47話 翼を授ける
読んで頂き、ありがとうございます。
本日、2話目です。
「ふへぇ~。大変な目にあった。」
なんとか家族の誤解は解けたが、事前に知らせろ!や、外でやれ!等々のお小言を頂いた。
ゴーレム生成時の部屋の揺れだが、屋敷全体が揺れていたらしい。
そりゃ怒られるわな、と反省はしていた。後悔は無い。
部屋に戻って来たレイトン。
新しく作り出したゴーレムは、ステラおばさんの要らなくなった服を着せられていた。
母様の服では小さくて足りなかったのだ。
どこが、とは不用意な発言はしない。
「さて、ゴーレム…名前も考えなくちゃな。
とりあえずまだゴーレムだな。完成して無いし。
この最後のパーツを着けなくちゃな。」
取り出したのはヒッポグリフの翼。
白い色の翼だ。
それを錬成でゴーレムに合うように整えていくレイトン。
「ゴーレム、こっちへ来て、背中を出してくれ。」
トコトコトコ、チョコン。
生れたてのゴーレムの為か、仕草が幼い。
高身長の大人の女性の見た目で、幼い動作はあざといよ。
気にしない様にしつつ作業を進めるレイトン。
「錬成。」
人間相手だったら錬成等どうなるか分かった物では無い。
ゴーレム相手だからこそ、気軽に出来るのだ。
淡い光を放ちながら、背中に融合していく白い翼。
程なくして綺麗に癒着を完了した。
「良し、出来た!
飛べるか?ゴーレム。」
パタパタパタパタ
羽を細かく羽ばたかせるが、羽だけの力では難しいようだ。
まだ馴れていないのもあるだろうが。
そんな羽有りゴーレムを見つつ、ビビの事を考えるレイトン。
「多分、ビビも欲しがるよなぁ~」
未来予想をしながら、白い翼と薄紫の翼を見やる。
「もう一頑張りしましょうかね。」
羽有りゴーレムの完成とビビの我儘、両方を成し遂げる為、新しいスキルを練習するレイトンであった。
今さらですが、ヒッポグリフを1頭、2頭ではなく、匹で数えたのは魔物だからです。
モヤっとしてた方いましたら、すみませんです。
理由は上記の通りなので、魔物だから、で宜しくお願いします。




