申し訳ない!
ちょっと短いです。
……三男クールガル=アヤサ=ラザリマナか。
「別れ際に睨んでいたからなぁ」
因みに、念話でソフィア達に確認したが、向こうには暗殺者が現れなかったみたいだ。
……そうなると、俺を排除して、ユリナ達を囲うと考えていたのだろう。
「とりあえず、責任者に報告するか」
俺は、暗殺者に自殺と脱出が出来ないように改めて拘束すると、魔法で寝かせて俺も寝た。
……俺も神経が太くなったなぁ……スヤァ~。
数時間後の朝、朝食の案内に来たメイドに領主に話がある事を伝えて貰った。
……朝食後に別室で、領主に一部始終を話す。
「申し訳ない!」
話を聞いて即座に頭を下げて謝罪したから、人としては真面目な性格と判断して、三男と暗殺者の処分を任せる事にした。
「お待たせ」
「終わった?」
「ああ。 行こうか」
「うん」
待っていたユリナ達に声を掛けて、俺達は領主館を後にして、そのまま都市ラザリマナも後にした。
……パカラパカラパカラパカラ。
「やっぱり良いな」
「そうだね」
バリオスのお陰で、ゴブリン等の雑魚モンスターが現れないから移動はスムーズだ。
偶に、数百m離れたオーク等のモンスターを雷魔法で仕留めて、リン達4人に「行ってこい!」をしている。
「行ってきます!」
「のじゃー!」
「ベアー!」
「行ってくりゅ~!」
「……」
ツッコミを止めたよ。 でも……
「……流石に特許とかは取ってないよな?」
「トッキョ?」
「いや、なんでもない」
「ふ~ん」
3日間経過して、次の目的地の街「タヴァサル」まで30分の所で盗賊共から襲撃を受けている馬車付きの一行がいた。
「助けは要るか!」
「頼む」
「分かった」
俺達の馬車を、少し離れた場所に置いて駆け寄り聞くと、助けの承諾を得た俺達は3分程で盗賊共を仕留めた。
勿論、アジトを吐かせる為の頭数は押さえてある。
「助かった。 感謝する。 オレ達はCランク冒険者パーティの『緑剣』で、リーダーのラグルだ」
「Bランク冒険者パーティの『星屑』でリーダーのライカだ」
「……Bランク! 道理で強い訳だ」
この後、お互いのメンバーの自己紹介が終わると、緑剣の雇い主への紹介となった。
「此方が、オレ達の雇い主で……」
「初めまして。 タヴァサルで商会『ナシリーク』を開いているナシリークです」
ナシリークに俺達も自己紹介をする。
「救けて頂いたお礼に是非、我が商会にお越しください。
決して、恩を仇で返す事はありません」
「分かった」
「それと少ないですが……」
ナシリークが、懐から小袋を取り出して俺に渡した。
「些少ではごさいますが、お納めください」
中身を確認すると、金貨5枚が入っていた。
「受け取ろう」
「それは良かった」
「さて。 盗賊共は俺達に任せてくれ」
「良いのか?」
「ああ」
「……頼む」
ラグル達も、俺達がこの後する事を分かっているが、護衛の仕事を無視する訳にはいかないからな。
こうして、ナシリーク商会御一行は、街タヴァサルへと向かったのだった。
「……此処がアジトか」
ナシリーク商会御一行を見送った俺達は、生かして残していた盗賊共からアジトの場所を聞き出して、ユリナ達に後始末をお願いして、俺はアジトに向かい数分後に発見した。
……俺だけでアジトを探すから、移動速度を気にしないで済むしな。
いつも通りに、盗賊共の残党を瞬殺して貯めていた金銀財宝を全て回収して、囚われた人達は居ないか確認したが、誰も居なくてホッとした。
「ただいま」
「ライカ、お帰り」
「囚われた犠牲者は居なかったよ」
「それは良かったわ。 私達も後始末は終わっているから出発しましょう」
「そうだな」
俺達も出発して約30分後に、街タヴァサルに到着したのだが、街の中が騒がしかった。
「そっちは終わったか!」
「後、ちょっと!」
「こっちはまだだ!」
「誰か、応援に行ってくれ!」
適当に何人かに声を掛けて聞いてみたら、どうやら後数時間後に聖女が来るみたいだ。
「……聖女?」
この世界は「剣と魔法の異世界」であって、女の子向けの「異世界恋愛系」じゃない筈だけどなぁ。
俺は困惑している中で、現在進行形で街の清掃等がされている。
「「「「「「「「「「「聖女様!!!」」」」」」」」」」」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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