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ユリナが強く反応したが、本命は……

アム○、行きまーす!

 


 2日後に俺達は目的地の街「エステパナ」に到着すると、先ずはミアの実家である商会「エスペイグ」に向かった。


 到着すると、向こうは直ぐにミアに気付き、俺達は応接室に通された。


「お父さん!」

「ミア!」


 俺達は静かに応接室から出て、近くに居たスタッフに声を掛けて、2つ隣の部屋に移動した。


 感動の再会から約90分後


「ライカさん。 及び仲間の皆さん。

 ありがとうございます」

「ありがとうございます」


 俺達が居た部屋にミアと父親が入って2人がお礼を言ってきた。


「お礼は受け取るが、それで充分だ。

 それに、ミアは運良く助かっただけに過ぎない」

「……そうですね」

「……お兄ちゃん」

「済まないな」

「いえ、ライカさんが……」

「所で!」

「はい……」

「ミアが囚われた盗賊共のアジトから色々と接収したのだが、不要品を引き取って貰いたいがいいだろうか?」

「……勿論です」


 この後、不要品を引き取って貰った。


「「ありがとうございます!」」


 後ろでは、ユリナ達がヒソヒソと言っている。


「何が不要品よ」

「そうだねぇ」

「出した不要品って、ミアさんの商会の物だったり、ミアさんのお兄さんの遺品じゃない」

「素直じゃないんだから、ライカは」

「流石はライカ様です」

「のじゃ!」


 後ろ、聞こえているぞ。


「それじゃあ」

「ご用が有れば、何時でも来てください」

「ライカさん、待っているから!」


 こうして、俺達はミアの商会を後にした。


「ライカ」

「でも正直なところ、俺達に構っている余裕は無いだろう?」

「……そっか」

「家族を1人喪ったし、ミアのお兄さんは仕事で他の街に向かって、その途中で盗賊共に襲われたんだ。

 もしかしたら、向こうに損害が出ている場合だって有るしな」

「……そうだね」


 実際、ミアの親父さんの目の下のクマは酷かった。


「宿屋は決まったし、散策するか?」


 ミア達の商会を後にした俺達は、無事に宿屋を見付けて部屋を取り、時間が中途半端だから、軽く散策したいと思ってユリナ達に聞いてみると……


「うん」

「勿論です、ライカ様」

「のじゃ!」

「勿論よ」

「当然だよ!」

「行きましょう」


 ユリナ達の了解を得て、散策を開始した。


「これも美味しい!」

「こちらも美味しいです、ライカ様」

「こっちも美味いのじゃ!」

「……やるわね」

「美味いよ!」

「……美味しいわね」


 やはり、平等な競争に因って発展していた。

 塩やハーブ等の一般的な調味料の他に様々な調味料が使われていたし、使う「部位」も様々な場所を使っている。

 一般的な部位である「モモ」や「肩」や「胸」以外にも、日本ぐらいしか見る事の無い「スジ肉」や「ホルモン」等も使われていた。


「美味いが、夕食分は空けておけよ」

「わ、分かっているわよ!」


 ユリナが強く反応したが、本命は……


「特にルシア」

「私!?」


 見事な「マヌケ顔」をしたルシアが居た。


「「「「あははは」」」」

「皆、酷ーい!」

「「「「「あははは!」」」」」

「……ブゥ」

「まあまあ、ほれ」

「ング。 ……許してあげる」


 ルシアの口に、デザート寄りに調理された畜産の牛の肉を放り込む。


「さあ、次に行きましょう」

「そうだな」


 俺達は、この街の名物である「屋台通り」を買い食いしながら散策した。

 勿論、食べ比べもした。

 畜産の牛と牛系モンスターで、同じ「部位」ならどうなる……とかな。


 そして、宿屋では肉汁弾けるステーキと、濃厚な煮込みを頂いた。


「やっぱり、牛と言えばステーキだよな」

「うん、ライカ!」

「噛み応え有りますね」

「美味いのじゃ!」

「……煮込みも美味しいわね」

「美味いわ!」

「……美味しい」


 俺達は「また来ような」と固く誓って、2日後にエステパナを後にした。

 因みに、料理大会は無かったし、テンプレな「幻の○○」みたいな素材も無かった。


「普通に、美味かったから問題無いがな」

「そうだね」


 そして、馬車で移動中だが、今回はソフィアも参戦して「獲ってこい」をしている。

 牛肉って、何がとは言わないが溜まり易いからなぁ。


「ソフィア、行きまーす!」

「……! ルシアー!」


 移動中に、そんな事が有った。


「到着だ」


 あれから2日後に王都に到着して、以前泊まっていた宿屋に行くと、運良く部屋が空いていたから泊まる事にした。


 翌日、朝食が食べ終わるのを待っていた王宮からの使者と馬車が居た。


「高貴な方がお待ちしております。

 ご同乗をお願いします」

「……分かった」


 こうして、俺達は王城へドナドナされた。


「ん、ん、ん。 待っていたわ」


 フェリシア王女が、良い笑顔で王宮の応接室に入ってきて、先程の台詞せりふだ。


「……え~と」

「時間はたっぷりと有るから大丈夫よ。

 先ずは、ライカ! 床に正座ね」

「……へ?」

「正座!」

「いや、だから……」

「せ・い・ざ!」

「……はい」


 俺が王宮の応接室で、床とのスキンシップが終了したのは2時間後だった。

 その間、ユリナ達は美味しい紅茶とお菓子を堪能していた。


「今日は泊まっていって。 宿屋には連絡済みよ」


 つまり、強制イベントな訳だ。


「分かった」


 ……まあ、いいけどな。


 こうして、俺達は王宮に泊まる事になったのだが……深夜に事件が発生した。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


ユリナ、食べても太らないタイプです。

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