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ある日、日常がハーレムになりました  作者: ネロ


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17/27

メガネか、コンタクトか……

ある週末の夜、いつものように六人で悠真の部屋に集まって、テレビをぼんやり見ながらゴロゴロしていた。

流れていたのは、深夜のバラエティ番組。

テーマは「メガネ女子 vs コンタクト女子、どっちがモテる?」

瑶季が突然立ち上がった。

瑶季「これ! これ絶対面白い!みんなで討論しようよ!メガネ派? コンタクト派?」

理央「ふふ……急にどうしたの?でも、確かに気になるかも」

すみれ「えへへ……すみれはどっちも好きだけど……メガネの子って、なんか知的に見えてドキドキするよね……♡」

夏菜実「あたしはコンタクト派かな。メガネって……なんか邪魔じゃない?」

海月はソファの端で膝を抱え、静かにテレビを見つめていたが、みんなの視線が自分に集まっていることに気づき、小さくため息をつく。

海月「……私、メガネよ」

一同「知ってる!」

瑶季「じゃあ、海月さんはどっち派なの?メガネ? コンタクト?」


海月は眼鏡を軽く指で押し上げ、少し照れくさそうに、でも真剣な顔で答えた。

海月「もちろん、メガネ一択」

理央「え〜、意外と頑固!コンタクトの方が楽じゃない?視界も広いし」

海月「楽かどうかは関係ないの。メガネには……意味があるから」

みんなが「え?」と首を傾げる中、海月は静かに語り始めた。


海月「私、メガネをかけ始めたのは中学生の頃。

最初はただの視力矯正だったけど……ある日、眼鏡を外してコンタクトに変えてみたの。

そしたら、周りの反応が変わった。

『海月ちゃん、今日はなんか可愛い!』って。

コンタクトの時の方が、褒められることが多かった」

すみれ「え……それって、いいことじゃない?」

海月「いいことなんだけど……なんか、悔しかったの。

『眼鏡の私』じゃなくて、『コンタクトの私』が可愛いって言われるのが。

眼鏡をかけた私を、そのまま好きになってくれる人がいたらいいのに……って」

部屋が少し静かになる。

海月「それから、ずっとメガネを選ぶようになった。コンタクトはもう何年も使ってない。

眼鏡の私を、そのまま受け入れてくれる人たちと、一緒にいたいから」

悠真「……海月さん」

海月は眼鏡を外し、裸眼の少しぼんやりした瞳でみんなを見つめる。

いつもより無防備で、少し幼く見える。

海月「みんなは……どっちがいい?眼鏡の私? それとも……眼鏡を外した私?」

悠真は少し考えて、優しく微笑んだ。

悠真「どっちも、海月さんだから……どっちも好きだよ。

でも……今、眼鏡外してる海月さんも、すごく可愛い」

海月「……ずるいわね、そんなこと言うの」

彼女は眼鏡をかけ直し、少し頰を赤らめて、みんなに向き直る。


海月「だから……私はメガネ派。これが、私の『本当の姿』だから。

みんなには、このままで好きでいてほしいの」

瑶季「海月先輩……なんか、かっこいい……!私も、メガネかけてみようかな!」

理央「ふふ……私も、たまにはコンタクト外してみようかな。

悠真くん、どっちも好きって言ってくれるなら……」

すみれ「えへへ……すみれ、メガネかけてみたら……

悠真くん、ドキドキしてくれるかな……?♡」

夏菜実「……あたしも、たまにはメガネかけてみようかな。

悠真くんが『可愛い』って言ってくれるなら……」

悠真はみんなに囲まれ、困ったように笑う。


悠真「……俺、みんなの全部が好きだから……メガネでもコンタクトでも、

そのままのままでいてくれれば、それでいいよ」

六人は一瞬静かになり、そして同時に、悠真に抱きついてきた。

瑶季「悠真くん、ずるい!」

理央「ふふ……甘いこと言うの、やめて?」

すみれ「えへへ……悠真くん、大好き……♡」

海月「……ありがとう、悠真くん」

夏菜実「……あたしも……好きだよ」

部屋は再び甘い笑い声で満たされた。


テレビのバラエティはもう誰も見ていない。

ただ、みんなでくっついて、メガネ論争は、結局「みんなの好きな方でいい」という結論で終わった。


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