まだ、話が終わってないぞ!
美女美少女6人に、オマケのガキ(男)が歩いていたら、チンピラは……
俺はカイジルの方を見ると、見事に呆然としていたのだが、俺の視線に気付くと言った。
「……どうやら、私の目利きはまだまだ未熟だったみたいですね」
「当然だ。 俺の自慢の仲間だからな!」
俺が、そう答えるとソフィア達3人は照れて視線を明後日の方向に向けた。
「これを受け取ってください」
カイジルは、金貨1枚を出した。
「コレは?」
「皆様の時間を奪った代金です」
「……分かった」
俺は、この金貨1枚を受け取る事にした。
「もし都市ラザリマナに来られた時は、私共の商会にお越しください。
商会には話を通しておきますので」
「分かった」
「では、失礼します」
気絶中の護衛を、残った護衛が背負ってカイジル達は自分達の所に戻っていった。
「やったな、ルシア」
「格好良かったわ!」
「えへへへ」
「それじゃあ、二交替で夜番な」
「分かったわ」
「はい、ライカ様」
「のじゃ!」
「ええ」
「分かったよ」
「結界は任せて!」
翌日、カイジル達が先に行った後に、俺達はゆっくりと出発した。
「なんで~!」
「……せい!」
「Ga……」
移動中の俺達に急襲した上位Aランクモンスター「黒牙虎」を、俺の首刈りの一撃で仕留めた。
……そして、俺の「倉庫」に仕舞う。
「コレが有るから、探知系は欠かせないよな」
「そうだね」
「そうですね、ライカ様」
「のじゃ!」
「「「……」」」
慣れているユリナ達は平然としていたが、ソフィア達は違っていたみたいで無言だった。
「大丈夫か?」
「大丈夫よ、ライカ。 驚いただけだから」
「問題無いよ、ライカ。 同じく」
「大丈夫だよ、ライカ。 私も」
「それなら良かった」
因みに、最も驚いていたのはルシアだ。
「さあ、出発だ!」
「「「「「「おー!」」」」」」
それから約2日後に都市ラザリマナに到着した。
「良い宿屋も見付けたし、軽く散策するか」
「うん!」
ユリナが代表して答えたが、全員賛成みたいだ。
……そうなると、当然の様にこうなる。
「いい女達じゃねえか。 ガキは消えろ」
「……はぁ」
約6分後には、身包み剥がされて隅に蹴り飛ばされたチンピラ共5人が居た。
ユリナ達も慣れたもんで、熟練の職人みたいに武器防具や所持金等を徴収した。
「行きましょう」
「そうだな」
生ゴミ5つを、隅に蹴り飛ばした俺達は散策を再開した。
「私の専属護衛になれ!」
「お断りします」
「な!?」
この馬鹿は、この都市ラザリマナの領主の四番目の息子で、しかも愛人との間に生まれた子供だ。
まあ、子供と言うには些か年を取り過ぎているが、周りの野次馬からの説明台詞で知る事が出来て、名前は「ダレンジル」で年齢が24歳だ。
そして、5人の護衛を引き連れて移動中にアリシアを一目惚れして、俺達に近付いて先程の台詞だ。
「私はラザリマナ侯爵の息子だぞ!」
「それが?」
「……」
「例え、この国の王子だとしてもお断りします」
「行きましょう、ライカ」
「そうだな」
「まだ、話が終わってないぞ!」
「終わっています」
「……やれ」
「「「「「へい」」」」」
やっぱり出て来た護衛達と、前に出る俺。
「1人だと、何も出来ないのか?」
「う、うるさい!」
「ガキに用は無い」
護衛の1人が、そう言うと殴り掛かって来たから、俺は5人を腹パンで沈める。
「……がはっ」
「貴様……ぐばっ」
「このガキが……ぎぃっ」
「よくも……ごばっ」
「殺してやる……げぶぅ」
「……な!?」
「それじゃあ、失礼するぞ」
「だからまだ……」
まだ何か言ってくるから、俺は割と本気寄りの殺気を飛ばす。
「……」
「……気絶したか。 行こうか」
「行こう!」
いつもなら、武具等を剥ぎ取りするのだが、相手が一応は領主であるラザリマナ侯爵の息子だから、それらをせずに去る事にした。
「ありがとう、ライカ」
「アリシア、礼を言われる程の事はしていないぞ」
「それでもよ」
「そうか?」
「そうよ」
「分かった。 適当な甘味処に入って軽く食べるか」
「「「「「「賛成!」」」」」」
こうして、気絶した時に失禁までした馬鹿と5人の護衛を無視して移動する事にした。
翌日、俺達は冒険者ギルドに行ってみた。
やっぱり、テンプレな視線の洗礼を受けたが、軽くスルーして受付嬢が居るカウンターに向かった。
「俺達は昨日、この都市ラザリマナに到着したが、何か注意事項は?」
俺達の順番が回って来たから受付嬢に聞いてみた。
「この都市ラザリマナの領主であるラザリマナ侯爵には4人の息子が居ますが、四番目の息子は庶子の出でありながら、向上心溢れる方です」
やっぱり、良く言って問題児だったか。
「……他には?」
「そうですね。 後は、この都市ラザリマナを拠点としている女性だけですが、高ランクの冒険者パーティ「銀鎧」がいて、規律等に厳しいので注意してください」
「分かった」
俺達は、隣接されている酒場で果実ジュースを注文したが、時間は既に午前8時を過ぎている。
俺達には、俺の「倉庫」が有るから、オークを2匹以上狩れば、その日の生活費を軽く稼ぐ事が出来る為に、冒険者ギルドでの早朝の依頼争奪戦に参加する必要は無かったりする。
「貴女達!」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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