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エピソード7

チリリ~ チリリ~ チリリ~


朝、鳥たちのさえずりが聞こえ始めた

こんなにゆったりとした朝を迎えたのはいつ以来だろう

朝起きてコーヒーを飲みながら、私は先日持ち帰った書類を調べていた

なんとか血痕は拭き取ったが、内容の大部分は判読できなかった

もちろん、それでも成果はあった

書類には具体的な地名が記されていた

コストマート

コストマートはここから近い場所にある大型スーパーマーケットだった

思ったより近いという事実を知り、私は外出の準備をしてコストマートへ向かった

そしてそこで


「あ、エデン?」

「キム・アリム?ここで何してるの?」

「買い物に来たんでしょ…?」


キム・アリムに会った

そうしていつの間にか、キム・アリムと一緒に歩き回ることになった


「エデン、ここには何の用で来たの?」

「買い物に。」


わざわざ目的を明かす必要はないだろう。


「エデンも買い物好き?」

「うーん…まあまあ?」

「ふむ~私も好きよ、買い物。商品を見て回るのが楽しいし。」

「そう?」

「うん、まあ今日はご飯の材料を買いに来たけど。」


そうしてキム・アリムと些細な雑談を交わしながら、買い物を続けた。

…思ったより楽しかった。


「それより、エデン」

「何?」

「エデンはなぜ暗殺者になったの?」

「うーん…この世に来てから、最初に出会った知人が師匠だったんだ」

「あ~そうか、じゃあ、君はなぜここに来たんだ?」

「あ…それは……」


私は静かに、この世に来る前の記憶を思い出した

誰も来ないトイレに、ただ一つ輝く明かり

そして私の手に握られたロープ

……これは言わない方がいいだろう


「眠って目を覚ましたら、ここだったの」

「へ~驚いたね」

「そこまででもないよ。ところで、家族や周りの人が恋しくならない?」

「うーん……家族はともかく、会いたい……というよりは、謝らなきゃいけない人がいるんだ。」

「……誰?」

「うーん……僕、中学生の時に友達が一人いたんだ。」

そうしてキム・アリムは、私にとって非常に馴染み深い誰かについて語り始めた

自分には中学生の頃、友達が一人いて

自分はあの友達を裏切った人間だと言い

できれば助けてあげたかったけれど、そうできなかったことへの後悔だった


「だから……本当にごめん、本当に。」

「僕はその人じゃないけど。」

「……ああ、そうね。」

「なんだか寂しそうな表情だね。」

「好きだったの、あの友達。」

「友達として?」

「いや、男として。」


これは初めて聞く話だった。


「今はどこにいるのかも分からないし~好きな人も変わったし、まあ~」

「今、好きな人はいる?」


そう言った後、キム・アリムが私をじっと見つめた。


「……バカ。」

「え?」

「違う。」


そして、私たちの横を、みすぼらしい服を着た男が通り過ぎた。

男の背中には巨大な筆がぶら下がっていた。

第一印象はストリートアーティストのようだった。

そして、その時は知らなかった。

あの書類の標的が、まさにあの男だったということを……。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「裂けながら~平和な~まま、鼓動を遅らせろ」

「あ、若者!ようこそ!」

「あ、お魚のおじさん~!こんにちは~」

「おい、若者~~リンゴを一つ持って行け~!」

「あ、おばさん!ありがとうございます!」


飛んでくるリンゴを正体不明の男が受け止めた

そうして男はリンゴを食べながら辺りを歩き回った

そして男が大型スーパーマーケットの正面入り口に到着した頃、ディブルがスーパーマーケットに入ってきた


「はあ、はあ……二人でスーパーに行くなら、私も連れて行ってよ……一人で家で何をするつもり、私だけ置いていくなんて……」

「おい~少年、ここは初めてか?」

「……魔族?」

「いや、人間か?」

「え……え、え……」


ディブルは目をこすりながら、再び男をじっと見つめた


「……最近年を取ったせいか、幻覚を見ているようだ」

「何言ってるんだ?」

「あ、もしかしてここの案内人ですか?」

「そんな感じ!」

「じゃあ、食料品店がどこにあるか知ってる?」

「5軒もあるけど? どこの店?」

「うーん、食材が新鮮なところだから」

「4点!」

「値段も平均より安くて」

「2点!」

「トマトが美味しいって店」

「オーケー、わかった! ついて来い!」


そうして男はディブルをどこかへ案内し始めた

ディブルは男についていきながら、いくつか質問をした


「ところで、どこの出身? 初めて見るような気がするけど」

「分からない? 僕、どこの出身なんだろう?」

「それを僕に聞くの……?」

「僕、正確にどこの出身か分からないんだ」

「記憶がないの?」

「記憶喪失……? そんな感じかな? 周りの人たちの話では」

「うわ……若く見える子がどうして……」

「君も若いくせに」


そうして二人はある食料品店の前に到着した

そしてそこには


「お、ディブル?」


キム・アリムとエデンがいた


「ん? 知り合いなの?」

「あ、君はさっき……」

「さっき前で見かけた、あのぼろぼろの服を着た奴か」

「はっ、ぼろぼろ?! そう言う君こそ、全身黒ずくめじゃないか!」


エデンと男が言い争う様子を、ディブルは静かに見守っていた


「エデンって呼んで」

「嫌だ?! この真っ黒な奴め!」

「君の名前は?」

「……分からない」

「そうか、分からないんだな」

「違う!名前が分からないんだ!」

「……?なぜ?」

「それは……記憶がないから」

「ふむ……とりあえず分かった」


そうして食料品を買って家に戻り、夕食の準備をしていたところだった


「ところで、あの子のことだけど」

「誰?スーパーで会った子?」

「うん、あの子、記憶喪失なのかな?」

「ああ、そんな感じだった」

「え?ディブル、それどうやって知ったの?」

「食料品店に行く途中で聞いたんだ」


私はその会話を静かに聞いていた


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


そして皆が眠りについた明け方、私は静かに家を出てコストマートへ向かった

誰もいない店内に足を踏み入れると、静寂が私を包み込んだ

もちろん、その静寂は


チャラッ!


「……絵の具?」


パン! シュッ!


それほど長くは続かなかった

床の水彩絵の具から湧き出た鎖が、私を捕らえようと襲いかかってきた

私は反射的に鎖を切り払ったが


ズラッ!


シュル…… シュッ!


切り落とされた鎖は水彩絵の具に変わり、再び鎖となって私に向かって襲いかかってきた


「これは何だ、これは……!」


私は素早く鎖を避けながら後ずさった

ある程度距離を置くと、鎖が私に向かって飛んでくるのを止めた


「……お前だったのか? ちょっとがっかりだな」


そして、どこかで聞いたことのあるような声が聞こえてきた


「お前は、あの時、ぼろ服を着ていた男か」

「古着なんかじゃない!」


コストマートで出会った、古着を着た男が私を迎え撃った


「……その絵の具は、お前のものか?」

「油断は禁物だぞ?」

「?!」


パチン!シュッ!


男が指をパチンと鳴らすと、周囲の絵の具が浮き上がり、巨大な帯となって私を縛り上げた


「……罠か?」

「即席で作ったものにしては悪くないだろ?」

「お前はなぜここにいるんだ?」

「ここの警備員だと名乗って働いているところさ。」

「こんな大型スーパーにハエがうようよしているはずがないと思うけど。」

「俺もそう思ってたんだけど、意外といい奴がいたんだ。食料品を盗みに来たスーツ姿のハエが。」


おそらくシンソングループ側の工作員たちの話だろう


「まあ、俺も似たような用事で来たけど。」

「泥棒?そんな風には見えなかったけど。」

「誰かを探しに来たんだ。」

「誰を?」


私は無言で指をその男に向けた。


「ふむ~ 俺が標的なのか? 俺がそんなに人気があるとは知らなかったな。」

「もし分かっているなら、素直についてきてほしいんだけど。」

「でもな」


男は手を伸ばし、絵の具の中から巨大な筆を取り出した

そしてその筆で私を指さした


「俺は自分より弱い奴の言うことなんて聞きたくない」


?お前がブラック・ウォー・グレイモンか?


「そういえば、最近あまりにも静かすぎて退屈だったんだ


いや、ちょっと待て


「お前、俺と一戦交えよう」


ああ。本当に人生

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