34話 獣化
読んで頂き、ありがとうございます。
じぃー
「狩り。」
「狩り?」
じぃー
「狩り。」
本日朝一発目。
手を挙げて挨拶したビビは「狩り。」と連呼する。
どうやら今日の遊びが決まったようだ。
うーん、狩りかぁ。そんなに家から離れなければ大丈夫だろう。
いざにも備えておけば大丈夫だろうし。
「うん、分かった。狩りに行こうか。
正し、安全の為にまーくんとうーくんを使うからね。
それが条件。」
「コクン。」
嬉しくなりレイトンに抱き付くビビ。
「「ああーー!!」」
「くっつくの反対!」
「私のレイ君。」
ビビが抱き付いたのを目撃した姉達に引き剥がされた。
「ねーちゃん達、丁度良かった。
今からビビと狩りに行きたいけど、良い?」
「ビビちゃんと二人で?」
「仕留めれる?」
「うん、ビビと二人で。
念のためにゴーレム2体を連れて行くよ。」
「コクン。」
「「うーん」」 悩みながら見つめ合う姉達。
「まぁ、そのゴーレムがいるなら大丈夫か。」
「てかマナちゃん、あのゴーレム私達より強いし、大丈夫だよ!」
「そうだね、あの動きを見るとねぇ~」
空き地で目撃したゴーレム対戦を思い出す二人。遠くを見つめた瞳になる。
「家から離れすぎない事。」
「街から出ない事。」
「何かあったら、逃げる事。」
「「良いね?」」
「分かった。ありがと、ねーちゃん達。」
「コクン。」
無事に姉達の許可も取れたし、防御指示も出してあるゴーレム2体もいるし、大丈夫だろう。
そういえばビビは、どうやって仕留めるのだろう?
「ビビ。ビビはどうやって狩りをするの?」
「…これ。」
靴を指差すビビ。
連れてビビの靴を見るレイトン。
よく見るとビビの靴は爪先が鉄製になっているようだ。
蹴りで獲物を仕留めるのだろうか?
「? 蹴り?」
「見てて。……獣化。」
獣化と呟くビビ。
すると特徴的だったウサミミと尻尾以外の体に毛が生えていく。
全体的に兎に近づいたビビ。
おもむろにジャンプして、近くの木の枝に蹴りを放つ。
スパッ ボトッ
枝が根元から綺麗に切れていた。
「どう?」
なかなかの跳躍力と攻撃力だった。
だが、兎姿のビビの衝撃の方が強かった。
獣大好きなケモナーがいたら飛び付く獣具合だ。
「「可愛いーーー♪」」
「ふむふむ。」 「むふふ。」
「「これはこれで有りねぇ~」」
ビビに抱き付いた姉達。
ビビの獣化は姉達のハートを貫いたようだ。
ブックマークが1件増えて23件に、ありがとうございます。
皆様の閲覧、評価、ブックマークを力に、初期の目標を達成出来ました。
ちなみに、初期の目標は前作のページ数を越える、です。
前作は全く評価もブックマークも無かったので、その点でも前作を越えており、筆者としては心に活力を頂きました。
次の目標なのですが、とりあえずページ数100を目指したいと思います。
内容も重視したいですが、筆者は素人なのでご期待に添えるか分かりません。
なので、継続は力、という事で、まずは続けること、を目標にしていきます。
応援頂ければ幸いです。




