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ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


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五角関係の大晦日

大晦日の夜。

クリスマスパーティーもしたというのに、この日もまた、悠真の1Kアパートが戦場と化した。


きっかけは瑶季の「年越しはみんなでカウントダウン! 絶対泊まり!」という熱い提案。

理央は「いいね〜、紅白見ながらお酒飲もう♪」、

すみれは「えへへ……みんなで年を越すの、すっごくロマンチック♡」、

海月は「ふふ、じゃあ私も少しお邪魔しちゃおうかしら。シャンパン持っていくわね」と穏やかに参加表明。

結果、5人全員が悠真の部屋に再集結。

狭い部屋にこたつを無理やり設置し、テレビの前に座布団を並べ、テーブルには海月のシャンパン、瑶季の手作りおせち風おつまみ、理央のケーキ、すみれのフルーツ盛り合わせが所狭しと並ぶ。


紅白歌合戦が始まる頃には、すでに全員軽く酔っぱらっていた。

瑶季「悠真くん! 私のこと一番見てたよね!? ね!?」

理央「ふふ、悠真くんは私のこと、毎日考えてくれてたでしょ? 正直に言って?」

すみれ「悠真くん……来年も、すみれのこと、ぎゅってしてくれる……?♡」

海月「悠真くん、今年はよく頑張ったわね……。来年はもっと、甘えていいから」

悠真「……みんな、酒入ってるからって大胆すぎだろ……!」


カウントダウンが近づくにつれ、酒の勢いが加速。

瑶季が突然立ち上がって、

「よし! 年越しキス大会! 悠真くんと最初にキスした人が、来年の運命の人決定!」

理央「え〜、それいい! 私、絶対最初にいくから♡」

すみれ「すみれも……がんばる……♡」

海月「ふふ……私も、参加しちゃおうかしら。悠真くんの頰に……優しくね」

悠真「ストップ!! 年越しキスって日本じゃ普通しないだろ!? しかも5人でどうすんだよ!!」

でも止まらない。


紅白のラストが終わり、テレビが「あと10秒!」とカウントダウンを始めると、

四人が一斉に悠真に迫る。

瑶季「3、2、1……悠真くん!!」

理央「私よ、私!」

すみれ「えへへ……チュッ♡」

海月「ふふ……ここに、ね」

結果、悠真は四方から顔を寄せられ、

頰に、額に、耳元に、首筋に……

四つの柔らかい感触が同時に触れてきた。

悠真「うわあああああ!!」

「ハッピーニューイヤー!!」

部屋中に歓声と笑い声が爆発。

テレビから除夜の鐘の音が響く中、四人が悠真を囲んで抱きついてくる。

瑶季「来年も、絶対悠真くんのこと離さないから!」

理央「もっともっと、甘くしてあげる♡」

すみれ「私も……もっと大胆になっちゃうかも……♡」

海月「ふふ……悠真くん、これからもずっと、甘やかさせてね」

悠真「……俺、もう限界……でも、なんか……幸せすぎて死にそう」

窓の外では、新年の花火が静かに上がっていた。

部屋の中は、酒の匂いと甘い吐息と、五人の体温で熱く、息苦しく、でもどうしようもなく温かかった。


この五角関係は年を越しても、いや、年を越すたびにますます大胆に、甘く、深く、絡み合っていくのだろう。


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