海月師匠の修行・2回目…
海月師匠による2回目の訓練。
「大人の立ち振る舞い(歩き方・姿勢・視線)」というテーマで再挑戦となった。
リビングの中央にスペースを作り、海月は眼鏡をクイッと上げて静かに葉留花の前に立った。
海月「2回目の訓練は……『優雅に歩く』ことよ。
葉留花ちゃん、いつも『えへへ〜!』って走り回ってるけど……
背筋を伸ばし、視線を少し上にして、ゆっくり、足音を立てずに歩くの。
まずは……部屋の端から端まで優雅に歩いてみて」
葉留花「わ、わかった!海月師匠!今度こそ……がんばる!」
葉留花は大きく息を吸って、背筋をピンと伸ばし、視線を少し上に固定。
ゆっくりと歩き始める。……最初はぎこちなかった。
足が少し内股になり、肩が上がってしまっていた。
でも、海月の「視線を上げて……背筋を伸ばして……足を揃えて……」という静かな指導のもと、少しずつ修正していく。
2往復目。
葉留花の歩き方が明らかに変わり始めた。
足音が小さくなり、背筋が伸び、視線が少し上を向いて、ゆっくりとしたリズムで歩く。
まだ完璧ではないが、転倒は無く部屋の端まで無事に到達。
葉留花「……できた……?海月師匠……どう……?」
海月は静かに微笑み、優しく頷いた。
海月「……ふふ。まだまだだけど……着実に進歩してるわ。
最初はすぐに転んでたのに……ちゃんと歩ききった。
背筋も伸びて、視線も少し上を向いて……いい感じよ、葉留花ちゃん」
葉留花「……ほんと!?やった……!
あたし、ちょっとだけ……大人の余裕、出せたかも……!」
みんなが拍手し、
瑶季「葉留花さん、めっちゃ上手くなったじゃん!海月さんの教え、効いてる〜!」
理央「ふふ……葉留花さん、本当にがんばってるわね。可愛い……」
すみれ「えへへ……葉留花先輩、かっこいい……すみれも……がんばろ……♡」
夏菜実「……あたしも……なんか、応援したくなってきた……もっとがんばれよ」
悠真「……葉留花さん、すごいよ。少しずつ……本当に変わってる」
葉留花の目が潤み、
「……みんな、ありがとう!
あたし、海月師匠の教えをちゃんと受け止めて……もっと、みんなの支えになれるように……がんばるね……」
海月は葉留花の頭を優しく撫で、
「ふふ……焦らなくていいわ。あなたは……そのままのあなたでみんなを笑顔にできる子よ。
それが……あなたの良さなんだから。
これからも……一緒に、ゆっくり進みましょう」
葉留花「うん!海月師匠!あたし、がんばる!
えへへ……あっ!また……言っちゃった……
でも……これも、あたしの魅力ってことで……いいのかな?」
海月「……ふふ。もちろんよ。
『えへへ』も……あなたの大事な一部だもの」
みんなが笑い、部屋は温かい空気で満たされた。
葉留花の修行はこうして着実に、少しずつ進んでいく。
でも葉留花の「えへへ」は、これからもずっとみんなの心を温かくする。
七角関係は、葉留花の「えへへ」と海月の「ふふ」で、さらに深く、温かく続いていく。
ポンコツも余裕も、全部がみんなの宝物だ。




