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ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


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18/27

海月がわがままお嬢に…!?

泊まりパーティーの夜、いつものように六人で布団を敷き詰めたリビングは、鍋の残り香とアルコールの甘い匂いでむせ返っていた。

いい感じに酒が入り、みんなの頰が赤らみ始めた頃、すみれが手を叩いて立ち上がった。

すみれ「えへへ……みんな、酔ってきたよね?じゃあ……ババ抜き大会、やろっか!♡」

瑶季「いいねいいね!負けたら……なんか面白い罰ゲームにしよう!」

理央「ふふ……罰ゲームは……悠真くんに頭なでなでしてもらうとか?」

夏菜実「……あたし、トランプ弱いけど……やる!」

海月はワイングラスを傾けながら、静かに微笑む。

海月「ふふ……大人の余裕で、みんなを圧倒してあげようかしら」

悠真「……俺、トランプ運悪いんだけど……」


ルールはシンプル。

負けた人は「悠真くんに頭なでなでしてもらう」or「みんなに褒められる」or「変顔写真を撮られる」の三択。

でも、みんな「頭なでなで一択!」で即決。


第一戦開始。

最初にカードを配ったのはすみれ。

みんながカードを引く中、海月はいつもの大人の余裕で、全く表情を変えずにカードを揃えていく。

一方、瑶季は感情が顔に出まくり。

「うわっ! これババじゃん! やばい! やばい!」

と叫びながら、カードを引くたびに顔を真っ赤にしていた。


結果——第一戦:海月圧勝。

みんなが海月に頭をなでなでしてもらい、

海月は悠真の頭を優雅になでながら、

「ふふ……まだまだ序の口よ」


第二戦も海月圧勝。

第三戦も……海月圧勝。

みんなが「海月さん強すぎ……」と唸る中、瑶季が突然立ち上がった。

瑶季「待って! 今度こそ負けてない!次は絶対勝つから!」


第四戦、海月はまた余裕のポーカーフェイス。

でも、瑶季は……なぜか全く動じない。

カードを引くたびに、「ふふん……これか……」と不敵に笑う。


そして——

海月が最後の1枚を引いた瞬間、海月の顔が一瞬で崩れた。

「……え?」

手札に残っていたのは、ババ。

海月、完敗。

みんなが「ええええ!?」と驚く中、瑶季がドヤ顔で宣言。

瑶季「ほらね!私、最強だから!海月さん、ババ引いた顔、超可愛かった〜!」

海月は眼鏡をずらして、信じられないという顔で自分の手札を見つめる。

海月「……嘘……私が……負けた?」

すみれ「えへへ……海月先輩、負けちゃった……罰ゲームは……悠真くんに頭なでなでしてもらおう!♡」

海月は頰を赤らめ、悠真の前に座り、眼鏡を外して、「…なでて……」と小さな声で言う。


悠真が優しく頭をなでると海月は目を細めて、

「ふふ……悪くないわね……でも、もう一回……やろうかしら」


第五戦、海月再戦志願。

今度は完全に駄々っ子モード。

海月「今のは運が悪かっただけ……もう一回!」

結果:瑶季また勝ち。

海月「……もう一回!」


第六戦:瑶季勝ち。

海月「……もう一回だけ……!」


第七戦:瑶季勝ち。


結局、海月は10連敗。

毎回「もう一回!」と駄々をこね、眼鏡をかけ直しては外しては、顔を真っ赤にして悔しがる。

瑶季「海月先輩、激弱じゃん!大人の余裕どこいったの〜!

頭なでなでされまくって、もう頭ふわふわじゃん!」

理央「ふふ……海月さんの負け顔、珍しい……可愛い♡」

すみれ「えへへ……海月先輩、悔しそう……すみれも、もう一回やりたい……」

夏菜実「……あたしも……負けたいかも」

悠真はみんなに囲まれ、困ったように笑う。

悠真「……海月さん、負けても……可愛いよ」


海月は眼鏡を外し、裸眼で悠真を睨みながら、でも頰を赤らめて、

「……もう一回……だけ……今度こそ……勝つから……」

結局、ババ抜き大会は朝方まで続き、海月は20連敗を記録。

大人の余裕はどこへやら、駄々っ子全開の可愛い姿を見せまくった。


この夜もまた、六角関係は小さなコメディで、甘く温かく、さらに深く結びついた。

誰もが、誰もを——そのままのままで愛していた。


そして、海月は翌日から、「もう一回リベンジするから!」と宣言し、みんなを巻き込んだ「ババ抜きリベンジ大会」の準備を始めたのだった。


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