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ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


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6人目の女・葉留花…

悠真・すみれのバイト先である小さなカフェ「月下美人」に、新しい人が加わった。

名前は葉留花はるか

悠真より1つ年上、すみれより2つ上の大学4年生。

すみれとは高校が一緒で、そのときからの知り合いらしい。


入店初日から「みんな、よろしくね〜!」と愛嬌全開で挨拶。

店長が「葉留花ちゃん、今日はまずレジの使い方から……」と教えるも、5分後にはすでに「レジの引き出しが開かないよぉ〜!」と大騒ぎ。


すみれ「葉留花先輩、がんばって……」

悠真「……なんか、すみれの先輩って……すみれよりさらに天然っぽいな……」

そんな葉留花が悠真とすみれの関係に気づいたのは、入店3日目のこと。

葉留花「ねえねえ、すみれちゃん。あの男の子……悠真くんって言うんだっけ?すみれちゃんの彼氏〜?」

すみれ「えへへ……うん……悠真くんは……すみれの……大好きな人……♡」

葉留花「へぇ〜! いいなあ〜!

すみれちゃんみたいな可愛い子にそんなに愛されて……悠真くん、幸せ者だねぇ〜!

あたしもそんな彼氏ほしいなぁ〜!」


その日から、葉留花は悠真のバイト時間に合わせて「応援に来たよ〜!」と頻繁に顔を出すようになった。

最初は「先輩として見守り!」と言っていたが、徐々に「悠真くんって、なんか放っておけないタイプだよね〜」と、すみれの隣で悠真をじーっと見つめるようになる。


ある日、悠真が忙しくてミスをした時、葉留花がすかさずフォロー。

葉留花「悠真くん、大丈夫だよ〜!あたしが代わりにやっておくから!任せて任せて!」

……が、葉留花自身が次の瞬間、コーヒーマシンを逆さに持って「え? なんで出ないの〜?」と大パニック。

結局、悠真が助けに行き、二人で大笑いしながら片付けることに。

悠真「……葉留花さん、ありがとう。でもなんか……俺よりポンコツじゃない?」

葉留花「えへへ……あたし、いつもこうなんだよね〜。

でも、みんなが助けてくれるから……がんばれるんだよ。

悠真くんも……優しいよね。すみれちゃんが惚れるわけだ……」


その言葉に、悠真は少しドキッとする。葉留花の笑顔は、すみれのような無邪気さとは違う、どこか「人を巻き込む天然の魔力」を持っていた。


そして、また別の日。

すみれのシフトと悠真のシフトが重なった夜、葉留花が閉店後に残って、二人に突然切り出した。

葉留花「……ねえ、二人とも。あたし……最近、思うんだけど……

悠真くんのこと……すみれちゃんと同じくらい……

いや、もしかしたら……もっと、好きになっちゃったかも……」

すみれ「え……葉留花先輩……?」

悠真「……え?」

葉留花は照れくさそうに、でも真剣な目で二人を見つめる。

葉留花「あたし、いつもポンコツで……みんなに迷惑かけてばっかりだけど……

悠真くんは、そんなあたしを笑いながらフォローしてくれるよね。

すみれちゃんみたいに可愛くもないし、頭も良くないけど……あたし、悠真くんのこと……

本気で、好きだよ。だから……あたしも……仲間に入れて……いいかな?」

すみれは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに「えへへ……」と笑って、葉留花の手を取る。

すみれ「葉留花先輩……すみれ、嬉しいよ……

悠真くんのこと……一緒に好きでいていいよね……?♡」

悠真は言葉に詰まりながら、でも優しく頷く。


悠真「……葉留花さん……俺も……葉留花さんのポンコツなところ……

なんか、放っておけないっていうか……好きだよ。

だから……みんなと一緒に……俺のこと、好きでいてくれるなら……嬉しい……」

葉留花の目から涙がぽろりと落ち、

「えへへ……悠真くん……ありがとう……あたし、がんばるね……

みんなに迷惑かけないように……でも、みんなに甘えちゃうかも……」


こうして、六角関係は七角へ。

新たに「ポンコツ天然愛嬌型」の葉留花が加わり、みんなの日常はさらにカオスで、さらに甘く、さらに熱く続いていく。

誰もが、悠真を——本気で愛していた。

そして葉留花もまた、「えへへ〜! あたしも仲間だよ〜!」とみんなの輪に自然と溶け込んでいったのだった。

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