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第5話 目覚める太陽

ダーナの森から王都へ戻った私は、すぐさま、大規模な討伐隊の編成に取り掛かった。

エクター卿とケイたちを失った、あの惨劇。そして、森の最奥に感じた、あの禍々しい気配。

これらの脅威に立ち向かうためには、もはや、少数精鋭による調査では足りない。そう、はっきりと確信していた。

「――討伐隊の編成、以下の通りとする」

軍議の場で、私は、集められた将たちへ告げた。

「近衛より、腕利きの騎士を五十名。加えて、宮廷魔術師団より、実戦経験のある者を十名。指揮は、私自らが執る」

「陛下自ら、ですか……」

宰相が、僅かに眉をひそめた。

「無論、危険は承知している。だが、あの森に潜む脅威が、もし本当に『魔王』であるならば――生半可な指揮官では、務まらない」

私の言葉に、反対の声は、もう上がらなかった。この一月、ダーナの森の異常は、さらに拡大していた。周辺の村々からは、続々と避難民が押し寄せ、家畜どころか、人が姿を消したという報告さえ、届き始めていた。

もはや、猶予はなかった。


出立の前日、私は、宮廷魔術師団長のセルウィンと、言葉を交わす機会を得た。

「セルウィン殿。此度の討伐、頼りにしている」

「勿体なきお言葉。……ですが、正直に申し上げますと、些か不安もございます」

セルウィンは、初老に差し掛かった、落ち着いた佇まいの魔術師だった。宮廷に仕える魔術師の中でも、随一の実力者と評されている人物だ。

「魔物の存在自体は、我々にとっても未知の脅威。……対策を講じるにしても、手探りにならざるを得ません」

「わかっている。だからこそ、慎重に、しかし迅速に事を進めたい」

「御意」

セルウィンは、静かに一礼した。

この世界において、魔術という力は、決して珍しいものではない。生まれながらに素質を持つ者は少なくなく、宮廷にも、専門に鍛錬を積んだ魔術兵たちが、幾人も控えている。

それでも――ダーナの森の奥に潜む、あの「魔王」と思しき存在が放つ気配は、セルウィンをもってしても、底知れぬものに感じられているようだった。


出立の朝、私は、グィネヴィアの見送りを受けた。

「――行ってくる」

「はい。……どうか、ご無事で」

グィネヴィアは、いつものように、穏やかな微笑みを浮かべていた。だが、その瞳の奥には、隠しきれない不安の色も、確かに滲んでいた。

「今度は、私一人ではない。ランスロットも、ガヴェインも、そしてモードレッドも共にいる。……必ず、無事に戻る」

「――信じています」

グィネヴィアは、そっと私の手を取ると、静かに、しかし力強く握りしめた。

その温もりを、私は、胸の奥にしっかりと刻み込んだ。

エクター卿とケイを失った、あの悲しみを。

そして、今度こそ、それ以上の悲劇を繰り返さないという、固い決意を。

その両方を胸に、私は、討伐隊の先頭に立ち、再び、ダーナの森へと向かう道を進み始めた。


森の深部――かつて、あの禍々しい気配を感じ取った一角に、私たちは、慎重に足を踏み入れていった。

前回訪れた時よりも、さらに、森の様相は変わり果てていた。

もはや、生きている木は、ほとんど見当たらない。地面そのものが、まるで炭化したかのように、黒く変色している。空気は重く、深く息を吸うだけで、肺の奥から、力が抜けていくような感覚があった。

「――陛下、前方に」

先行していたランスロットが、低く声を上げた。

木々の途切れた先、そこに広がっていたのは――言葉を失うほどの、異様な光景だった。

まるで、大地そのものが腐り落ちたかのような、巨大な窪地。その中心には、黒い靄が渦を巻きながら、絶えず立ち上っている。

そして、その渦の中心――ひときわ深い闇の塊の中から、ゆっくりと、一つの人影が姿を現した。


その姿は、これまで見てきた、どの魔物とも違っていた。

人間と、ほとんど変わらない、整った容姿。だが、その肌は、闇そのものを固めたような、深い漆黒に染まっている。瞳の奥には、確かな知性の光が宿り、纏う気配には、これまでの魔物たちが持っていた、単なる獣じみた凶暴性とは、明らかに異なる何かがあった。

「……ようやく、来たか」

その声は、驚くほど流暢で、そして、どこか人間味すら感じさせるものだった。

「聖泉に選ばれし、若き王よ。……随分と、待たせてくれたな」

「――お前が、魔王か」

私は、エクスカリバーの柄に手をかけながら、問いかけた。

「いかにも。……名などというものは、この身には、もはや意味を持たぬがな」

魔王は、緩やかに、私たちを見渡した。

「お前たちの世界は、面白い。……光に満ち、生命に満ち、そして――闇を知らぬ」

「何が、言いたい」

「我らの本質――この身を構成する闇は、貴様らの世界には、本来、存在し得ないものだ。異界の彼方より流れ込んだ、純粋な負の力。……貴様らの世界の理には、存在しない、異物そのものだ」

魔王の言葉に、私は、思わず息を呑んだ。

「その異物が、この世界を、掌握しようというのか」

「掌握、というよりは――塗り替える、と言った方が正しいだろうな」

魔王は、初めて、その口元に、薄い笑みを浮かべた。

「まずは、貴様たちから始めるとしよう。……この世界における、最大の障害となり得る者たちからな」


その言葉と同時に、魔王の周囲を渦巻いていた闇が、一斉に蠢いた。

「――来るぞ! 構えろ!」

ランスロットの声に、私たちは、瞬時に陣形を組んだ。

窪地の各所から、次々と、異形の魔物たちが姿を現し始める。これまで遭遇してきた個体よりも、明らかに一回り大きく、纏う気配も、格段に強かった。

「陛下、あれは、これまでのものとは、質が違います!」

セルウィンが、緊張した声で告げた。

「魔王が、配下として前面に押し出しているのだろう。……本人は、後方に控えるつもりのようだな」

私は、渦の奥、悠然とこちらを見据える魔王の姿を、じっと睨みつけた。

案の定、魔王自身は、前へ出てくる気配を見せなかった。ただ、静かに佇んだまま、こちらの動きを、値踏みするように見つめている。

「――かかれ! 各隊、持ち場を守れ!」

私の号令と共に、討伐隊は、押し寄せる魔物の群れへと、応戦を開始した。


戦いは、開始直後から、これまでにないほどの激しさを見せていた。

「くっ――! こいつら、前より硬い……!」

近衛の一人が、苦しげに呻いた。エクスカリバー以外の武器では、以前にも増して、致命傷を与えるのが難しくなっている。

「セルウィン殿、援護を!」

「承知! ――〈火炎槍〉!」

セルウィンの詠唱と共に、炎の槍が、魔物の一体を貫いた。だが、その一撃を受けてなお、魔物は完全には消滅せず、なおも蠢き続けている。

「くっ……以前戦ったものより、明らかに手強い!」

セルウィンが、苦々しげに呟いた瞬間。

窪地の奥から、低い詠唱の声が響いた。

「――〈闇裂〉」

魔王の放った呪文が、戦場の一角を、まるで刃物のように切り裂いた。

「うわああああああっ!」

その一撃を受けた、宮廷魔術師の一人が、悲鳴を上げて吹き飛ばされる。

「なっ……!」

セルウィンが、驚愕に目を見開いた。

「あの威力……我ら宮廷魔術師団の中でも、随一の使い手であるはずの、あの者が……!」

魔王の放つ魔法は、この国が誇る、最上位の魔術師たちの実力すら、大きく上回っていた。マーリンの力には遠く及ばぬとはいえ――少なくとも、人間の到達し得る領域を、遥かに超えたものであることは、疑いようがなかった。


「陛下、これは……このままでは……!」

ランスロットが、傷ついた仲間を庇いながら、苦しげに叫んだ。

戦況は、時間が経つごとに、確実に悪化していった。

前線で戦う魔物の圧力に加え、後方から絶え間なく放たれる魔王の魔法が、私たちの陣形を、じわじわと崩していく。

「くっ……! セルウィン殿、結界を!」

「もう、これ以上は……魔力が……!」

セルウィンの声にも、明らかな疲労の色が滲んでいた。

私自身も、エクスカリバーを振るい続けていたが、押し寄せる魔物の数は、一向に減る気配を見せなかった。

「――ガヴェイン! そちらは、どうだ!」

私は、離れた場所で奮戦するガヴェインへ、声を張り上げた。

「はぁっ……問題ない、と言いたいところだが……! さすがに、このペースは、長くは保たんぞ……!」

ガラティーンを振るいながら、ガヴェインが、苦しげに答えた。既に日は高く昇っていたが、それでも、押し寄せる魔物の数に、次第に劣勢を強いられ始めていた。

「モードレッド、大丈夫か!」

「――問題、ありません……!」

そう答えるモードレッドの声にも、明らかな疲労が滲んでいた。彼女の剣技は確かなものだったが、経験の浅さゆえに、体力の消耗は、他の誰よりも早かった。


戦いが長引くにつれ、討伐隊の被害は、着実に増えていった。

「――陛下、あちらの部隊が、崩されました!」

「くそ……! このままでは……!」

誰かが、絶望的な声で呟いた。

全滅。

その二文字が、私の脳裏に、はっきりと過った。

エクター卿とケイたちの二の舞に、この場にいる全員が、なるのではないか。

そんな最悪の予感が、じわじわと、胸の奥を蝕んでいく。

「――退くわけには、いかない」

私は、震えそうになる声を、必死に押し殺しながら、剣を握り直した。

「ここで退けば、この脅威は、必ずこの国全土に広がる。……ここで、なんとしても、食い止めるしかない」

「陛下、その意気やよし。だが、精神論だけでは、どうにもならんぞ……!」

ガヴェインが、苦しげに応じた。

その言葉通りだった。気力だけでは、この圧倒的な劣勢を、覆すことはできない。

だが――他に、何ができるというのか。

答えの出ない焦燥に、私は、奥歯を強く噛み締めた。


そして、その時だった。

東の空が、静かに、白み始めていた。

夜通し続いていた激戦の中、誰もが、その変化に気づく余裕すら、失っていた。

だが――ガヴェインだけは、違った。

「――夜明け、か」

その呟きと共に、地平の彼方から、最初の朝日が、静かに昇り始めた。

淡い金色の光が、戦場を、ゆっくりと照らし出していく。

その光を、ガヴェインは、真正面から受け止めた。


「――ガラティーン」

低く、静かな声だった。

ガヴェインは、傷だらけの身体を、まるで何かに導かれるかのように、真っ直ぐに伸ばした。

そして、両手で握った巨大な剣を、天へと――昇りゆく太陽へと、高く掲げた。

その瞬間。

これまで一度も見たことのない光景が、私の目の前で、静かに、しかし確かに、起こり始めていた。

朝日を浴びたガヴェインの身体に刻まれていた、無数の傷が――見る見るうちに、癒えていく。

裂けていた肌が、みるみるうちに塞がっていく。流れていたはずの血の跡すら、まるで最初からそこになかったかのように、消え去っていく。

「――なっ……」

私は、思わず、息を呑んだ。

それだけではなかった。

ガヴェインの全身から、これまでとは比較にならないほどの、強く、それでいて――どこまでも温かい熱が、溢れ出し始めていたのだ。

まるで、彼自身の身体そのものが、小さな太陽になったかのように。

その熱は、優しかった。

傍らに立つ味方の兵たちを、決して傷つけることはなく、むしろ、その身を包み込み、じんわりと癒やしていくような、そんな温もりを帯びていた。

けれど、同時に――それは、苛烈でもあった。

近くにいた魔物の身体が、その熱に触れただけで、まるで陽光に炙られた霜のように、瞬く間に溶け崩れていく。


「――これが……」

ガヴェインは、天を仰いだまま、静かに呟いた。

その声には、これまでの豪快さとは、また違う――どこか、厳かささえ感じさせる響きがあった。

「太陽を、借りるのではない……。俺自身が……太陽に、なればいい……そういう、ことか……」

その呟きと共に、掲げられたガラティーンの刃が、これまで見たことのないほどの、眩い光を放ち始めた。

太陽そのものを、剣の内に宿したかのような、圧倒的な輝き。

「陽輝刃……その、先へ」

ガヴェインは、静かに、剣を構え直した。

その双眸には、これまでにない、静謐でありながら、燃えるような闘志が宿っていた。

「――全て、俺が薙ぎ払う」

その一言と共に、ガヴェインの姿が、戦場から、一瞬、掻き消えた。


次の瞬間。

魔物の群れの中心で、まばゆい光の奔流が、大きく弾けた。

「――ぐ、があああああっ!!」

耳を劈く断末魔の絶叫と共に、群がっていた魔物たちが、次々と、光に呑まれるように消滅していく。

「な――!」

私は、目の前で繰り広げられる光景に、しばし、言葉を失っていた。

これまで、苦戦を強いられていた戦況が、まるで嘘であったかのように、一変していた。

ガヴェインの振るう一撃一撃が、まるで太陽そのものが薙ぎ払われるかのように、周囲の闇を、根こそぎ焼き払っていく。

「これが、聖剣の、真の力か……!」

ランスロットが、呆然と呟いた。

「――皆、今だ! ガヴェインに続け!」

私は、すぐさま、声を張り上げた。

この好機を、逃すわけにはいかない。

「エクスカリバー、共に力を貸せ……!」

私自身も、剣を握り直し、ガヴェインの後を追うように、戦場の中心へと、駆け出していった。


流れは、完全に、私たちの側へと傾いていた。

前線を押し込んでいた魔物の群れは、ガヴェインの放つ光と、私の振るうエクスカリバーの前に、次々と消滅していく。

「――くっ、小癪な……!」

窪地の奥、これまで悠然と戦況を見守っていた魔王の表情に、初めて、はっきりとした苛立ちの色が浮かんだ。

「配下が役に立たぬというなら――この身が、直接、貴様らを排除するまでのこと」

魔王は、そう告げると、自らの身体から、これまで以上の、濃密な闇を吹き出し始めた。

その姿が、みるみるうちに、巨大な、異形の姿へと変貌していく。

「――来い」

私は、恐れることなく、その禍々しい姿を、真っ直ぐに見据えた。

隣には、ランスロットが。

そして、天を焼く太陽の力を纏った、ガヴェインが。

さらに、疲労困憊しながらも、決して膝をつくことのない、モードレッドの姿もあった。

「――全員で、決着をつける」

私の言葉に、皆が、力強く頷いた。


最後の激突は、これまでのどの戦いよりも、激しいものだった。

巨大化した魔王の一撃は、地面を大きく抉り、周囲の木々を、なぎ倒していく。だが、その圧倒的な力の奔流にも、私たちは、決して怯むことはなかった。

「――陛下、今です!」

ランスロットの声に、私は、魔王の懐へと、一気に踏み込んだ。

魔王の繰り出す闇の爪撃を、紙一重で躱しながら、私は、エクスカリバーを、大きく振りかぶった。

「陽輝刃!」

同時に、背後からガヴェインが放った光の斬撃が、魔王の巨体を、大きく切り裂いた。

「――ぐああああああっ!」

魔王の身体から、これまでにない絶叫が上がる。

その隙を、私は、決して見逃さなかった。

「――これで、終わりだ……!」

渾身の力を込めた一撃が、エクスカリバーの刃が、魔王の中心――闇の核とも言うべき部分を、深々と貫いた。

金色の光が、魔王の身体全体を、瞬く間に包み込んでいく。


「……馬鹿、な……。この、俺が……」

信じられない、というような声を最後に、魔王の巨体は、まるで砂の城が崩れるように、音もなく、闇の中へと消え去っていった。

戦場に、静寂が訪れた。

「――終わった、のか……?」

誰かが、震える声で、そう呟いた。

その言葉に応えるように、周囲に残っていた、無数の魔物たちの気配が――まるで、糸の切れた操り人形のように、次々と、その姿を消し始めていた。

「魔王が、討たれたことで……従っていた魔物たちも、存在を維持できなくなったのでしょう」

セルウィンが、荒い息を整えながら、そう分析した。

その言葉通り、あれほど森を覆い尽くしていた、禍々しい気配は、まるで嘘のように、静かに消え去っていった。


「……勝った、のか」

私は、剣を握りしめたまま、呆然と、その光景を見つめていた。

安堵と、疲労と、そして――多くの犠牲への、深い悲しみ。それらが、一気に押し寄せてくる。

「――陛下、ご無事ですか!」

駆け寄ってきたランスロットに、私は、なんとか頷きを返した。

「ああ……なんとか、な」

「ガヴェインも、モードレッドも、ひとまず無事だ。……だが、犠牲も、決して少なくはなかった」

その言葉に、私は、静かに目を伏せた。

この勝利の裏には、多くの尊い命が、失われている。その事実を、決して忘れてはならない。


「――ガヴェイン。その身体は、大丈夫なのか」

私は、傍らに立つ、ガヴェインへと目を向けた。

彼の全身からは、まだ、僅かに、あの太陽のような熱が、燻るように漏れ出していた。

「……ああ、問題ない」

ガヴェインは、そう答えたが、その声には、これまでにないほどの、深い疲労の色が滲んでいた。

「正直に言えば……身体の奥から、何かが、大きく変わってしまったような感覚がある。……だが、悪い変化じゃない、と思う」

「無理は、するなよ」

「わかっている。……それに、この力があれば、これから先、もっと多くの者を守れる。それだけで、十分だ」

ガヴェインは、そう言って、いつものように、豪快に笑ってみせた。

だが、その笑顔の奥に、僅かながらも、これまでにはなかった、何か複雑な陰りが差していることに――私は、この時、なんとなく、気づいていた。

その予感の正体が何であるかを、はっきりと理解するのは、まだ、もう少し先のことになる。


戦いの後、私たちは、傷ついた仲間たちを労わりながら、ゆっくりと、ダーナの森を後にした。

森は、既に、以前の静けさを取り戻し始めていた。枯れていた木々の一部には、早くも、新しい若葉の芽吹きが見え始めている。

魔王という、この世界を脅かした異物は、確かに、討ち滅ぼされた。

それでも――私の胸には、拭いきれない予感が、静かに、燻り続けていた。

この戦いを経て、ガヴェインが手にした、あまりにも大きな力。

そして、これまで以上に、深く関わり合うことになった、モードレッドという存在。

それらが、これから先、この国に――そして、私自身に、いったい何をもたらすことになるのか。

その答えは、まだ、誰にもわからなかった。

ただ、確かなことがひとつだけあった。

エクター卿とケイの死を、決して無駄にはしない。

その誓いだけを胸に、私は、王都への帰路を、静かに歩み始めた。

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