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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ世界戦争編

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魔王軍四天王動き始めたりしこと

 魔王軍。


 遂に本格的に動き始めたり。



 魔王領中央。



 黒き城。



 魔王軍本部なり。



 重々しき会議室。



 将軍ら集まりたり。



 四天王も集まりたり。



 空気重し。



 その中央。



 机の上。



 大量の報告書積まれたり。



 全部。



 軽虎教関連なり。



「もう嫌だ」



 一人の将軍。


 ぽつりと呟きたり。



「同感だ」



 別の将軍頷きたり。



 その時。



 四天王の一人。


 報告書閉じたり。



「結論を言う」



 全員静まりたり。



「軽虎教は危険だ」



「理由は」



「分からん」



 しん。



 全員頷きたり。



 実に説得力ありたり。



 何故なら。



 誰も理解できておらざりければなり。



「理解できぬものは危険だ」



「その通り」



「巨大宗教」



「巨大資金」



「巨大建造物」



「大型トラック神」



 最後だけ意味不明なり。



 その時。



 一人の四天王。


 地図広げたり。



「問題はここだ」



 指差したり。



 王都なり。



「王都周辺」



「うむ」



「軽虎教の影響力が大きすぎる」



「確かに」



 実際。



 祭り。



 神殿。



 信者。



 商売。



 全部広がりたり。



 その結果。



 王都経済の一部。



 軽虎教依存になりたり。



 地味にやばし。



 その頃。



 王都。



 大型トラックランド。



 工事続きたり。



 平和なり。



「石材足りねえ!!」



「持ってこい!!」



「予算あるぞ!!」



 景気良し。



 その時。



 一人の信者。


 走り込みたり。



「大変です!!」



「何だ」



「神像の尻尾が長すぎます!!」



 またか。



「何メートルだ」



「百二十メートルです!!」



 しん。



 設計士。


 天を仰ぎたり。



 もうどうでも良くなりつつありたり。



 その頃。



 軽虎教本部。



 貴光。


 昼寝してたり。



 黒牛。


 草食ってたり。



 佐藤。


 ポテチ食ってたり。



 エレノア。


 本読んでたり。



 レン。


 神像予算見てたり。



 平和なり。



 その時なり。



 王城。



 国王。


 報告受けたり。



「魔王軍の動きが活発です」



「ほう」



「国境付近に軍集結中」



 国王。


 少し眉ひそめたり。



「本当か」



「はい」



 初めて。



 まともな危機だったり。



 その頃。



 魔王領。



 四天王。


 軍勢眺めたり。



 魔物。



 騎兵。



 歩兵。



 飛竜。



 大量なり。



「準備は」



「完了」



「いつでも行けます」



 四天王。


 静かに頷きたり。



「まずは国境だ」



「はっ」



 魔王軍。



 本格侵攻の準備整ひたり。



 一方その頃。



 王都北部。



 大型トラックランド。



 新たな看板立てられたり。



【大型トラック神アイスクリーム店】



 誰も求めておらず。



 しかし。



 何故か人気出たり。



 平和だったり。



 そして。



 国境の向こうでは。



 戦争の足音。



 確かに近づきたり。



 もっとも。



 王都の者ども。



 まだ誰も気付きおらざりけり。

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