葉留花に異変…?
泊まりパーティーの深夜、みんなが少しずつ眠気に負け始めた頃。
葉留花「今日はもっと飲んで、みんなと仲良くなりたい〜!」とファジーネーブルを何杯も重ね、
いつもの「えへへ〜」が少しずつ途切れがちになっていた。
そして、突然——
葉留花は布団の隅に座り込み、膝を抱えて俯いた。
葉留花「……ねえ、みんな……あたし……ほんとは……みんなに迷惑かけてるよね……?」
部屋が一瞬、静まり返る。
いつもなら「えへへ、そんなことないよ〜!」と
すぐ笑って流す彼女の声が、今は震えていて、小さくて、まるで消え入りそうだった。
葉留花「……いつもドジばっかりで……みんな笑って助けてくれるけど……本当は……面倒だって思ってるよね……?
あたしのこと……『また葉留花か……』って……内心、ため息ついてるよね……?
だって、あたし……何やっても失敗するし……何やっても……みんなに頼っちゃうし……
みんなは優しいから……笑って許してくれるけど……
本当は……疲れてるよね……?」
涙がぽろぽろと零れ落ち、葉留花は両手で顔を覆った。
いつもの明るい声が、今は嗚咽に混じって途切れ途切れになる。
葉留花「……海月さん以外は……みんなあたしより年下なのに……
みんな、あたしよりずっとしっかりしてる……
瑶季ちゃんは全力で突っ走って、
理央ちゃんは優しく受け止めて、
すみれちゃんはえへへって癒してくれて、
夏菜実ちゃんはストレートにぶつかって……
みんな、すごいのに……あたしだけ……一番ポンコツで……年上なのに……何もできない……
あたし……みんなの足引っ張ってるだけだよね……?
悠真くんも……あたしみたいなポンコツ……
ほんとは……嫌いなんじゃないかな……?
みんな優しいから……笑ってくれてるだけで……」
葉留花の声はどんどん小さくなり、最後はほとんど聞き取れないほど震えていた。
「……ごめん……あたし……いなくなった方が……みんな楽になるよね……?」
その瞬間、みんなが一斉に葉留花に駆け寄った。
瑶季「……ばか!葉留花さんがいなくなったら……あたし、毎日つまんないよ!
確かにポンコツかもしれないけど、そのポンコツが……あたし、めっちゃ笑えるんだから!」
理央「……葉留花さん……私たち、面倒だなんて思ったこと、一度もないわ。
葉留花さんがいるから……みんな、もっと優しくなれるのよ……」
すみれ「葉留花先輩……すみれ、葉留花先輩のこと……
大好きだよ……ポンコツでも……ポンコツだから……すみれ、守ってあげたいって思う……」
海月「……ふふ……葉留花ちゃん。
このなかでは年上でも、一番無邪気で……私たちみんなを、『守ってあげたくなる』気持ちにさせてくれるわ。それが……あなたの魅力よ」
夏菜実「……あたしも、葉留花のこと……最初は『ポンコツすぎだろ』って思ったけど……
今は……放っておけない。葉留花がいなくなったら……
あたし、寂しいよ……だから……消えんなよ……あたしが……守ってやるから……」
悠真は葉留花の前に跪き、彼女の両手を優しく握った。
悠真「……葉留花さん。俺、葉留花さんのポンコツなところ……
全部、好きだよ。みんなも……同じ気持ちだと思う。
葉留花さんがいるから、毎日が楽しくて……笑えて……温かいんだ。
だから……これからも、そのままでいい。
俺たちみんなで……葉留花さんを、支えるから……」
葉留花の目から大粒の涙が溢れ、
「……みんな……ありがとう……あたし……
みんなのこと……好きだよ……
えへへ……ごめんね……酔っちゃって……変なこと言っちゃって……」
みんなが同時に葉留花を抱きしめ、部屋は甘い涙と温かい笑顔で満たされた。
この夜、葉留花は初めて、自分の「ポンコツさ」をみんなに受け入れられた実感を得た。
そしてみんなは改めて、「葉留花ちゃんがいると、毎日がもっと楽しくなる」
と、心から思った。
七角関係は、葉留花の涙と笑顔でまた一つ、深く、温かく、続いていく。




