表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
転生者時代戦争編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
49/297

原始の賢者、魔導学会を破壊すること

 数日後。


 シルペーニャ領主館。


 大広間。


 異様なる緊張漂ひけり。


「……………………」


「……………………」


 一方。


 中央席。


 ぺ・ヤ、焼き魚食ひける。


「うまい」


「なんで会議中に焼いてるの!?」


 佐藤健一、即座にツッコミける。


 その時なり。


 老魔導師、咳払いしける。


「本日は」

「アレン・ホル・シルペーニャ様の魔導理論について――」


「理論ないぞ」


 佐藤、即答なり。


 一方。


 魔導師達、真剣そのものなり。


「いや、逆に存在しないのが問題なのだ」

「無詠唱」

「無圧縮」

「無属性制御」


「全部無い!!」


 エレノア・シルヴァリア、困惑しける。


 その時。


 若き魔導師一人、立ち上がりける。


「……失礼ながら」

「本当に魔法を理解しておられるのですか?」


 一方。


 ぺ・ヤ。


 魚食ひながら首傾げける。


「火」


「え?」


「熱い」


「会話成立しねぇ!!」


 その時。


 別の魔導師、机叩きける。


「ですが!!」

「結果として超高位魔法が成立している!!」


「そこが怖いんだよ」


 一方。


 レオル・ホル・シルペーニャ、頭抱えける。


「頼むから館燃やすなよ……」


 その時なり。


 学会長らしき老魔導師、静かに口開きける。


「では」

「簡単な実演を」


「嫌な予感」


 佐藤、即答しける。


 一方。


 魔導師達、中庭へ移動し始めける。


 数十分後。


 中庭。


 魔導実験場設置されけり。


 魔導師達、次々と魔法披露し始めける。


「火球術」

「氷結槍」

「風刃」


 どぉん。


 ばしゅっ。


「おおー」


 エレノア、素直に感心しける。


 一方。


 ぺ・ヤ。


 真顔にて見つめける。


「小さい」


「やめろ」


 佐藤、察しける。


 その時。


 学会長、誇らしげに言ひける。


「これが現代魔導理論の結晶――」


 ぺ・ヤ。


 突然前出でける。


「火」


「待て」


「大きくする」


「待てェェェ!!」


 次の瞬間。


 ごぉぉぉぉぉぉ!!!!


 空。


 炎柱突き抜けける。


「は?」


 熱波。


 館全体揺れ。


 雲焼け。


 庭木蒸発しける。


「止めろォォォ!!」


 魔導師達、一斉に防壁展開。


「水魔法!!」

「遮断!!」

「結界急げ!!」


 一方。


 ぺ・ヤ。


 真顔なり。


「火」

「大きい」


「だから加減しろって!!」


 数分後。


 なんとか鎮火成功しける。


 中庭。


 クレーター形成されけり。


「……………………」


「……………………」


 学会長。


 震える膝で立ち上がりける。


「……理解不能」


 別の魔導師、顔青ざめける。


「術式構築ゼロ……」

「なのに超位階魔法……」


「原始魔術だ……」


「災害だろ」


 佐藤、真顔なり。


 その時なり。


 ぺ・ヤ。


 地面の焼け跡見つめ。


 少し考え込みける。


「焼畑できる」


 しん。


 農民達。


 ざわっ。


「……………………」


「……………………」


 レオル、ゆっくり顔覆ひける。


「頼むから」

「農業革命まで起こすな……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ