縄文人、館へ住み着くこと
シルペーニャ領主館。
中庭半壊。
壁すすまみれ。
魔導師達、全員疲弊しけり。
「……………………」
「……………………」
一方。
ぺ・ヤ。
焼けた木拾い上げつつ頷きける。
「良い火」
「良くねぇよ!!」
レオル・ホル・シルペーニャ、絶叫しける。
その時なり。
老魔導師、震える声にて呟きける。
「アレン様……」
「いや、別存在か……」
「火力だけなら国家級だぞ……」
「なんで縄文人にSSR渡したんだ……」
一方。
空。
なんか気まずそうに静まり返りける。
佐藤、天見上げける。
「絶対神聞いてるだろ」
その時。
ぺ・ヤ。
突然、貴光見つめける。
「お前」
「む?」
「強い」
「何?」
ぺ・ヤ、真顔なり。
「生き残る顔」
「評価基準どうなってんの」
一方。
ぺ・ヤ。
今度は黒牛二頭見つめける。
「良い獣」
黒牛達。
即座に距離取りける。
「もぉー!?!?」
「牛が警戒してる!!」
その時なり。
ぺ・ヤ。
突然、佐藤肩掴みける。
「お前」
「えっ」
「死んだら骨くれ」
「怖ぇよ!!」
一方。
ぺ・ヤ、悪意ゼロなり。
「良い槍なる」
「褒め言葉なんだろうけど怖ぇ!!」
その時。
レオル、深き溜息つきける。
「……もう無理だ」
「む?」
「館から出すと危険すぎる」
「確かに」
「火力が国家災害だし」
一方。
執事、おずおず口開きける。
「では地下隔離室へ……」
「嫌」
ぺ・ヤ、即答しける。
「狭い」
「火危ない」
「説得力がありすぎる」
その時。
ぺ・ヤ。
突然庭木指差しける。
「オレ」
「外、住む」
「は?」
「木、良い」
「原始人すぎる!!」
一方。
貴光、少し感心した顔なり。
「自然愛するなり」
「お前は何でも肯定するな!!」
その時なり。
ぺ・ヤ。
庭石拾い。
突然、地面へ並べ始めける。
「何してるの?」
「家」
「早ッ」
数分後。
謎の石組み完成しける。
「……………………」
「……………………」
老魔導師、震える声にて呟きける。
「……古代建築術?」
「違うと思う」
佐藤、真顔なり。
一方。
ぺ・ヤ。
石組み中へ座り込み。
満足げに頷きける。
「落ち着く」
その時。
レオル、疲れ切った顔で呟きける。
「……もう」
「庭で飼おう」
「飼うな!!」
その瞬間。
ぺ・ヤ。
火つけ始めける。
ぼっ。
「待てェェェ!!」
館中、再び大混乱となりけり。




