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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ・アポカリプス編

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人類、絶滅すること

 2027年4月1日。



 午後5時47分。



 世界人口。



 9人。



 人類最後の九人。



 一方。



 温泉旅館。



 窓の外。



 全員。



 見ていた。



「……」



「……」



 誰も喋らない。



 山。



 軽トラ。



 海。



 軽トラ。



 空。



 軽トラ。



 道路。



 軽トラ。



 全部。



 軽トラ。



「夢か?」



 高校生。



 呟く。



「違うだろうな」



 元研究員。



 答える。



 その時。



 空。



 ピカッ。



 光。



 走る。



「何だ?」



 佐藤。



 空を見る。



 そして。



 見えた。



 軽トラ。



 飛んでいる。



 何百。



 何千。



 何万。



 数えられない。



 軽トラ。



 だった。



 一方。



 神界。



 大混乱。



「突撃だァァァ!!」



 神A。



 叫ぶ。



「俺の主人公だ!!」



 神B。



 叫ぶ。



「先着順だァァァ!!」



 神C。



 叫ぶ。



「全車発進!!」



 軽トラ発進管理局。



 パニック。



「地上部隊発進!!」



「航空部隊発進!!」



「海上部隊発進!!」



「地中部隊発進!!」



「何で地中!?」



「知りません!!」



 誰も知らなかった。



 一方。



 地球。



 午後6時。



 旅館周辺。



 異変。



 発生。



 山。



 軽トラ。



 動く。



 海。



 軽トラ。



 動く。



 空。



 軽トラ。



 動く。



 全部。



 動く。



「おい」



 元自衛官。



 顔色が変わる。



「来るぞ」



 しん。



 次の瞬間。



 ゴォォォォォォォォ!!



 空。



 埋まる。



 軽トラ。



 軽トラ。



 軽トラ。



 軽トラ。



 軽トラ。



 軽トラ。



「うわぁぁぁぁぁぁ!!」



 高校生。



 叫ぶ。



 一方。



 神界。



「いたぞォォォ!!」



「俺の主人公だァァァ!!」



「取れェェェェ!!」



 数百万柱。



 神。



 大暴走。



 一方。



 地球。



 午後6時3分。



 旅館。



 包囲。



 完了。



 前。



 軽トラ。



 後ろ。



 軽トラ。



 右。



 軽トラ。



 左。



 軽トラ。



 上。



 軽トラ。



 下。



 軽トラ。



「終わったな」



 元教師。



 呟く。



「終わったな」



 佐藤。



 頷く。



 不思議だった。



 怖くなかった。



 もう。



 ここまで来たから。



 その時。



 神A。



 叫ぶ。



「発進!!」



 神B。



 叫ぶ。



「発進!!」



 神C。



 叫ぶ。



「発進!!」



 全方位。



 軽トラ。



 突撃。



 空。



 山。



 海。



 地中。



 全部から。



 軽トラ。



 突撃。



 そして。



 光。



 発生。



 眩しい。



 真っ白。



 何も見えない。



 何も聞こえない。



 ただ。



 光だけ。



 その瞬間。



 地球人類。



 最後の九人。



 全員転生。



 世界人口。



 0人。



 人類。



 絶滅。



 一方。



 神界。



 静寂。



「……」



「……」



「取れた?」



 神A。



 聞く。



「取れた」



 神B。



 答える。



「どこ行った?」



 しん。



 誰も知らない。



 なぜなら。



 数百万柱の神が。



 同時に転生処理を叩き込んだ結果。



 転生先データが。



 吹き飛んだからである。



「は?」



 神A。



 固まる。



「は?」



 神B。



 固まる。



「は?」



 神界。



 固まる。



 こうして。



 軽トラアポカリプス。



 終結。



 そして。



 この話を聞き終えた御池貴光は。



「意味分からぬなり」



 そう言った。

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