだから」
「全く。 ライカは昔から突然、意味が分からない事を言うんだから」
そんな一幕が有ったが、俺達は王都の散歩を始めて約30分後に女性の大きな声が聞こえた。
「今日オープンしたお菓子屋です! 是非、お越しください!」
「「「「行くわよ、ライカ!」」」」
ユリナとソフィア達が、声を揃えて言った。
「リン達は、ど……」
「異存はございません、ライカ様」
「のじゃー!」
珍しくリンが、俺の台詞に被せてきたし、ランも同意みたいだ。
「分かった」
……ユリナ達が、リミッターを解除した。
会計は、合計で大銀貨1枚と銀貨2枚に、大銅貨1枚と銅貨5枚だ。
日本円だと約12万1500円で、内訳は1500円が俺の分で、残りはユリナ達だ。
「美味しかったわ」
「それは良かったな」
「うん!」
……ユリナの言葉に、ソフィア達は笑顔で首を縦に振っているのだった。
その後、オープンしたお菓子屋さんから出た俺達は再び散歩を再開したが、5組26人を石と鉄で出来た無料の宿泊施設に招待した。
更に数時間後……
「……美しい私達は罪ね」
「そうだな」
「ちょっと歩いただけで、こんなにも寄ってくるのだから」
「そうだな」
現在、10組目のナンパ野郎共に対して、ルシアは向こうのリーダーらしき人物に腹パンを入れた所だ。
「さて、剥ぎ取るか」
「坊ちゃま!?」
如何にもな執事の格好をした男性が近付いて来て、叫んだ。
「誰だ?」
「私は、エビンソン男爵様に仕える執事です」
「つまり、コイツは……」
「エビンソン男爵様の三男でグラジル様です」
……貴族かぁ。
「国際奴隷法」
「何を言っ……あ! い、幾らでしょうか?」
「面倒臭いから、そいつを領地に生涯軟禁で」
「……」
「それと、信じる信じないは自由だが、俺達は高位の貴族と繋がりがある」
「……畏まりました」
聡い執事だったみたいで、気絶していたチンピラな護衛の連中を起こして、男爵家の坊ちゃまを回収して去った。
その後、気ままに散歩をしていると、冒険者ギルドが見えたから行ってみた。
「王都の冒険者ギルドだから大きいのは当たり前だが、冒険者も多いな」
「そうだね」
因みに冒険者達が居るのだが、昼間から酒を飲んでいる冒険者が4割で、賭博に興じている冒険者は3割で、滞在理由が不明な冒険者が2割で、冒険者を装っている人達が1割って所だな。
特に最後の1割は何者なのか知りたい気持ちになるが、無視して依頼を貼ってある掲示板を見に行く。
「当たり前と言ったら当たり前だが、美味しい依頼は無いな」
「当たり前よ」
それでも、高額依頼が残っていたりするが、難易度も高かったりする。
「……ん?」
「どうしたの、ライカ」
「これ」
俺は、高額で難易度が高い依頼書を指す。
「……確かに、高額で難易度が高いわね」
「でも、私達なら大丈夫だと思うわ」
「やるか?」
「やろう!」
ユリナの言葉で……決まった。
依頼書を外して受付嬢の所に行き、詳細を聞くと、早速だが移動を開始した。
……パカラパカラパカラパカラ。
「馬車で3日か」
俺達は、依頼主が居る街「キカングラ」に向かっている。
「何か、久し振りな冒険者の仕事って感じがするのは何故かしら?」
「……気の所為だ」
「そうかなぁ?」
「ああ」
「そうよね」
……バリオスのお陰で1日短縮され2日後に目的地の街「キカングラ」に俺達は到着した。
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