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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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発明家、神を超えんとしたりしこと

 神官。



 全力疾走したり。



「信者長!!」



「どうした!?」



「例の発明家が来ています!!」



 しん。



 三人。



 固まりたり。



「発明家なりか」



 御池貴光呟きたり。



「嫌な予感しかしない」



 佐藤即答したり。



「私も」



 エレノア頷きたり。



 数刻後。



 軽虎神殿前。



 人だかり形成されたり。



 中央。



 発明家立ちたり。



 目。



 輝きたり。



 嫌な輝きなり。



「おお!」



「御池殿!」



「帰還されましたか!」



 発明家。



 駆け寄りたり。



「うむ」



「神界はどうでした!?」



「変人ばかりなり」



「素晴らしい!!」



「何故なり」



 理解不能なり。



 その時。



 発明家。



 巨大な布取りたり。



「見てください!!」



 ばさり。



 布剥がれたり。



 しん。



 佐藤。



 頭抱えたり。



「やっぱりか」



「やっぱりね」



 そこにあったるは。



 巨大なる塔なり。



 高さ。



 二十メートルほど。



 金属。



 歯車。



 管。



 水晶。



 謎部品。



 意味不明なり。



「何なり」



 貴光問いたり。



 発明家。



 胸張りたり。



「神界通信塔です!!」



 しん。



 空気凍りたり。



「何なり」



「神界通信塔です!!」



「聞こえたり」



 聞こえた上で理解不能なり。



 その時。



 発明家。



 興奮し始めたり。



「神界へ行かれたのでしょう!?」



「うむ」



「ならば!」



「うむ」



「神界と通信できるはずです!!」



 しん。



 佐藤。



 固まりたり。



「どういう理論だよ」



「分かりません!!」



 発明家即答したり。



「分からんのかい」



 エレノア突っ込みたり。



 しかし。



 発明家。



 止まらず。



「神界が存在する!」



「うむ」



「ならば繋がる!!」



「雑なり」



 貴光呟きたり。



 その時。



 信者達。



 ざわつきたり。



「神界と話せるのか?」



「本当に?」



「凄いぞ!」



 盛り上がりたり。



 発明家。



 さらに胸張りたり。



「実は!」



「うむ」



「既に試験済みです!!」



 しん。



 全員固まりたり。



「試したなり?」



「試しました!!」



「結果は」



「爆発しました!!」



 予想通りなり。



「何回なり」



「十七回です!!」



 多すぎたり。



 その時。



 発明家。



 設計図広げたり。



「しかし今回は違います!」



「ほう」



「御池殿が神界から帰還した!!」



「うむ」



「つまり神界情報を持っている!!」



「うむ」



「なので協力してください!!」



 しん。



 貴光。



 少し考えたり。



 数秒後。



「嫌なり」



 即答なり。



 発明家。



 崩れ落ちたり。



「何故ですかぁ!!」



「爆発するなり」



「否定できません!!」



 駄目なり。



 その時。



 佐藤。



 ふと思い出したり。



「そういや」



「何だ」



「神界で通信とか言ってたよな」



 しん。



 貴光。



 固まりたり。



 エレノア。



 固まりたり。



 担当神。



 確かに言っておりたり。



 神界サーバー。



 通信。



 接続。



 そんな話ありたり。



 発明家。



 目輝かせたり。



「やはり!!」



「やはり神界通信は可能!!」



「まだ言ってないなり」



 貴光突っ込みたり。



 しかし。



 発明家。



 もう聞いておらず。



 設計図へ走りたり。



「やります!!」



「作ります!!」



「神界通信塔を!!」



 信者達。



 大歓声なり。



 佐藤。



 小さく呟きたり。



「始まったな」



「始まったわね」



 エレノア頷きたり。



 こうして。



 後の圏外突破編へ繋がる大騒動。



 その第一歩が。



 踏み出されたり。

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