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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ世界戦争編

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177/313

大型トラック神どんどん別物となりたりしこと

 大型トラック神建立計画。


 教祖より。



「格好悪きなり」



 との評価受けたり。



 普通ならば。


 諦めるところなり。



 されど。



 過激派。



 普通では無かったり。



 翌日。



 過激派本部。



 緊急会議開かれたり。



 信者数百人集まりたり。



 中央。



 木製模型置かれたり。



 大型トラック神試作第一号なり。



 幹部。



 机叩きたり。



「教祖様に認められねばならぬ!!」



「うむ!!」



「うむ!!」



 信者ら頷きたり。



「問題点は何だ!!」



 一人。



 手挙げたり。



「格好悪いところです」



「その通りだ!!」



 何も解決しておらず。



 その時。



 別の信者。



 口開きたり。



「軽虎様は愛らしいらしい」



「うむ」



「ならば愛らしくすべきでは」



 全員。



 感心したり。



「天才か」



「流石だ」



「賢い」



 数分後。



 職人呼ばれたり。



「耳を付けろ」



「耳ですか」



「耳だ」



「何故」



「愛らしいからだ」



 意味分からず。



 されど。



 職人。



 慣れてたり。



 その結果。



 試作第二号完成したり。



 大型トラック。



 耳付きたり。



 しばらく沈黙落ちたり。



「可愛い!!」



 信者ら感動したり。



 職人。



 遠い目したり。



 その時。



 一人の信者。



 恐る恐る言ひたり。



「質問」



「何だ」



「何の耳でしょうか」



 沈黙。



 数秒後。



「知らん」



 全員頷きたり。



 誰も考えておらざりけり。



 その頃。



 軽虎教本部。



 貴光。



 昼寝してたり。



 平和なり。



 その時。



 古参信者駆け込みたり。



「教祖様!!」



「何なり」



「耳が生えました!!」



 貴光。



 目覚ましたり。



「牛なりか」



「違います!!」



「犬なりか」



「違います!!」



「猫なりか」



「違います!!」



「何なり」



「大型トラック神です!!」



 沈黙。



「耳なりか」



「耳です!!」



「何故なり」



「我らにも分かりません!!」



 正直だったり。



 その夜。



 過激派本部。



 更なる会議行われたり。



「まだ足りぬ」



「何がだ」



「愛らしさだ」



 危険だったり。



 非常に危険だったり。



「目を大きくしよう」



「なるほど」



「笑顔にしよう」



「なるほど」



「羽を付けよう」



「何故」



「格好良いからだ」



 反論できず。



 数日後。



 試作第三号完成したり。



 耳付き。



 羽付き。



 笑顔付き。



 大型トラック。



 もはや。



 大型トラックでは無かったり。



 その時。



 一人の若き信者。



 再び手挙げたり。



「質問」



「何だ」



「大型トラックとは何でしょうか」



 しん。



 空気止まりたり。



 数秒後。



 幹部。



 静かに言ひたり。



「心なり」



「おお……」



 何一つ分からなかったり。



 しかし。



 感動だけは生まれたり。



 そして。



 募金箱。



 更に金貨飲み込みたり。



 ちゃりん。



 ちゃりん。



 ちゃりん。



 大型トラック神建立基金。



 金貨十五万枚突破したり。



 信者数も増えたり。



 正統派。



 頭抱えたり。



 佐藤。



「これ絶対後々問題になるだろ」



 レン。



「なるな」



 エレノア。



「なるわね」



 貴光。



 茶飲みながら頷きたり。



「面倒なり」



 誰も否定せざりけり。

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