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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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125/313

神界最大手、絡みたりしこと

「君が噂の軽トラ転生者か」


 一柱の神。



 御池貴光の前に立ちたり。



 会場。



 静まりたり。



 神々。



 注目したり。



 担当神。



 胃痛に耐えたり。



「誰なり」



 貴光問いたり。



 神。



 少し驚きたり。



「知らないのか」



「知らぬなり」



「知らん」



 佐藤も答えたり。



「知らないわ」



 エレノアも答えたり。



 神。



 少し傷付きたり。



 その時。



 周囲の神々。



 ざわつきたり。



「マジか」



「知られてない」



「初めて見た」



 神界最大手。



 知られておらず。



 少し悲しかりたり。



「我は天城創世」



 一拍。



「神界ランキング十七年連続一位なり」



 会場。



 拍手したり。



 神々。



 盛り上がりたり。



 貴光。



「ほう」



 終わりたり。



「反応薄くない!?」



 天城叫びたり。



 何せ。



 異世界数百万。



 転生者数億。



 その頂点なり。



 もっと驚いて欲しかりたり。



「凄いのか?」



 佐藤問いたり。



「凄いわよ多分」



 エレノア答えたり。



「多分なり」



 貴光頷きたり。



 天城。



 頭抱えたり。



 その時。



 天城。



 ふと問いたり。



「君の能力は何だ」



「鉄牛車召喚なり」



「ほう」



「圏外の黒き神境なり」



「ほう」



「鍵失いたり」



「何故」



「捨てたり」



 しん。



 天城。



 固まりたり。



「捨てた?」



「捨てたり」



「何故」



「邪魔なり」



 会場。



 爆笑したり。



 担当神。



 死んだ目になりたり。



「これだから」



 呟きたり。



 その時。



 天城。



 真面目な顔になりたり。



「なるほど」



「うむ」



「だから面白いのか」



 しん。



 周囲の神々。



 静まりたり。



「面白い?」



 担当神問いたり。



 天城。



 頷きたり。



「勇者は多い」



「うむ」



「魔王も多い」



「うむ」



「最強も多い」



「うむ」



「だが」



 一拍。



「軽トラを最も無駄遣いする男は初めて見た」



 会場。



 大拍手なり。



「褒められておるなり?」



 貴光問いたり。



「多分」



 佐藤答えたり。



「多分ね」



 エレノア答えたり。



 その時なり。



 会場奥。



 巨大なる鐘鳴りたり。



 ごぉぉぉん。



 ごぉぉぉん。



 ごぉぉぉん。



 神々。



 一斉に顔色変えたり。



「始まるぞ」



「来たか」



「今年もか」



 担当神。



 露骨に嫌そうな顔したり。



「何なり」



 貴光問いたり。



 担当神。



 溜息つきたり。



「レビュー戦争」



 しん。



「何なりそれ」



「神界最大の地獄」



 担当神答えたり。



 そして。



 神界業界編。



 さらに狂い始めたり。

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