37話 ホントに5歳児?
読んで頂き、ありがとうございます。
「はぁーーー」
深く深呼吸をするレイトン。
「?」
ビビは特に変化が無い。
一歩間違えば怪我や、命の危険だってあったのだ。
知らぬ内に緊張していたレイトンは深呼吸をして落ち着きを取り戻したが、ビビは「何かあった?」と、素知らぬ顔だ。
獣化による特性なのか、ビビ本来の気性故なのか?
暢気なのは羨ましいね。
「あ~獲物が増えたから帰ろうか?」
「コク。」
鹿2頭とゴブリン5体。
初戦闘も熟したからか、ビビも満足気だった。
新たにサンドゴーレムを3体作成して、ゴブリンを持たせるレイトン。
埋めて処分も考えたが、魔石は欲しいし、水場の近くでやりたかったので持ち帰る事にした。
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領主邸へと帰宅したレイトンとビビ。
「ただいまー。ステラおばさんいる~?」
「はーい、坊っちゃま、お帰りなさいませ。」
ほとんどの日を空き地で過ごすレイトンは汚れている可能性が高い。
そんな状態で屋敷を歩き回って欲しくないステラおばさんは急いで玄関に向かう。
「レイトン様、お帰りなさ…ヒッ!
レイトン様、この血は!?お怪我はございませんか?」
「あ、あーこの血は返り血だから怪我は無いよ。
大丈夫大丈夫。
それよりも今日は鹿を狩れたから、お肉を焼いて欲しいなって…」
玄関でガヤガヤしていたらレイトンの血まみれ姿が目立ったのか姉達や母もやって来ての大騒ぎになった。
「まぁとりあえず今日はこれを狩ってきたから見てよ。」
鹿2頭とゴブリン5体の死体の元へと案内するレイトン。
「レイトン、これをあなた達が!?」
母が驚いて尋ねる。
「うん?そうだよ。」
「コクン。」
レイトンもビビも5歳児である。
ゴーレムも居たとはいえ、そんな事は可能なのだろうか?
そんな家族達の驚愕等知らぬレイトンやビビは、自分で獲った肉は旨いのでは?とテンションを上げていた。
「「肉♪肉♪」」
「「流石私のレイ君♪」」
姉達も平常運転だった。
書いてて思い出しました。
鹿は匹では無く頭だ、と。
まぁ問題無いだろうから、そのままにします。
ちなみにですが、レイトンがゴブリンを体ではなく匹と言ったのはわざとです。
人型に近い形のゴブリンを魔物であると強く意識した為、匹になりました。




