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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ・アポカリプス編

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神々、喧嘩を始めること

 2027年4月1日。



 午前10時。



 世界人口。



 9人。



 一方。



 神界。



 地獄。



「俺のだ!!」



「違う俺のだ!!」



「先に見つけたのは俺だ!!」



「見つけたの観測神だろ!!」



「じゃあ観測神のだ!!」



「嫌です!!」



 観測神。



 即答。



 会議室。



 大混乱。



 最後の九人。



 主人公候補。



 しかも。



 絶滅寸前人類。



 レア度。



 限界突破。



 神々が欲しがるのも当然だった。



 一方。



 地球。



 温泉旅館。



 平和。



「暇だな」



 佐藤。



 言う。



「暇だな」



 元教師。



 言う。



「世界最後の人類の会話じゃねえ」



 高校生。



 呆れる。



 一方。



 神界。



「抽選にしよう」



 神A。



 提案。



「却下」



 神B。



 即答。



「じゃあじゃんけん」



「却下」



「レース」



「却下」



「レビュー数勝負」



「作者かお前」



 まとまらない。



 その時。



 神界の奥。



 巨大モニター。



 最後の九人。



 映っている。



 佐藤。



 元教師。



 元研究員。



 高校生。



 その他五名。



 平和そうだった。



「今なら取れるぞ」



 神C。



 呟く。



「確かに」



 神D。



 頷く。



「軽トラ出すか」



「出すか」



 嫌な方向に話が進む。



 一方。



 地球。



 午後。



 旅館周辺。



 軽トラ。



 増えていた。



 昨日より。



 明らかに。



「流石に多くね?」



 元自衛官。



 言う。



「多いな」



 佐藤。



 頷く。



「何台くらいだ」



「知らん」



「数えろ」



「嫌だ」



 誰も数えたくなかった。



 その時。



 空。



 ゴォォォォォ……



 音。



 聞こえる。



「まただ」



 高校生。



 空を見る。



 点。



 たくさん。



 見える。



「鳥?」



「違う」



「飛行機?」



「違う」



 双眼鏡。



 覗く。



 元研究員。



 固まる。



「おい」



「何だ」



「軽トラだ」



 しん。



「は?」



「軽トラが飛んでる」



「は?」



 本当に。



 軽トラだった。



 空一面。



 軽トラ。



 しかも。



 増えている。



 一方。



 神界。



 軽トラ発進管理局。



「発進数は!?」



「現在三十万台!!」



「足りん!!」



「追加十万!!」



「まだ足りん!!」



 完全に狂っていた。



 そして。



 神A。



 立ち上がる。



「もう待てん」



「何する気だ」



「突っ込ませる」



 しん。



 会議室。



 静まる。



「まだ早い」



 観測神。



 言う。



「いや」



 神A。



 笑う。



「先に取った奴の勝ちだろ?」



 その瞬間。



 神B。



 立ち上がる。



「それなら俺も出す」



「俺も」



「俺も」



「俺も」



 終わった。



 そして。



 空。



 海。



 山。



 地中。



 あらゆる場所で。



 軽トラ達が。



 動き始める。



 人類最後の日。



 本当の始まりだった。

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