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ルシア。 食後の運動をしてこい!

……ま、間に合った!

 


 ……パカラパカラパカラパカラ。


 俺達は、アレクサス王国の王都を目指して移動中で、既に1週間が経過した。


 王女殿下御一行が出発してから2週間後に俺達の武具が完成して、ジョスランから受け取った。


 外見は……

 俺は、防具の色は黒基調で聖闘○星矢のアスガルド編のフェニックス○輝の聖衣風で、武器は日本刀風だ。 


 ユリナは、防具の色は白基調で聖闘○星矢のアスガルド編のアンド○メダ瞬の聖衣風で、武器は薙刀風だ。


 リンは、防具の色は紫基調で聖闘○星矢のアスガルド編のペガサス○矢の聖衣風で、武器は大剣風の長剣だ。


 ランは、防具の色は青基調で聖闘○星矢のアスガルド編のキグナス○河の聖衣風で、武器は猫みたいに出し入れ自由なドラクエの鉄の爪風の手甲だ。


 ジョスランから受け取った武具の性能を確かめる為に森の中層に行ったのだが、素材も鍛冶師も良かったから、中層のモンスターを軽々と斬る事が出来た。

 それは、ユリナ達も同じで喜んでいたよ。


 そして都市に戻ると、冒険者ギルドに行ったのだが、ギルドマスターに呼ばれて行くと俺のBランク昇格を言われた。

 まあ、ユリナ達がBランクで俺だけはCランクだったから素直に昇格を受けたよ。

 その3日後に俺達は交易都市アルゴリアを出発した。


「ニャーン!」

「ワォーン!」

「ベアー!」

「行ってくりゅー!」


 だから、ルシアとアリシア!

 版権に引っ掛かるかもしれないから止めろ!


「……全く」

「あははは!」

「ユリナ?」

「やっぱり、旅は楽しいね」

「そうだな」

「そうね」

「ソフィアも?」

「当然よ」


 4匹?の無聊を慰めつつ俺達の旅は再開した。


「野営の準備を始めよう」

「分かったわ」

「はい、ライカ様」

「のじゃ!」

「ええ」

「分かったよ」

「始めましょう!」


 時間的にも場所的にも、ちょうど良い野営場所を見付けたから、此処で野営する事にした。


 ……夕食が終わるのを待っていたのか、先に到着していた集団から3人が俺達の所に来た。


「初めまして。 私は、此処から馬車で2日程で到着する予定の、都市ラザリマナで商いをしている『エレグレズ商会』の副会長カイジルです。

 後ろの2人は雇った護衛です」

「初めまして。 冒険者のライカだ。

 それで、何の用だ?」

「はい。 御姿を拝見して、高名な冒険者だと思い、声を掛けさせて頂きました。

 失礼ですが、ランクは?」

「Bランクだ」

「おお! その若さでBランクですか!

 それは素晴らしい!」

「もう一度聞く。 何の用だ?」


 上辺だけのヨイショに付き合う時間は無い!

 それと、俺の言い方に護衛の2人は武器に手を添えていた。


「……失礼しました」


 カイジルがそう言うと、護衛の2人は武器から手を離した。


「用件ですが、そちらの3人を是非、我が商会で雇いたいと思っております」


 カイジルが向ける視線の先にはソフィア3人が居たのだが、当の本人達は視線を無視している。


「断わる」

「勿論、パーティの戦力を落とさせるのですから、充分な補償を致します」

「金額の大小に関わらず断わる」

「何故です! 見た所、貴方以外は女性しか居ないではないですか!

 戦力の調整を取るのであれば、彼女達をパーティから抜けさせ、男性の冒険者を加えるべきです!」

「話にならないな」

「……分かりました」


 そう言うと、控えていた護衛の冒険者2人が前に出るとカイジルが言う。


「この2人は、我が商会の自慢の実力者です。

 この2人のどちらかと、そちらの3人の誰かと戦って頂きます」

「俺達に全くメリットが無いな。

 ……それなら、戦うのは良いが、勝敗に関係無く、一戦する毎に大銀貨1枚だ」

「……良いでしょう」


 カイジルは懐から大銀貨1枚を取り出すと俺に渡した。


「ルシア。 食後の運動をしてこい!」

「分かったよ!」


 因みに、外見だけで判断した場合は、ルシアが一番弱そうに見える。


「ルールだが、武器を鞘から抜くのは禁止だ。 魔法は第2位階までだ。

 目潰しや四肢欠損に繋がる攻撃も禁止だ。

 勝敗は、どちらが気絶するか、戦闘不能になるかのどちらかとする」

「分かった」

「分かったよ」


 俺が出したルールを双方が承諾して、今は向こうの冒険者が戦闘の準備をしている。

 ルシアは、最初から完全武装をしているから、待機している状態だ。


「準備は良いな?」

「おう!」

「良いよ」

「では構えて……始め!」

「多少の怪我は我慢しろよ」

「貴方がね」

「何を言っ……ぐはっ……がっ……ごはっ!」


 向こうの冒険者は、思いっ切り油断して大上段から鞘付きの長剣を振り降ろしたが、ルシアはギリギリに左に避けて一歩前に出ながら、その流れのまま右回し蹴りを放つ。

 そして、流れは止まらず、降ろした右足を軸にして左の後ろ回し蹴りを入れ、左足が地を叩く衝撃を腰から肩に、そして両腕に流して両の掌打を放つ。


「……」


 ルシアの三連撃で、向こうの冒険者は気絶したみたいだな。

 まあ、当然と言えば当然か。

 何故なら、ルシアは素の蹴りでさえ、九○九やイ○ナシオの蹴りを上回るのだからな。


「勝者ルシア!」

「勝ったー!」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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