表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
最終章:鉄の牛車編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
202/313

第四の四天王追い詰められたりしこと

 戦場中央。



 第四の四天王ヴァルグ。



 御池貴光。



 なお相対したり。



 周囲。



 完全に観戦状態なり。



 王国軍兵士。



 魔王軍兵士。



 双方とも手を止めたり。



 気になりたり。



 非常に気になりたり。



 何故なら。



 四天王。



 全力なり。



 されど。



 教祖。



 全然戦はざればなり。



 その時なり。



 ヴァルグ。



 再び踏み込みたり。



 地面砕けたり。



 音速超えたり。



 剣閃走りたり。



 必殺の一撃なり。



 されど。



 貴光。



 偶然しゃがみたり。



 斬撃頭上通過したり。



「危なきなり」



 本人。



 飛んできた石避けただけなり。



 ヴァルグ。



 固まりたり。



 汗流れたり。



 その時。



 貴光。



 落ちていた干し柿拾ひたり。



「残ってたり」



 嬉しそうなり。



 その様。



 ヴァルグの目には。



 余裕の笑みに見えたり。



 実際は干し柿なり。



 その頃。



 後方。



 佐藤。



「何やってんだあいつ」



「干し柿拾ってる」



 エレノア答へたり。



「知ってる」



「じゃあ何で聞いたのよ」



 正論なり。



 その時。



 ヴァルグ。



 大きく後退したり。



 剣構へたり。



 瘴気集めたり。



 黒雲集まりたり。



 空暗くなりたり。



 兵ども逃げたり。



「まずい!!」



「大技だ!!」



 将軍叫びたり。



 王国軍後退したり。



 魔王軍も後退したり。



 巻き込まれたくなきなり。



 その時なり。



 ヴァルグ。



 咆哮したり。



「終われぇぇぇ!!」



 巨大なる黒き光線放ちたり。



 地面抉れたり。



 空裂けたり。



 一直線に貴光へ向かひたり。



 誰もが思ひたり。



 終はりたりと。



 その瞬間。



 黒牛。



 もぐもぐしながら一歩横へ動きたり。



 貴光。



 牛について行きたり。



 結果。



 光線外れたり。



 どごぉぉぉぉぉん。



 後方の丘消し飛びたり。



 しん。



 戦場静まりたり。



 ヴァルグ。



 震へたり。



 兵ども。



 震へたり。



 信者ども。



 盛り上がりたり。



「教祖様!!」



「教祖様!!」



「教祖様!!」



 実際には。



 牛追いかけただけなり。



 その頃。



 魔王軍本隊。



 一人の将軍。



 戦場眺めたり。



「何をしている」



「分かりません」



「何故当たらぬ」



「分かりません」



 誰も分からざりけり。



 その時なり。



 遠くの森。



 木々揺れたり。



 鳥飛び立ちたり。



 何か近付きたり。



 されど。



 戦場の者ども。



 誰も気付かざりけり。



 その頃。



 貴光。



 干し柿食ひたり。



「甘きなり」



 ヴァルグ。



 剣握る手震へたり。



 戦場中央。



 奇妙なる沈黙流れたり。



 そして。



 誰も予想せざりし形にて。



 戦ひは終局へ向かひ始めたり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ