軸の変遷
軸作製の歴史です。
これまで作製してきた軸についてまとめてみました。
1.6ミリ、肉厚1ミリの窒素配管用のSUSパイプを金ノコで縦に切っただけ、とりあえず巻けたらイイと言う感じ。割りの深さも結構あり、24ミリのリボンも巻けるくらい。とにかく、時間が掛かりました。
この時の接続部分はシェーバーの回転軸をそのまま使用していました。
2.隔測温度計の廃材を利用した段差付きの軸。
こちらも24ミリのリボンが巻けるほどの割りが入っていました。材料の入手が運任せでどうしようもなかった。(会社の定期的なブレーク工事の時でもたまにしか、まっすぐな物が入手出来なかったためです。)
この頃から金ノコでは、軸が変形してしまうので、ミニルーターに切断砥石を取り付けた治具を使用していました。
隔測温度計には、段差あったのでワッシャーは使用していません。
3.隔測温度計の入手が不定期なので、安定して入手出来る物を探していたら、東急ハンズで5ミリのSUSパイプを発見して購入しました。
5ミリのSUSパイプとSUSワッシャーを組み合わせた、シェーバー用のゴムなしの軸の完成です。
まだ、割りの深いタイプ。
パイプとワッシャーはSUS用ハンダとフラックス(塩化亜鉛水溶液)で蝋付けして、はみ出たハンダはジルコニアセラミックブレードで削り仕上げました。
この頃から、マカロニホースプラグを利用した軸受けを使用し始める。(後日、マカロニホースの仕様変更があり、内径が大きくなってしまい使用する事が出来なくなってしまいました。)
4.ライオン事務器の電池式消しゴム用。この時の経験が、後に黒スタバで活かされる。
遊びで、2本だけ先端を竹の編み棒にしたものを作製した。
5.サ◯イさん達の依頼で、段差付きシリコンチューブの滑り止めを装着した型式に定着した。
ゴムを挿し込んただけだと、ゴムがズレるので、ゴム部分に6ミリのSUSパイプを入れて、ゴムの変形防止とした。
この頃より、薄型円盤の頒布を開始した。
6.薄型円盤の普及により、割りの長さを短くしてくれとの要望が多く、割り入れの長さを20ミリに統一した。(以前の円盤は東急ハンズのアクリル円盤に穴をあけた物を使用していたため、円盤が重くて電池の消耗が酷かった。)
7.SUSパイプの購入先を東急ハンズから、ネジのナニワに変更して、更にコストダウンに成功した。(東急ハンズが価格改定して、単価が1800円/本となったので、㈱光社製の物に変更しました。)
8.カッティングソウの導入により、自宅での切断が可能になり、材料ロスが少なくなりコストダウン。(購入するまでは会社の高速切断機を使用していたため、切断厚が3ミリあり歩留りが非常に悪かった。)
9.スタバ用のゴム付き、ゴムなしの軸を販売開始。
黒スタバから白スタバへ変更されてからは需要が爆発した。この時、ゴムの長さを20ミリ→13ミリへ変更しました。スタバの先端が細くなっているので、ゴムとの接触面積を減らせると考えたからです。
10.SUSパイプの購入先を会社の購入代理店に変更して、更にコストダウンした。
(この文を書いている時点の価格は1000円/本くらいです。東急ハンズでは2000円/本でした。)
11.サーキュラソウを導入した事により、縦割りの作業効率が上がる。(本当は金属丸ノコを付けるのだがSUSパイプを切る作業なので、切断砥石に変更していました。)
12.マカロニホースプラグから4×2ミリのウレタンチューブに変更した事により、失敗率が下がりコストダウン。モーター軸の深さ調節には、竹串を接着剤(ボンドウルトラ多用途SU)で固定して調節しました。
千代田通商のタッチチューブTP-4です。
13.スタバ型の変形として、本体先端部分をカットしたタイプを作製しました。指で押さえるためのゴムの長さはシェーバー型と同じ20ミリにしました。(スタバ型の13ミリだと指と円盤がケンカしてしまうためです。)
14.SUSパイプですが、㈱光のSP1000-5(外径5ミリ)とSP1000-6(外径6ミリ)を使用していました。Amazonプライムで購入可能です。
ワッシャーはM5の外径10ミリを使用していましたが、厚みにより、2枚にしたり3枚にしていました。(厚みが0.8ミリと0.5ミリの物があったため、仕上がりが2ミリ弱にするためです。)
シリコンゴムは内径5ミリ×外径9ミリを使用していました。これもAmazonで購入可能です。
結局、会社でやっていたPDCAサイクルを回して作業してきたんだなと実感した。
軸の寸法(巻取り部+ゴム部+ワッシャー2枚+突出し=総長さ)
シェーバー用ゴムあり、20+20+2+8=50
シェーバー用ゴム無し、20+0+2+8=30
シェーバー用の接続部の深さは6ミリ
スタバ用ゴムあり、20+13+2+20=55
スタバ用ゴム無し、20+0+2+20=42
スタバ先端カット型、20+20+2+0=42※
※(モーター軸が露出した型ならどれでも使用可能)
スタバの接続部の深さは9ミリ
今回のワッシャーは厚み0.8ミリを使用しています。
0.5ミリの場合は3枚になります。
接続部分の詳細は前のEP(千代田)を参照してください。




