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シール職人の道具

伏字ばかりになると変な感じになるので、個人名を使わない内容です。

シール職人の道具は、さまざまありますが、第一はカッターナイフでしょう。

カッターナイフの双璧は、NTとオルファという事になりますが、その中でも私はオルファのM刃というものを使用していました。このカッターナイフは右利き、左利きどちらでも使用可能なものです。

(発売当初は0.25ミリ厚しかありませんでしたが、現在は0.35ミリ厚も販売されています。切れ味の点から、薄い方を使用しています。)

(後にNTからも、М刃のカッターナイフが発売されました。)

薄い刃を使うと刃先が折とれ易いのではないかと心配される方もいらっしゃると思いますが、それは、カッターに必要以上の力をいれているからです。

仕事でも使用するので、会社に入ったばかりの新人には、力で切るのではなくカッターが切ってくれるのを補助するように、カッター刃の位置を感じて切れと教育しています。練習方法は、新聞紙を重ねて、上の1枚だけを切るという事もさせていました。

この練習を重ねると、沢山シールを切ってもカッター刃が折れる事がないので、仕事がはかどります。


切る作業で次に必要な物、それは定規です。

私は金属定規に、アルミのアングル(15ミリ✕30cm)を両面テープで貼り付けた物の裏にビニールテープを貼り付けた物を使用していました。

初期は金属定規だけで作業していましたが、時々カッター刃が定規を乗り越えて手を切る事故があったための安全措置です。裏にビニールテープを貼ったのは、切る作業中に定規が動かないようにするためです。(後に、オルファからセーフティカッターメイトという名前で同じ発想の定規が売られていたのを見た時は、特許申請しておけばよかったと思いました。)

会社でのカット作業には会社指定の安全定規なるものを使用していますが新人さん達が使うと定規をカッターナイフで削ってしまうので、会社でもこの定規を使用していました。(新品の定規を当てて、隙間が見えたら削れています。)


カットする時に使用するカッティングマットは好みもあると思いますが、私は内田洋行の古いタイプの裏にビニールテープを何ヶ所か貼り付けて使用していました。(これも滑り止めのためです。)


私は、印刷の時にトンボを使用していましたので、切った後に見栄えが良くなるようにするためと角を丸くしておくと、剥がれにくいことからキングジムのトリマーを使用して、シールの角を丸くしていました。大(R5)と小(R3)があるので、シールサイズによって使い分けていました。(RT-36W)


丸やハートといった物はシール職人を始めた時には無かったので、カール社のパンチを使用していました。丸で1インチ(25㍉強)ハート型もほぼ同じサイズです。


終活でポラの整理をしていたら、2000年に作ったシールが出てきましたが、変色していませんでした。

これは、表面保護用に貼ったポリエステルフィルムのおかげだと思います。

ポリエステルフィルムは紫外線で劣化しやすいので耐UV剤がたっぷり入っているので、染料インクの退色を防いでくれたのだと思います。

私の使用していたP社の熱転写用透明シールは終売してしまいましたが、KOKUYOから表面保護シールが売っています。(全面印刷用なので、切り分けが苦手な方には、お勧めしません。)

タンバリンや巻き機の保護に使うなら、伸びるタイプのシールを使用するのも、ひとつの手段です。

リボンを始めていなければ、指先の怪我は問題にならなかったと思いますが、指先の怪我はリボンを扱う人間には大問題でした。

何事も安全第一!

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