表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/27

葉留花が海月に弟子入り…!?

アパートのリビングは、昨夜の甘い匂いと少しだけ残ったアルコールの残り香が混ざり合っていた。

布団はまだ片付けられず、みんながぼんやりと起き上がる中、葉留花だけが妙に真剣な顔で座っていた。


葉留花「……みんな、おはよう……」

声はいつもより少し低く、でもどこか決意に満ちている。

みんなが「葉留花ちゃん、どうしたの?」と心配そうに寄ってくると、彼女は深呼吸をして、ゆっくりと言葉を紡いだ。

葉留花「……昨日、酔っぱらって……あたし、みんなに……『迷惑かけてる』とか『いなくなった方がいい』とか……面倒くさいこと言っちゃったよね……ごめん……本当に、ごめん……」

すみれ「葉留花先輩、そんなことないよ……すみれ、葉留花先輩のこと……大好きだもん……」

瑶季「そうだよ! 葉留花さんのポンコツ、あたしめっちゃ好きだから!毎日笑えるもん!」

理央「ふふ……葉留花さんのドジも、私たちにとっては宝物よ。誰も、面倒だなんて思ってないわ」

海月「……葉留花ちゃん。あなたがいるから、私たちみんな、もっと優しくなれるの。それが、あなたの魅力よ」

夏菜実「……あたしも……葉留花のこと、嫌いになれない……むしろ……守ってやりたいって思う……」

悠真は葉留花の前に座り、彼女の両手を優しく握った。

悠真「……葉留花さん。俺、葉留花さんのポンコツなところ……全部、好きだよ。

失敗しても、笑顔で立ち上がる葉留花さんが……大好きだ。

だから……これからも、そのままの葉留花さんでいて。

俺たちみんなで……葉留花さんを、支えるから」


葉留花の目から、また大粒の涙がこぼれた。

でも今度は、昨夜のような悲しみの涙ではなく、温かくて、嬉し涙だった。

葉留花「……みんな……ありがとう……

あたし……みんなに、こんなに愛されてるんだ……

ポンコツなあたしでも……みんなの大事な仲間なんだ……

えへへ……あたし……ちゃんと、みんなに恩返ししたい……もっと、みんなの役に立ちたい……」


そして葉留花はゆっくり立ち上がり、海月の方を向いた。

葉留花「……海月さん。あたし……海月さんみたいになりたいの」

海月「……私みたいに?」

葉留花「うん……海月さんって、いつも落ち着いてて、大人っぽくて、みんなを優しくリードしてて……

あたし、ポンコツでドジばっかりだけど……少しでも、海月さんみたいに……

みんなの支えになれる人になりたい……

だから……あたしを、弟子にしてください!」


部屋が一瞬静まり返り、そしてみんなが同時に笑い出した。

瑶季「え〜! 葉留花さん、海月さんの弟子!?めっちゃ面白そう!」

理央「ふふ……海月さん、どうする? 可愛い後輩が来ちゃったわよ♡」

すみれ「えへへ……葉留花先輩、海月先輩の弟子になったら……もっとかっこよくなっちゃうね……」

夏菜実「……あたしも……なんか、応援したくなってきた……葉留花、がんばれよ」

海月は眼鏡をクイッと上げ、少し照れくさそうに、でも優しく微笑んだ。

海月「……ふふ。いいわ。葉留花ちゃん、私の弟子になるなら……

ちゃんと教えるわよ。大人の余裕って、ただのポーズじゃないの。

心の強さと、優しさと、全部を身につけるのよ。……いい? 後悔しない?」

葉留花「うん!あたし、がんばる!

海月師匠!よろしくお願いします〜!」


みんなが「師匠!?」と爆笑する中、海月は葉留花の頭を優しく撫で、

「ふふ……じゃあ、まずは……『えへへ』を減らす訓練からね」

葉留花「えへへ……あ、はい!がんばります!」

こうして、七角関係に新たな風が吹いた。葉留花は「海月師匠」の下で、少しずつ、「大人の余裕」を身につけていく。

でも、ポンコツな部分は、きっとずっと変わらない。

そしてみんなは、それが愛おしくてたまらない。

七角関係は、葉留花の「えへへ」と海月の「ふふ」で、さらに深く、温かく、続いていく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ