表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/27

葉留花に異変…?

泊まりパーティーの深夜、みんなが少しずつ眠気に負け始めた頃。


葉留花「今日はもっと飲んで、みんなと仲良くなりたい〜!」とファジーネーブルを何杯も重ね、

いつもの「えへへ〜」が少しずつ途切れがちになっていた。

そして、突然——

葉留花は布団の隅に座り込み、膝を抱えて俯いた。

葉留花「……ねえ、みんな……あたし……ほんとは……みんなに迷惑かけてるよね……?」


部屋が一瞬、静まり返る。

いつもなら「えへへ、そんなことないよ〜!」と

すぐ笑って流す彼女の声が、今は震えていて、小さくて、まるで消え入りそうだった。

葉留花「……いつもドジばっかりで……みんな笑って助けてくれるけど……本当は……面倒だって思ってるよね……?

あたしのこと……『また葉留花か……』って……内心、ため息ついてるよね……?

だって、あたし……何やっても失敗するし……何やっても……みんなに頼っちゃうし……

みんなは優しいから……笑って許してくれるけど……

本当は……疲れてるよね……?」


涙がぽろぽろと零れ落ち、葉留花は両手で顔を覆った。

いつもの明るい声が、今は嗚咽に混じって途切れ途切れになる。

葉留花「……海月さん以外は……みんなあたしより年下なのに……

みんな、あたしよりずっとしっかりしてる……

瑶季ちゃんは全力で突っ走って、

理央ちゃんは優しく受け止めて、

すみれちゃんはえへへって癒してくれて、

夏菜実ちゃんはストレートにぶつかって……

みんな、すごいのに……あたしだけ……一番ポンコツで……年上なのに……何もできない……

あたし……みんなの足引っ張ってるだけだよね……?

悠真くんも……あたしみたいなポンコツ……

ほんとは……嫌いなんじゃないかな……?

みんな優しいから……笑ってくれてるだけで……」


葉留花の声はどんどん小さくなり、最後はほとんど聞き取れないほど震えていた。

「……ごめん……あたし……いなくなった方が……みんな楽になるよね……?」


その瞬間、みんなが一斉に葉留花に駆け寄った。

瑶季「……ばか!葉留花さんがいなくなったら……あたし、毎日つまんないよ!

確かにポンコツかもしれないけど、そのポンコツが……あたし、めっちゃ笑えるんだから!」

理央「……葉留花さん……私たち、面倒だなんて思ったこと、一度もないわ。

葉留花さんがいるから……みんな、もっと優しくなれるのよ……」

すみれ「葉留花先輩……すみれ、葉留花先輩のこと……

大好きだよ……ポンコツでも……ポンコツだから……すみれ、守ってあげたいって思う……」

海月「……ふふ……葉留花ちゃん。

このなかでは年上でも、一番無邪気で……私たちみんなを、『守ってあげたくなる』気持ちにさせてくれるわ。それが……あなたの魅力よ」

夏菜実「……あたしも、葉留花のこと……最初は『ポンコツすぎだろ』って思ったけど……

今は……放っておけない。葉留花がいなくなったら……

あたし、寂しいよ……だから……消えんなよ……あたしが……守ってやるから……」

悠真は葉留花の前に跪き、彼女の両手を優しく握った。


悠真「……葉留花さん。俺、葉留花さんのポンコツなところ……

全部、好きだよ。みんなも……同じ気持ちだと思う。

葉留花さんがいるから、毎日が楽しくて……笑えて……温かいんだ。

だから……これからも、そのままでいい。

俺たちみんなで……葉留花さんを、支えるから……」


葉留花の目から大粒の涙が溢れ、

「……みんな……ありがとう……あたし……

みんなのこと……好きだよ……

えへへ……ごめんね……酔っちゃって……変なこと言っちゃって……」


みんなが同時に葉留花を抱きしめ、部屋は甘い涙と温かい笑顔で満たされた。


この夜、葉留花は初めて、自分の「ポンコツさ」をみんなに受け入れられた実感を得た。

そしてみんなは改めて、「葉留花ちゃんがいると、毎日がもっと楽しくなる」

と、心から思った。


七角関係は、葉留花の涙と笑顔でまた一つ、深く、温かく、続いていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ