表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ信仰拡大編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
74/313

軽虎教から逃げること

 翌朝。


 山田隼人宅。


 一同。


 出発準備しけり。


 一方。


 貴光。


 黒牛撫でつつ頷きける。


「旅路再開なり」


「ようやくだな……」


 佐藤健一、しみじみ呟きける。



 その時。


 山田。


 めちゃくちゃ嬉しそうな顔なり。


「本当に行くんだな?」


「行く」


「絶対行く」


「今すぐ行く」


 一同。


 異様な速度で同意しける。



 一方。


 高橋。


 空飛ぶ家見上げつつ悩みける。


「俺どうしよう」


「来る?」


 エレノア問ひける。


 一方。


 高橋。


 少し考え込み。


 頷きける。


「行く」


「おお」


「どうせ居場所バレた」


「確かにな」


「もう隠居無理」


「無理だな」



 その時。


 遠方。


「軽虎様ァァァ!!」


「御加護をォォォ!!」


「聖殿様ァァァ!!」


「ほら無理だ」


 高橋、即答しける。



 数時間後。


 一同。


 出発しけり。


 軽トラ。


 牛牽引。


 空飛ぶ家。


 上空。


 宗重。


 徒歩。


 ぺ・ヤ。


 森の中走行。


「いつもの光景だな」


 佐藤、呟きける。



 その時。


 宗重。


 突然立ち止まりける。


「……来る」


「何?」


「後方」


 一同。


 振り返りける。


 そして。


「……………………」


「……………………」


 地平線。


 白い。


「は?」



 数秒後。


「軽虎様ァァァ!!」


「待ってくださいィィィ!!」


「巡礼再開だァァァ!!」


「付いて来てるゥゥゥ!!」


 佐藤、絶叫なり。



 一方。


 後方。


 数百人規模。


 完全に巡礼団なり。


 しかも。


 旗増えてる。


「増えてる!?」


 一方。


 旗。


 軽トラ描かれける。


「国旗みたいになってる!!」



 その時。


 先頭信者。


 笑顔で叫びける。


「軽虎様!!」


「何!?」


「どこへ向かわれるので!?」


「知らん!!」


「流石です!!」


「何が!?」



 一方。


 セシリア。


 頭抱えける。


「駄目だこれ」


「うむ」


 源三も頷きける。


「撒くしかない」



 その時。


 宗重。


 静かに口開きける。


「任せろ」


「嫌な予感」



 三十分後。


 宗重作戦開始。


 結果。


 一同。


 森へ突入しける。


 さらに。


 川渡り。


 岩場越え。


 獣道利用。


 ぐるぐる進みける。



 一方。


 信者達。


 完全混乱。


「軽虎様どこ!?」


「見失った!!」


「追えェェェ!!」


「宗教団体が追跡部隊になってる!!」



 その頃。


 主人公一行。


 丘の裏にて休憩しける。


「撒いた……」


 佐藤、地面へ倒れ込みける。


 一方。


 宗重。


 静かに頷きける。


「完璧だ」


「珍しく役立った」


「珍しくとは何だ」



 その時。


 貴光。


 遠くの景色見つめける。


 森。


 平原。


 山脈。


 そして。


 見知らぬ街道。


「……………………」


 少し笑み浮かべける。


「久しぶりなり」


「何が?」


 エレノア問ひける。



 貴光。


 静かに答えける。


「冒険なり」


 しん。


 一同。


 少し笑いける。



 その時。


 遠く。


 微かに。


「軽虎様ァァァァァ!!」


「まだ追ってきてるゥゥゥ!!」


 一同。


 再び走り始めけり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ