↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/75

物語は眠らない


 力(ちから)を解(と)き放(はな)ったシリカは、迷(まよ)う事(こと)なくゾフィーの所(ところ)へ向(む)かった。二度目(にどめ)の対面(たいめん)だからか、二人(ふたり)は恐(おそ)れを見(み)せない。

「あんたは子供(こども)なのに、どうしてここまで戦(たたか)おうとするの?」

「分(わ)からない。だけど、あなたを倒(たお)さないといけない気(き)がするの」

シリカは背中(せなか)の羽根(はね)に力(ちから)を込(こ)めた。すると、エンジンの出力(しゅつりょく)が最大(さいだい)になり、ゾフィーに向(む)かっていった。 

 シリカとゾフィーが戦(たたか)う間(あいだ)、ペタライトは地上(ちじょう)で見守(みまも)っていた。

 すると、シリカの変身(へんしん)が解(と)け、元(もと)の姿(すがた)に戻(もど)った。力尽(ちからつ)きて空(そら)から落(お)ちてくるシリカを、ペタライトが受(う)け止(と)める。

「シリカさん!」

「ペタライト…」

「無茶(むちゃ)は良(よ)くありませんよ」

ペタライトはシリカを降(お)ろし、自分(じぶん)の鎌(かま)を持(も)った。

「シリカさんを無事(ぶじ)にご両親(りょうしん)の元(もと)へ送(おく)り届(とど)けるのが僕(ぼく)の役目(やくめ)、ですからシリカさんを傷(きず)つけさせる訳(わけ)にはいきません」

ペタライトは頭(あたま)の紐(ひも)を結(むす)び直(なお)した。

「あんた、戦(たた)かう力(ちから)が無(な)いのに私(わたし)に歯向(はむ)かうつもりなの?」

「シリカさん、下(さ)がっていてください」 

シリカは、隅(すみ)の方(ほう)でじっとしているエメルダの横(よこ)に座(すわ)った。

 ペタライトはシリカの代(か)わりにゾフィーに立(た)ち向(む)かった。ゾフィーは黒(くろ)い炎(ほのお)を放(はな)ち、ペタライトを攻撃(こうげき)する。

 熱(ねつ)に強(つよ)いペタライトだったが、ゾフィーの猛攻(もうこう)で吹(ふ)き飛(と)んでしまった。

 それを、人間(にんげん)の姿(すがた)になった水蛇(すいじゃ)とエルが受(う)け止(と)めた。

「水蛇(すいじゃ)さん、エルさん、ありがとうございます」

「余所見(よそみ)するんじゃねぇ」

怪(かい)である二人(ふたり)がペタライトを助(たす)けるのを見(み)て、ゾフィーは嫌(いや)そうな顔(かお)をした。

「あんた達(たち)は怪(かい)のはずなのに、どうして死神達(しにがみたち)の味方(みかた)をするの?」

「私(わたし)はエメルダさんに救(すく)われました。だからこそ、エメルダさんが大切(たいせつ)にしているこの世界(せかい)を守(まも)りたいのです」

「人間(にんげん)も死神(しにがみ)も弱(よわ)くて脆(もろ)いのに、よくも守(まも)りたいと思(おも)えるわよね」

ゾフィーは、地中(ちちゅう)から大勢(おおぜい)の怪(かい)が飛(と)び出(だ)す。

 水蛇(すいじゃ)は水(みず)の霊術(れいじゅつ)で、ゾフィーの黒(くろ)い炎(ほのお)を消(け)した。それから、エル、ショール、アゲート、それからルベライトもペタライトに加勢(かせい)した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。