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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ世界戦争編

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大型トラック神テーマパーク計画始まりたりしこと

 第一回大型トラック神祭。


 大成功に終わりたり。



 少なくとも。



 過激派の中では。



 大成功だったり。



 実際には。



 大型トラックとは何か誰も知らず。



 歌詞も即興。



 競技も半分失敗。



 されど。



 寄付だけは増えたり。



 実に不思議なり。



 祭りの翌日。



 過激派本部。



 幹部会議開かれたり。



 金貨の山。



 机の上に積まれたり。



 きらきら。



 眩しきなり。



「基金は現在」



「うむ」



「金貨二十四万枚です」



 ざわ。



 信者ら感動したり。



「おお……」



「凄い……」



「神の御加護……」



 多分違うなり。



 その時。



 一人の幹部。



 立ち上がりたり。



「提案があります」



「何だ」



「テーマパークを作りましょう」



 沈黙。



 数秒後。



「天才か」



「流石だ」



「神が降りた」



 誰も止めず。



 非常に危険なり。



 その頃。



 軽虎教本部。



 貴光。



 昼寝してたり。



 黒牛。



 草食ってたり。



 佐藤。



 ポテチ食ってたり。



 平和なり。



 その時。



 古参信者。



 飛び込んできたり。



「教祖様!!」



「何なり」



「テーマパークです!!」



 貴光。



 数秒考へたり。



「何なり」



「テーマパークです!!」



「何なり」



 知らぬ言葉なり。



 佐藤。



 説明したり。



「遊園地みたいなもんだ」



「遊園地なりか」



「そうだ」



「何故なり」



「俺に聞くな」



 その頃。



 過激派本部。



 設計会議進みたり。



 巨大な図面広げられたり。



【大型トラックランド計画】



 堂々と書かれたり。



 その内容。



 実に酷かったり。



 第一施設。



【大型トラック神の館】



「何をする場所なり」



「知らん」



 第二施設。



【大型トラック神ジェットコースター】



「何なり」



「知らん」



 第三施設。



【大型トラック神温泉】



「何故温泉」



「人気だからです」



 説得力だけはありたり。



 第四施設。



【大型トラック神資料館】



 展示内容。



 ほぼ想像。



 何一つ本物無かったり。



 その時。



 一人の若き信者。



 手挙げたり。



「質問」



「何だ」



「大型トラック神ってまだ完成してませんよね」



 しん。



 空気止まりたり。



 数秒後。



「細かいことは気にするな」



「はい」



 正論封印されたり。



 その頃。



 王都。



 噂広まりたり。



「大型トラックランドが出来るらしい」



「何それ」



「知らん」



「面白そう」



 集客成功してたり。



 そして。



 数日後。



 貴光ら。



 無理やり建設予定地へ連れて行かれたり。



「教祖様の意見を頂きたいのです!!」



 過激派幹部。



 目輝かせたり。



 予定地。



 やたら広かったり。



 森一つ分くらいありたり。



 図面見せられたり。



「どうでしょう!!」



 貴光。



 眺めたり。



 眺めたり。



 更に眺めたり。



 やがて。



「牛が少なきなり」



 沈黙。



「は?」



「牛なり」



 貴光。



 真顔なり。



「軽虎様の施設なれば牛必要なり」



 幹部ら顔見合わせたり。



 数秒後。



「牧場を追加しろ!!」



「了解!!」



 採用されたり。



 佐藤。



 頭抱えたり。



「何で通るんだよ」



 レン。



「もう駄目だな」



 エレノア。



「今更でしょ」



 その夜。



 新たなる設計図完成したり。



【大型トラックランド】



【大型トラック神の館】



【大型トラック神温泉】



【大型トラック神資料館】



【大型トラック神牧場】



 何故か牛だけ増えたり。



 貴光。



 満足げに頷きたり。



「良きなり」



 過激派。



 大歓喜したり。



 そして。



 募金箱。



 更に金貨飲み込みたり。



 ちゃりん。



 ちゃりん。



 ちゃりん。



 大型トラック神建立基金。



 ついに金貨三十万枚突破したり。



 誰も止められず。



 計画だけが巨大化していきたり。

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